イタリア旅行8回のイタリアマニアが作る、「かゆい所まで手が届く」イタリア旅行ガイド!

魅惑のヴェッキオ宮殿! 五百人広間・塔・秘密のツアー

ヴェッキオ宮殿は奥が深い!

フィレンツェ

シニョリーア広場に、堂々と構えているのがヴェッキオ宮殿。ヴェッキオ宮とも呼ばれます。

どことなく可愛らしいドゥオーモやジョットの鐘楼と比べて、男性的で力強く、私は「フィレンツェのお父さん」と勝手に呼んでます。

フィレンツェ共和国の政庁として使われていた建物で、現在でもフィレンツェ市庁舎として使われています。

このヴェッキオ宮殿、パックツアーなどで入場することはあまりないと思います。また、ウフィツィ美術館やアカデミア美術館などに比べると、後回しにされがちな観光スポットなので、1~2日の滞在ではなかなか入場しないと思いますが、実はいろんな楽しみ方ができる、奥の深い建物なんです!

フィレンツェにゆっくりと滞在できる方は、時間をかけて、たっぷりヴェッキオ宮殿を楽しみ尽くすことをおすすめします。

ヴェッキオ宮殿 通常のチケットで楽しめるスポット

映画「インフェルノ」に登場・五百人広間

フィレンツェ ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿に入場すると、階段を上り、最初に出るのが「五百人広間」です。文字通り、五百人は入れる大きさです。映画「インフェルノ」に登場する広間です。

この五百人広間は、ヴァザーリとその工房による、天井画と壁画で装飾されています。天井の中心には、ヴァザーリに装飾を命じたコジモ1世の肖像が描かれています。

壁画は、フィレンツェが他の都市と戦っている絵なので、流血などもありちょっと残酷なのですが、この壁画が非常に注目を集めています。

壁の下からレオナルド・ダ・ヴィンチの幻の絵が見つかるかも!?

ヴァザーリが壁画を描く前、この五百人広間は、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロが、それぞれ東と西の壁に、絵を描く予定だったそうです。

どちらとも途中までは描いていたそうなのですが、残念ながら、計画の途中で二人ともフィレンツェを離れ、この豪華な競作計画は頓挫しました。

そして、その後、ヴァザーリがコジモ1世に命じられて新しい壁画を完成させます。

「未完成とはいえ、巨匠の作品の上から新しい絵を描くなんてもったいないな…」と思ってしまいますが、ヴァザーリが描いた東側の壁の絵の中には、「CERCA TROVA(探してみなよ、きっと見つかるから)」と書かれた緑の旗を持っている兵士がいます。

これは、ヴァザーリが、巨匠の作品を壊したり消したりせず、保存したまま、上に新しい壁を作って、作品を描いたというメッセージではないか?と言われてきました。

そして調査の結果、実際に、ヴァザーリが描いた東側の壁画は、二重壁になっていることが判明しました!

現在判明しているのは、この「壁が二重構造になっている!」ということまでなのですが、高い確率で、ヴァザーリの絵の下から、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完作品が見つかるのではないか?と、専門家や美術ファンが色めき立っている状況です。

(残念ながら、ミケランジェロの方の作品は、既に破壊されてしまっていて、保存されている可能性はないそうです)

さて、その暗号「CERCA TROVA」を、実際に私は五百人広間で探してみましたが、見つかりませんでした。レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の絵を探す前に、その暗号コードが見つからない!

調べてみると、この文字は、肉眼で見える大きさではないそうです。どうしてもどうしても見つけたい!という方は、双眼鏡などを持って、東側(正面を見て右)の、右の方の絵の上部、山のふもとあたりを探してみて下さい。CERCA TROVA!

『イルカを抱くキューピッド』のオリジナルを見よう!

フィレンツェ ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿の入り口(入場券不要で入れるエリア)は非常に美しく、ヴェロッキオ作の、小さくてかわいらしい『イルカを抱くキューピッド』像があります。

このキューピッド像、玄関口に置いてあるものはレプリカで、本物はヴェッキオ宮殿内部に展示してあります。

ヴェロッキオというとレオナルド・ダ・ヴィンチとボッティチェリの先生で、「出藍の誉れ(弟子の方が優れてる)」の例として出されてしまう、かわいそうな先生ですが、実は先生だって結構スゴイんです!

