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ファッションの街としてのイメージが強いミラノでは、ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアに比べて、美術館を訪問する観光客の数は少ないです。

確かにミラノにある美術作品の中で、世界的な知名度から考えてS級ランクと言える作品は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』だけかもしれません。

ですが、ミラノの美術館には、世界史や美術の教科書で見たことはなくても、「この作品に出会えて良かった!」と思った、素敵な作品がいくつもありました。

また、美術館の建物そのものが美しい、いわゆる「邸宅美術館」と呼ばれる美術館も多いです。

ローマ、フィレンツェなどと比べると、美術館内の混雑もあまりないため、ゆっくりと堪能できるのも、ミラノの美術館を推したいポイントです。

そんなひそかな(?)魅力を持つ、訪問をおすすめしたいミラノの美術館をご紹介します。

ブレラ絵画館

ミラノ ブレア美術館

ミラノで一番有名な、大きな美術館です。

入口はブレラ通りに面しています。地図で見ると、他の通りからでも入れそうに見えるのですが、ブレラ通りからしか入れないので注意して下さい。地下鉄の最寄り駅はMontenapoleone駅です。

ラファエロ作品や、ヴェネツィア派の作品など、気に入った作品が多く、期待以上に楽しかったです。絵画鑑賞が好きな方には、ぜひおすすめしたい美術館です。

内部は広いですが、無料の館内案内図は置いてなかったので、ガイドブック片手に鑑賞した方がわかりやすいです。

以下、おすすめ作品を箇条書きに挙げておきます。

ベッリーニ『ピエタ』
ヴェロネーゼ『最後の晩餐』
カラヴァッジョ『エマオの晩餐』
クリヴェッリ『聖ペテロ』(祭壇画の一部分)
ラファエロ『聖母の婚姻』
ピエロ・デッラ・フランチェスカ『聖母子と聖人の祭壇画』
ルーベンス『最後の晩餐』

ブレラ絵画館
イタリア語:Pinacoteca di Brera(ピナコテカ・ディ・ブレラ)
公式サイト:http://pinacotecabrera.org/
旅行記:2012年

アンブロジアーナ絵画館

ミラノ アンブロジアーナ絵画館

世界でも数少ない、レオナルド・ダ・ヴィンチの完成作品である、『楽隊の肖像』を所蔵していることで有名です。レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿も展示されています。レオナルド作品は、順路の一番最後に展示されています。

また、カラヴァッジョの静物画『果物籠』も心に残った作品でした。他にも、ボッティチェリ、ティエポロの作品や、ラファエロのバチカン美術館にある『アテネの学堂』のデッサンなどが見どころです。

アンブロジアーナ絵画館で特筆すべきことは、建物の内装そのものが美しいことです。順路通りに進まないと、建物の美しい部分をとばしてしまう可能性があるので、気を付けましょう。

建物の美しさもあってか、入場料は€15と、イタリアの美術館の中では高めです。その分、館内スタッフもやる気に満ちあふれているので、何でも質問しましょう。

トイレは、1階の切符売り場から、エレベーターで地下に降りた場所にありました。入館後にもトイレがあったのかもしれませんが、パッとは見当たりませんでした。切符購入後に、トイレに行っておいた方が安心です。

また、珍しく、ブックショップ(お土産屋さん)が出口になく、気に入った絵のポストカードを購入するために外から入り口まで戻らなければなりませんでした。

アンブロジアーナ絵画館
イタリア語:Pinacoteca Ambrosiana(ピナコテカ・アンブロジアーナ)
公式サイト:https://www.ambrosiana.it/
旅行記:2012年

ポルディ・ペッツォーリ美術館

ミラノ 美術館

ドゥオーモ近くにある邸宅美術館です。アンブロジアーナ絵画館と同じように、建物そのものに価値があるため、入館料€10と、やや高めです。

ボッティチェリの『書物の聖母(聖母子)』、ラファエロの初期作品『行列用の十字架』をはじめ、想像以上に素敵な作品に出会える美術館です。

内装も非常に美しく、おすすめです。鑑賞にはそれほどは時間がかからないので、ぜひ足を運んでみて下さい。

ミラノの絵画館
ボッティチェリ『書物の聖母』

ミラノの絵画館
入り口すぐの階段

ポルディ・ペッツォーリ美術館
イタリア語:Museo Poldi Pezzoli(ムゼオ・ポルディ・ペッツォーリ)
公式サイト:http://www.museopoldipezzoli.it/
旅行記:2012年

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