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アグリジェント観光プランを作る前に知っておきたい3つのポイント

シチリア有数の観光地アグリジェントの、観光の予定を立てる場合は、頭に入れておきたいことが3つあります。

1.「神殿の谷」はとにかく広い!

アグリジェント「神殿の谷」

アグリジェントの新市街の下に広がる「神殿の谷」は、とにかく広大です。

西にあるディオスクロイ神殿から、東のヘラ神殿まで、直線距離で1㎞ほどあります。

ヘレニズム・ローマ期地区まで見学しようと思うと、さらに倍くらい歩くことになります。

2.市街地と「神殿の谷」は少し離れている

アグリジェント「神殿の谷」

パレルモや、シチリアの他の町からアグリジェントへ行く場合、バスや電車は新市街のバスターミナル、鉄道駅に到着します。

この市街地と、アグリジェントの観光の中心である「神殿の谷」は、1~2㎞離れていて、徒歩かバスでアクセスすることになります。

他の町からアグリジェントに到着しても、すぐに観光を始めることができないという事情があります。

3.「神殿の谷」と「州立考古学博物館」も少し離れている

アグリジェントの博物館

アグリジェントで「神殿の谷」と並んで必見の観光スポットは、テラモーネ(人柱)のオリジナルを展示している州立考古学博物館です。

この州立考古学博物館は、新市街と「神殿の谷」の中間にあります。

地図で見ると、「神殿の谷」から近くにあるように見えますが、博物館に一番近い「神殿の谷」の出入り口である、ヘラクレス神殿近くの出入り口は、閉鎖されている可能性もあります。

そうなると、ディオスクロイ神殿近くの出入り口を使うことになりますが、この出入り口からだと、博物館は1㎞ほど離れています。また、「神殿の谷」から博物館へ向かう場合は、上り坂になります。

ずばりアグリジェント観光に必要な所要時間はどのくらい?

アグリジェント「神殿の谷」

以上3つのポイントを踏まえて、アグリジェント観光に必要な時間を考えてみます。

アグリジェントは、他のシチリアの町からはアクセスしにくいという難点があり、一番アクセスしやすいパレルモからも、片道2時間かかります。

この2時間というのは、アグリジェント新市街へ到着するまでにかかる時間なので、新市街から「神殿の谷」への移動まで含めると、2時間半はかかります。

もしパレルモから日帰りするなら、往復で5時間は移動に使ってしまう計算になります。

そうすると、「神殿の谷」にも博物館にも行くなら、かなりかけ足の観光になってしまいます。

また、「神殿の谷」は夜のライトアップも美しく、どうせアグリジェントへ行くなら見ておきたい景色です。

そう考えると、アグリジェントには、最低でも1泊して、丸1日はアグリジェント観光に費やすことをおすすめします。

私はアグリジェントに1泊しました。午前中のうちにアグリジェントに到着し、お昼過ぎからその日1日と、翌日の午前中をアグリジェント観光に使いました。

それでも、ヘレニズム・ローマ期地区にはたどり着けなかったという未練が残っております。

パレルモから日帰りする場合の効率的な歩き方

アグリジェント「神殿の谷」

アグリジェントは、宿泊観光が理想ですが、旅程上、パレルモから日帰りしなければならない方もいらっしゃると思います。

その際は、潔く、アグリジェントの市街地観光は諦めましょう。アグリジェント市街地にも、美しい教会があったりもするのですが、開いていないことも多いですし、セルポッタ装飾の教会などは、パレルモでも見ることができます。

後は、考古学博物館に行くべきか行かざるべきか。それが問題だ。

「神殿の谷」をゆっくり堪能するなら、博物館を諦める手もあると思います。でも、どうしてもテラモーネ(本物)を見たい気持ちもわかります。ここでは、博物館を諦めないバージョンで、話を進めます。

繰り返しになりますが、残念ながら、パレルモから来る長距離バスや鉄道は、「神殿の谷」近くではなく、市街地に到着します。

そのため、まずは市街地から博物館や「神殿の谷」に移動しなければならないんですね。この移動には、市バスが使えますが、路線が複雑だったりするため、わかりやすくはなく、時間がかかる可能性もあります。

私がもし、パレルモからアグリジェントへ日帰りするなら…まず、パレルモから鉄道を使います(遅延してなければだけど)。

鉄道駅は、少しだけですが、バスターミナルよりも「神殿の谷」や博物館に近いので、そこから、博物館まで歩きます(下り坂1.8㎞)。そして、博物館を出る時間をあらかじめ決めておいて、その時間内で、博物館を鑑賞します。

その後、「神殿の谷」へ歩いて移動します。博物館と神殿の谷は、博物館の方が高い位置にあるので、この順序で歩いた方が下り坂(1㎞程度)になります。そして、帰りはバスで市街地に帰ります。

…しかし、コレ、結構歩くプランです。夏場の暑い時期でなく、かつ、歩くことに抵抗がない方にしかおすすめできません。

じゃあ、歩くのがしんどい場合は、博物館を諦めるしかないの?…と言うと、博物館までバスを使うのももちろん有りです。しかし、これに手間取って時間がかかると、結局神殿の谷の観光が急ぎ足になってしまうので、同じくらい疲れてしまうんじゃないかな、という気もします。

というわけで、日帰り旅程で、博物館に行くか行かないかは、季節や、体力、趣味など、いろいろ考慮して決めましょう。

「神殿の谷」の出入り口について

私が足を運んだ2015年は、「神殿の谷」の出入り口は、ディオスクロイ神殿近くの出入り口しか開いていませんでした


ここの出入り口です。

もし、ヘラクレス神殿近くの出入り口や、ヘラ神殿近くの出入り口が開放されていたら、もう少し効率よく回ることができます。

全てを徒歩で回る場合、理想なのは、博物館→ヘラクレス神殿から入る→ヘラ神殿の方まで回って→ディオスクロイ神殿から出るという順番だと思います。ただし、この順路で歩けるのは、全ての出入り口が開いていればの話です。

この出入り口情報は結構重要ですので、なるべく情報を集めましょう。

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