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ポンペイ遺跡は、本当に広いです。

ポンペイに宿泊して、好きなだけ遺跡を楽しめるならよいですが、日帰りでポンペイを訪れる場合は、計画的に歩かないと、時間オーバーや、体力オーバーで、ポンペイ遺跡の見どころスポットを見逃してしまう可能性があります。

私は、ポンペイ遺跡に、5時間ほど滞在しましたが、全くもって消化不良でありました。

このページでは、私が実際に行った場所の中から選んだポンペイ遺跡のおすすめスポットと、それにプラスアルファの見どころをご紹介します。

ポンペイ遺跡で見るべき壁画・モザイク

ヴィーナスの家

ポンペイ ヴィーナスの家

ポンペイ遺跡で、絶対に見逃せない壁画と言えば、この、愛の女神ヴィーナスの壁画!

ヴィーナスと、その子どものクピド(エロス)が描かれた、美しい絵です。こんな素晴らしい絵が、2千年近く前に描かれて、しかも灰の下に保存されていたなんて、感激もひとしおです。

フィレンツェにも行く方は、この絵が描かれた1500年くらい後に、ボッティチェリが描いた「ヴィーナスの誕生」と、比べてみると面白いですよ!

このヴィーナスの壁画があるエリアは、「ヴィーナスの家(Casa della Venere)」と呼ばれ、私が行ったときは、団体客がいないときは閉められていました。団体客が来たときに、一緒に見ることができてラッキーでした。

ちょっと努力してでも見る価値の絵だと思うので、閉まっている場合は、係員さんに、何とか見れる方法はないか、聞いてみてもよいと思います!

秘儀荘

ポンペイ

ポンペイ遺跡の壁画といえば、最も有名なのが「秘儀荘」の壁画でしょう。

赤い背景に描かれた、ミステリアスで美しい壁画で、背景の赤色は、「ポンペイの赤」とも呼ばれます。

この秘儀荘内は、やや暗いので、天気が悪い時は、色があまり鮮やかに見えません。なるべく日が照っている時間帯に入場することをおすすめします。

「秘儀荘」は、ポンペイ遺跡の離れのような場所にあり、やや遠いのが難点ですが、他のエリアの見学を後回しにしてでも、足を運ぶことをおすすめします。

ポンペイ遺跡の他の遺跡は、ローマなどでも似ているものを見れるかもしれませんが、「秘儀荘」の壁画は、ここでしか鑑賞できない唯一無二のものです!

ヴェッティの家

残念ながら、私が行ったときに閉まっていたエリア。ここは、かわいらしいクピド(羽根をもつ子どもで描かれる)の絵などがあることで有名です。

開いているなら、絶対に入りたい場所。このヴェッティの家に入るためだけに、もう一度ポンペイ遺跡に行きたいなあ、とまで考えています。

落書きの残る商店街

ポンペイの落書き

ポンペイには、多くの落書きが残されていることで知られています。

その落書きを見ることができるのが、このアッボンダンツァ通りの商店街です。

ラテン語で、政治家の悪口や、日本語訳するのをためらうような内容の落書きが書かれているそうです。

この落書きを見たとき、「ラテン語勉強しよう!」と思ったのに、思っただけで、まだ何も手をつけてない私…。

この落書きがある周辺は、居酒屋跡や、洗濯屋跡(クリーニング店?)があり、ポンペイが現代と似たような都市であったことを思わせる界隈で、歩くのが楽しいです。

ポンペイの蛇

ポンペイ遺跡に描かれた壁画には、よく蛇が登場します。

キリスト教世界では悪者の蛇ですが、ギリシャ・ローマ神話では、多産・豊穣の象徴として、崇拝される存在だったそうです。

この蛇くんは、ちょっとうろ覚えなのですが、落書きが残っている商店街の近くで出会った…ハズ。

悲劇詩人の家

ポンペイ悲劇詩人の家

こちらは「悲劇詩人の家」と呼ばれる、家の跡の玄関にあるモザイク。

ラテン語で「猛犬注意」と書かれていることで有名です。現在の玄関マットみたいで、古代人も現代人も感覚が似ているのが面白いです。

Casa di Paquius Proculus

ポンペイの床モザイク

アッボンダンツァ通りにある、「パキウス・プロキュルス(?)の家」の床モザイクも見事です。

「悲劇詩人の家」と似た感じで、玄関に犬のモザイクがあります。古代ローマでは、猛犬を飼っている家のマナーとして、玄関に犬モザイクを作る習慣があったのかなーと興味深いです。

遺跡系

円形闘技場

ポンペイの円形闘技場

FS線でポンペイに行き、一番近い入り口から入ると、すぐ目に入るのが円形闘技場です。

ローマのコロッセオを見た後だと、保存状態の良さに驚きます。

内部にも入ることができ、私たちについてきた大型犬も一緒に入ってきました(笑)。

スタビアーネ浴場

ポンペイ スタビアーネ浴場

ポンペイ遺跡には「スタビアーネ浴場」と、「フォロの浴場」という、二つの大衆浴場跡がありますが、そのうち「スタビアーネ浴場」に入りました(と書くと、銭湯に実際に入ったみたいですね(笑))。

浴場や、着替える場所など、現代の日本の銭湯とも似ていて、面白いです。

外観には円柱がズラーッと並び、インテリアも装飾があり、なかなか美しい浴場です。

フォロ

ポンペイ

「フォロ」とは、ポンペイの公共広場です。ローマで言えば、フォロ・ロマーノに当たる場所でしょうか。

ここは、ポンペイ遺跡の中でも必見のスポットです。

何と言っても、ポンペイの時間を止めたヴェスーヴィオ火山が、遺跡の向こう側に見える場所で、ポンペイの運命に思いを馳せたくなる景色が広がります。

ポンペイ遺跡で記念撮影するなら、ここフォロで、ヴェスーヴィオ火山をバックにして撮影するのが定番です。

ポンペイ遺跡で「ここだけは見逃せない場所」はどこ?

広い広いポンペイ遺跡。ポンペイ遺跡に来たからには、見逃せない場所ベスト3を、私が見たところから選ぶと、

1位 秘儀荘

2位 フォロ周辺

3位 ヴィーナスの家

です。

私の訪問できなかった場所の中では、閉まっていた「牧神の家」「ヴェッティの家」は、おそらく必見ポイントじゃないかと思います。

また、時間がなくて行けなかった「大劇場」の上からのパノラマは素晴らしいそうなので、次回に行きたい場所です。

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