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イタリア個人旅行は、パックツアーと違って、添乗員さんや係員さんがいないため、自分自身が頼りです。

自分の身は自分で守る」のが原則であることを、心がけておきましょう。

私が、イタリア旅行中の際に、ヒヤッとした体験などを踏まえて、イタリア個人旅行で特に注意したいことや、安全対策などをまとめてみました。

イタリア到着日のホテルまでの移動手段を確保しておこう

夜の空港

日本からイタリアへのフライトは、夜9時以降にイタリア着となる便が多いです。

夜間に到着すると、そのまま長時間フライトの疲れで眠りやすく、翌朝、時差ボケすることなく観光を始められるというメリットはあるのですが、個人旅行の場合は、やはりちょっと夜遅すぎるな…と、感じます。

個人旅行では、パックツアーと違い、自力で空港からホテルまでたどり着かなければなりません。

たいていは空港近くではなく、中心街に宿泊することになるので、空港から中心街まで出て、さらに、そこからホテルまで移動する必要があります。

到着日は、まだ旅行初日。当然イタリアに慣れていません。

周囲が暗くて見えづらい夜間に、荷物をたくさん持って、初めての場所で交通公共機関を乗り継ぐのは、予想以上に大変です。長距離フライトで疲れているので、頭もうまく働きません。

夜間に、スーツケースで手がふさがった状態で右往左往するのは、旅行者を狙った軽犯罪のターゲットにもなってしまいます。

イタリア到着が夜間になる場合は、空港からホテルまでスムーズに移動できるように、移動手段をしっかりと調べておきましょう

高額にはなりますが、ホテルまで直接タクシーで行く、ホテルに送迎をお願いするなどの手段も考えてみましょう。

到着日のこの移動に関しては、ややお金をかけてでも、安全な移動をおすすめします。

観光の際は、最終バス・電車の時刻を確認しておこう

バス

イタリア個人旅行では、公共交通機関を使うことが多いですが、私が何度かやらかしてしまったことがあるのが「帰りのバスがない!」というあやまちです。

イタリアの公共交通機関は、よっぽど利用者が多い路線以外は、日本の都市部のように深夜まで運行していません。

徒歩では帰れない場所に、日帰り遠足などに行く場合、帰りは何時のバスや電車が最終になるのか必ず確認しておきましょう

もしそのバスを逃した場合に、タクシーを呼ぶことができるのかも、念のためチェックしておきましょう。小さな町では、タクシーそのものがいない場合もあります。

ちなみに、私が「帰りのバスがない!」という事態に遭遇した時どうしたかというと、警察官にお願いしてタクシーを呼んでもらったのが1回、宿泊しているホテルに電話して迎えに来てもらったのが1回です。

何とかなったものの、現地の方々の好意に甘えてしまったことを猛省しました…。

小さな町では、原則は「暗くなる前に帰る!」

イタリアの夕方

イタリア旅行で自分の身を自分で守るためには、「危うきに近寄らず」が原則です。

旅行なので少々の冒険はあってもいいと思いますが、そのあたりは自分の性別・年齢、語学力などを踏まえて、さじ加減を考えましょう。

「危うきに近寄らず」の具体例のひとつが、「暗くなる前に帰る」です。

夜でも普通に地元の人が出歩いている大都市や、観光客がたくさん夜景を楽しんでいる観光都市などでは、このルールは必要ないですが、小さな地方都市では日が暮れると通りに人影がなくなってしまうことがあります。

イタリアの小さな地方都市は迷宮状の町が多く、日が暮れると道がわかりづらくなります。この時に通りに誰もいないと、道を尋ねることもできません。

イタリアは、旅行者をターゲットにした軽犯罪は多いですが、凶悪犯罪は少ないので、「何が何でも明るいうちに帰れ」というわけではありません。ですが、人の気配がない場所では、万が一の場合に助けを求めることができません。

滞在する都市の雰囲気をよく見て、暗くなったら人足が引いてしまうようであれば、地元の人に合わせてホテルに帰りましょう。

帰国の際は、空港に早めに向かおう

空港

帰国の日は「もう、これで旅行も終わりだー」と、つい気が抜けがちになります。

そこを何とか気を引き締めて、現地の空港には早めに到着しておきましょう。

というのも、イタリアの空港のチェックインカウンターや荷物預けカウンターは、日本の空港に比べて手際が悪いです。

「信じられない程の行列ができて、しかもそれが全く進まない!」という事態に遭うこともあり、フライトの時間が迫って焦ります。

一般的に、国際線の場合は2時間前に空港に到着しておくことが推奨されていますが、イタリアの空港に行く場合は、この2時間前ルールをしっかり守って、余裕を持って空港に到着しましょう。

