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シチリア最大の都市パレルモ。見所が多く、シチリアの他の町へ行く拠点にもなるので、ぜひ宿泊観光して楽しみたい町です。

私はパレルモには計7泊もしちゃいました。しかも、途中でホテルを移動したので、旧市街にも新市街にも宿泊しています。

このページでは、パレルモのホテルを探す際に、おすすめのエリア・立地と、私が宿泊したホテルをご紹介します。

パレルモ観光に便利な旧市街の宿泊は安全第一で考えよう

パレルモ旧市街

パレルモは、大きな都市ではありますが、見所は旧市街に集中しています。新市街方面にある見所を含めても、じゅうぶん歩いて回れる大きさです。

旧市街の南端にある鉄道駅から、新市街のポリテアーマ広場付近まで、徒歩で30分くらいです。

見所が旧市街に多いので、観光をメインに考えると、旧市街に宿泊するのが便利なのですが、気になるのは治安です。近代的な町並みである新市街に比べて、旧市街は町の雰囲気からして不安な感じが漂います。

実際のところ、旧市街がそんなに治安が悪いのかと言うと、実際見てきた感想としては、確かに旧市街は、暗くて荒れ果てた路地が多く、黒ずんだ町の雰囲気もどことなく不穏です。しかし、だからと言って、旧市街の暗い路地で、何か恐い思いをしたということはなかったです。

ただし、鉄道パレルモ中央駅周辺では、観光客をターゲットにした犯罪者集団に遭遇する可能性が高くなると思います。実際に私もも、スリ集団(未遂)と、意味不明なストーカーに遭いました。どちらも鉄道駅の周辺です。

鉄道駅から北上すればするほど、旧市街でも、町の雰囲気に安心感が漂うようにあります。目安になるラインが、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通り。この大通りより南は、狭くて暗い路地が多いですが、北側は、新市街に雰囲気が近くなります。

旧市街に宿泊するなら「ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りより北」で、「なるべく大きな通りに面したホテル」に宿泊することをおすすめします。

パレルモの新市街に宿泊するメリットは安全面

パレルモ新市街

パレルモ滞在は、どうしても治安を不安に感じるという方や、女性の一人旅の場合は、新市街の宿泊をおすすめします。

パレルモの新市街は、だいたいマッシモ劇場周辺くらいから北のエリアを指します。

新市街は、大きな道路が直角に交差していて、オシャレで新しいお店が多く、地元の人たちが集まり、夜でも明るくて人通りが多いです。

パレルモの新市街は、ミラノなどともあまり変わらないくらい都会的な雰囲気で、安心して滞在できます(とはいっても、油断しすぎるのは禁物ですが)。

観光の利便を考えると、新市街の南側、マッシモ劇場あたりの宿泊が、旧市街と近く、観光名所を巡りやすいです。

もう一つの宿泊する候補としては、空港バスが発着するポリテアーマ劇場周辺。このエリアだと、空港バスへのバス停が近いので、パレルモ空港を利用する場合は、おすすめのエリアです。

私がパレルモで宿泊したホテルをご紹介

旧市街のホテル
アッティコ イル カンパニーレ(Attico Il Campanile)

ホテル

旧市街では、Booking.comを通じて、アッティコ イル カンパニーレ(Attico Il Campanile) というアパートタイプのホテルに宿泊しました。全部で6泊です。

このアパートホテルは、本当は秘密にしておきたいくらい気に入ったのですが、Booking.comでもだいぶ評価が高くなって、秘密にしてもあまり意味がないのでご紹介します(笑)。

まずは、このアパートホテル、立地が素晴らしいです。ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りから、ちょっと北の小道に入った場所にありますが、パレルモのほぼど真ん中、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りと、ローマ通りが交差する周辺に位置します。

ここは本当にパレルモのど真ん中で、北の新市街、南の鉄道駅、東の王宮、西のシチリア州立美術館、全て歩いて15分程度で、徒歩圏内でした。

治安に関する不安は、ちょっと北の小道に入ってはいますが、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの北側なので不安を感じるような路地ではなく、しかもほんの少し入っただけなので、大通りはすぐそこで、夜でもほとんど心配ありませんでした。

立地だけではなく、アパートは広々していて使いやすく、3月の宿泊でしたが、1泊€60~70で、立地とアパートの広さを考えると実にコスパが良かったです!