このキューピッドは先生の代表作で、本当にかわいらしいので、ぜひ、実物と対面してみて下さい。

「百合の間」で百合まみれ

フィレンェ ヴェッキオ宮殿

フィレンツェ ヴェッキオ宮殿

順路の奥の方には、「百合の間」と呼ばれる部屋があります。フィレンツェのシンボルである百合のマークが、壁、天井のあちこちにぎっしりとひしめいていて、個人的に大好きなお部屋です。

油断していると「ここにも百合」「あ、ここにも百合」みたいな、百合尽くしです。

部屋の中に、しれっと置かれている彫刻は、ドナテッロ作の『ユーディットとフォロフェルヌス』です。

先ほど紹介した五百人広間にも、ミケランジェロ作の彫刻がしれっと置かれていて、大変な芸術作品が何でもないように置かれているのも、ヴェッキオ宮殿の面白さです。

ヴェッキオ宮殿の塔は隠れたパノラマスポット!おすすめ

フィレンツェ

ヴェッキオ宮殿は、キャラメルみたいな立方体から、ニョキッと出ている塔が印象的ですが、実は、あの塔には追加料金を払って上ることができます。

フィレンツェの中心街のパノラマスポットと言えば、ドゥオーモのクーポラかジョットの鐘楼が有名で、どちらに上った方が眺めがよいか、よく議論になっています。

しかし、クーポラに上るとクーポラが見えず、ジョットの鐘楼に上るとジョットの鐘楼が見えません。

そこで!ヴェッキオ宮殿の塔ですよ!こちらに上ると、ドゥオーモのクーポラもジョットの鐘楼も、どちらも眼前に拝むことができるんです!最高の眺めをあなたに!(ヴェッキオ宮殿の塔の回し者のような私)

ただし、ひとつだけ難点がありまして、ヴェッキオ宮の塔は、周囲の壁が高くて、しっかりとパノラマを見ることのできるエリアが狭く、そのエリアに行列ができます。そのため、順番に眺めるので、いつまでも美しい景色を眺め続けていることができません。

それでも、塔に上る人数には制限を設けているので、塔まで上ってから、眺めのいい場所の順番待ちが長いということはありません。ここからのドゥオーモの眺めは、ぜひおすすめしたいです!

 以前は、塔(Torre)は単独のチケットでも入場できましたが、2016年現在、中世の歩廊(Camminamento Ronda)とのセット販売€10になっています。ヴェッキオ宮殿の入場券も含めた€14のチケットもあります。詳しくはヴェッキオ宮殿の公式サイトで。

秘密の通路ツアーでフランチェスコの書斎をのぞこう!

フィレンツェ ヴェッキオ宮殿

ヴェッキオ宮殿は、「秘密の通路ツアー」なるガイドツアーに参加すると、フランチェスコ1世の書斎など、通常チケットでは入れないエリアの見学ができます。

フランチェスコ1世の書斎は、ヴァザーリが中心となって装飾し、フランチェスコ1世の両親(コジモ1世とエレオノーラ)の肖像画や、ギリシャ神話モチーフの絵がきらびやかに並んでいます。小さいながらも大変に華やかな空間です。

このフランチェスコ1世の書斎には、妙な秘密通路を通って行きます。書斎の中にも、隠し戸棚・隠し扉などがあり、権力者の猜疑心・孤独感を感じます。

このツアーで周るのは、フランチェスコ1世の書斎以外に、コジモ1世の書斎、500人広間の吊り天井のカラクリが見れるエリアなどです。

フィレンツェを治めたメディチ家の、華やかな権力の裏にある孤独を感じさせる秘密の通路。ガイドツアーは英語かイタリア語のみではありますが、言語がわからなくても楽しめると思いますので、ぜひヴェッキオ宮殿の秘密をのぞいてみて下さい。

 秘密のツアーは、こちらのサイトからオンライン予約できます(Secret Passagesを選択)。それほど混雑するツアーではないので、当日にヴェッキオ宮殿でも予約できるとは思いますが、心配な方は予約しておいた方が確実です。自分でオンラインで予約する以外にも、宿泊するホテルに予約をお願いするという手段もあります。

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