もし時間が余ったら、ぶらぶらと空港内のお店を回って、残りのユーロを使い切ってしまうとよいです。

最近は機内預け荷物の重量制限が厳しく、帰国の際はお土産が増えすぎて重量オーバーになり、空港で手荷物の方に移し替えるという作業をしている方をよく見かけます。利用する航空会社の重量制限ルールをチェックしておきましょう。

イタリア個人旅行では、防犯対策をしっかりしておこう

カギ

個人旅行で、パックツアーに比べて一番不安に思うのが、イタリアの治安についてだと思います。

イタリアでは旅行者を狙ったスリなどの軽犯罪が多く、言葉がわからないから大人しいと思われている日本人は、今でもこういった犯罪のターゲットにされています。

旅行中にしっかり周囲を注意しておけば、こういった軽犯罪は防げますが、観光中に防犯に気を取られすぎても、旅を楽しめません。

周囲を注意する以前に、大金を持ち歩かない、貴重品はすぐに取り出せない場所に保管するなど、防犯対策をしっかり取っておけば、万が一狙われても、被害に遭わずに済みます。

イタリアの防犯対策をまとめたコーナーはこちら

片言の日本語でなれなれしく寄ってくる人には注意して!

気をつけてのサイン

イタリアの観光都市には、日本人の個人旅行者を見ると寄ってくるヤカラがいます。

「トーキョー、オーサカ」などと日本の地名や、「ホンダ、ナガトーモ(いまだにナカータもある)」と日本人サッカー選手の名前を連呼しながら、寄ってくるイタリア人男性。うん、なぜか男性ですね。

彼らの真の目的が、私にはサッパリわからないことが多いです(ナンパにしては微妙。日本人男性や日本人カップルにも寄っていくので)。

時には、こういうヤカラの目的がはっきりしていて、ミサンガその他の何かを売りつけたい場合や、レストランやホテルに連れて行こうとする客引きの場合もあります。

中には名札を見せながら、「自分はインフォメーションスタッフで、普段は公開していない教会の中を見せてあげる」とか言ったヤツもいて、つい信じてついて行ったことがありますが(@マテーラ)、途中でおかしいと思いお断りしました。こやつの目的が何だったのかは、いまだ不明です。

あと、なぜかパスポートを見せて(本物かどうか不明だし何で持ち歩いてるんだよ)、自分が日本に行ったことがあることをアピールしてくる人もいます。

で、結論としましては、片言の日本語をちらつかせながら日本人にだけ寄っていくヤカラには関わらない方がよいです。

最初にやさしく対応するといつまでも粘られるので、なるべく最初に毅然とキツめにお断りして下さい。

撃退方法は、日本語で話しかけられても日本語で応対しないこと(英語かイタリア語で返す)、日本人かと聞かれたらノーと答えること(ちょっと心苦しいですけどね)。これで、去っていくことが多いです。

まとめ

大天使ミカエル

イタリア個人旅行で気をつけたいことをまとめます。

  • イタリア到着日のホテルまでの手段を確保しておこう
  • 遠足する場合は最終バス・電車の時刻を確認しておこう
  • 小さな町では暗くなる前に帰ることを心がけよう
  • 帰国の際の空港には早めに行こう
  • 防犯対策をしっかりしよう
  • 片言の日本語でなれなれしく話しかけてくる人に注意!

どれだけ気を付けていても、旅行中に思わぬトラブルが起きることはあります。

添乗員さん付きのパックツアーでは、そういったトラブルの際には添乗員さんが頼りになりますが、個人旅行では自分で何とかしなければなりません。

旅行時にトラブルが起きた時、あらかじめ旅行保険に入っておけば、旅行保険が精神安定剤代わりとなります。

「旅行保険は掛け捨てなのでもったいない」と思う方もいるかもしれませんが、イタリア個人旅行では、いろんなことが起こり得ますので、お守り代わりに入っておくことをおすすめします。

意外と保険料を申請することってありますよ。私も過去2回、スーツケースの破損と、ホテルの備品の弁償で、保険料を受け取ったことがあります。

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