※当サイトはアフィリエイトブログラムを利用して商品を紹介しています

 サン・マリノとはどんな町…いや、国?

サン・マリノ遠景

サン・マリノ(San Marino)は、イタリア中部マルケ州内の、山の上の崖っぷちにありますが、「サン・マリノ共和国」という、れっきとした「国」です。

イタリアという国の中に、さらに「サン・マリノ共和国」という国があるのです。崖っぷちに立つ3つの要塞がシンボルで、「世界最古の共和国」と言われています。

小さな国ですが、国の収益の多くは観光収入で、実際に足を運んでみると、サン・マリノの日本での知名度から考えると、驚くほど観光客が多かったです。

消費税がないことから、休日には、周辺のイタリア人が買い物目的でサン・マリノに来るため、ブランドショップも多くあります。

日本のテレビでも紹介されたことがありますが、第二次世界大戦では、中立を保ち、逃げ込んできた難民を温かく迎えたというエピソードも有名です。

やや観光色の強い観光地ではありますが、そういった、世界最古の共和国の「自由の精神」の空気を吸うために、訪問する人々もいるのかもしれません。

サン・マリノはどうして「国」として独立しているの?

サン・マリノ共和国は面積わずか61k㎡で、人口は3万人ほどです。東京の大田区と同じくらいの面積しかない小さな国が、なぜ独立国として存在しているのでしょうか。

中世に、都市国家として独立していた国は、イタリアにたくさんあります。北・中部イタリアの、それなりの知名度がある町のほとんどは、もともとは都市国家です。ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ピサ、シエナ…すべて、昔は独立した「国」でした。

その中でなぜ特別にサン・マリノだけが、19世紀末のイタリア半島統一の際に、イタリアに加わらず、今日まで独立を続けているのか。

これは、サン・マリノが、高度な武器が発達する前は、最大の武器となる、天然の要塞である崖っぷちに位置していたことや、独特の政治システム、また、好んで他国と争わなかった歴史…など、いろいろな理由があるようです。

個人的には、サン・マリノが独立国であることが観光客に対するアピールになり、サン・マリノに観光客が多く集まれば、その観光客はサン・マリノを取り囲んでいるイタリアを通過せざるを得ないため、サン・マリノとイタリア、双方に利益があるからではないかとにらんでいます。

サン・マリノはカトリック国で、イタリア語が普通に話されています。周囲を取り囲んでいるイタリアと、民族的な違いから一線を画しているわけではないため、イタリアとの関係は良好です。

 サン・マリノの場所・位置は?

サン・マリノ共和国は、イタリアの中東部、マルケ州とエミリア・ロマーニャ州の州境近くにあります。四方を完全に、イタリアの国土に囲まれています。

公共交通機関を使ってアクセスする場合は、海沿いの町リミニが拠点になり、ここから内陸に向かう、サン・マリノ行きのバスが出ています。

 サン・マリノ観光に必要な所要時間は?

サン・マリノの城壁

サン・ マリノ共和国の観光の見どころは、首都であるサン・マリノ市に集中しています。

サン・マリノのシンボルである3つの城塞を歩いて回り、ランチやお茶休憩を入れても、所要時間は半日くらいあればじゅうぶんです。

 サン・マリノ観光におすすめのガイドブック


A09 地球の歩き方 イタリア 2017~2018
サン・マリノの旅行情報が掲載されているのは、「地球の歩き方」の、イタリア全体版です。中部イタリア版には載っていません。

サン・マリノのインフォメーションでは、詳しい日本語のガイドパンフレットももらえるので、この地球の歩き方と、パンフレットがあれば、じゅうぶん観光できると思います。地球の歩き方は、購入前に最新版かどうか確認しましょう。

 サン・マリノへはツアーで行ける?

サン・マリノは、イタリアツアーの王道ルート上にないため、ツアーでの行き先としてメジャーではありませんが、ゆったり日程のツアーや、小都市を回るツアーでは見かけることがあります。

観光バスを使うと、公共交通機関を使うよりも、自由なルートでサン・マリノに行けるため、個人で行くより行きやすいです。

JTB
H.I.S.
日本旅行
JALパック
近畿日本ツーリスト 海外ツアー

イタリアでも当サイトを見てね!

海外専用グローバルWiFi