パレルモのホテル

内部のインテリアは、高級感はありませんが、値段と立地を考えるとじゅうぶんでした。ベッドも眠り心地がよかったです。

内部が広々としているだけでなく、ちょっとしたテラスもありました。宿泊するアパートは最上階(日本だと5階に当たる)で、このテラスは近くの建物から見えないような場所にあるため、洗濯物を干すのに利用しました。

そうそう、洗濯機もあって便利だったんですよ~。洗濯物を干すラックがあったので、のびのびと洗濯してのびのびと干しました(意外とイタリアのホテルでは、洗濯物を干す場所を探すのに苦労する)。

アパートホテルなのでもちろんキッチンもついていました。キッチン用具もしっかり揃っていて、冷蔵庫も大きく、長期滞在には本当に向いているホテルでした。

パレルモのホテル

キッチン

パレルモのホテル

洗面所

お風呂の水回りや空調など、何ひとつ不備はなく、快適に過ごせました。

また、非常に面白かったのが、入り口がエレベーターになっていたことです。建物のフロア全体を使った部屋なので、エレベーターが部屋に直結しているのです!

それって治安的にどうなの?と思われるかもしれませんが、エレベーターが鍵式で、鍵を持っている人しか4階に上がって来れないので(日本式には5階ですが、イタリアでは地上階をカウントしないので、4階扱いになります)、むしろ安全でした。

オーナーは若い夫婦で、旦那さんは英語堪能です。夫婦揃って真面目な雰囲気で、かつ親切で、部屋の備品の使い方を丁寧に説明してくれました。

オーナー夫妻はパレルモの新市街にお住まいだそうで、近くには住んでいません。ですが、何の問題もないホテルだったので、オーナーが近くにいなくても、不安を感じませんでした。

朝ごはんはついていませんが、お菓子やティーパックなどをたくさん用意してくれていて、助かりました。

マイナス点は探そうとしても探せないくらいですが、フロント24時間体制のホテルではないので、ある程度旅慣れした人向け、ということくらいでしょう。

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新市街のホテル
Libertà B&B

本当は、上記のアパートホテルに7泊する予定だったのですが、6泊までしか予約が取れなかったため、1泊分は、他のホテルに宿泊することになりました。

その最後の1泊は、シチリアを周遊する旅行の最終日で、宿泊した翌日はパレルモ空港へ移動する予定だったため、パレルモ空港へのアクセスのしやすさを第一に、ホテル選びをしました。

選んだのは、パレルモ空港へのバス停がある新市街のポリテアーマ広場にある、「Libertà B&B」です。こちらもBooking.comで予約しました。

このB&Bは、空港バスのバス停がある通り沿いにあり、バス停まで歩いて1分くらいでした。スーツケースを持っての移動も楽々で、これほどバス停に近いB&Bに宿泊したのは大正解でした。

オレンジ色の、専用バス・トイレ付きの部屋に宿泊しました。

内装はロマンチックでかわいらしく、タオルアートもあり、女性好みの雰囲気です。

かわいらしさ重視なので、家具やシャワーが見た目がかわいい分、使いやすくはなかったですが、1~2泊なら問題ないかなという感じでした。

朝ごはんは、お願いした時間に、部屋まで持ってきてくれます。イタリア式の、パンとコーヒー、甘いお菓子とフルーツという軽い朝食ですが、美味しかったです。

パレルモのホテル

タオルアート

イタリアの朝食

朝食

オーナーは若い女性で、元気で親切です。フロント24時間体制ではないので、到着時間を電話やメールで伝える必要があります。

新市街で、しかも大きなポリテアーマ広場に面しているため、治安の良さは抜群です。私も、このB&Bに宿泊した日は、悠々と遅い時間に帰りました。

パレルモ空港を利用する旅程の方には、特におすすめしたいB&Bです。

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