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イタリアの電車

このページでは、イタリアでの電車の乗り方を解説します。

切符は既にゲットしている前提で話を始めますので、切符購入や、特急列車の予約について知りたい方は、下記のページから先にご参照下さいませ。


切符を買ったらまずはホームの確認!

切符を購入したら、電光掲示板で、電車の発車時刻と、ホームを確認しましょう。

イタリアの鉄道の電光掲示板はこう見る!

電光掲示板

①「PARTENZE」…出発電車の電光掲示板ということを示しています。ここが「ARRIVI」となっているものは、到着電車の情報ですので、間違えないようにしましょう。時々、「ARRIVI」の方をぽかーんと見上げている私みたいなヤツもいますからね(いまだに…)。

②「TRENO」…電車の番号。「RGV」は急行電車「Regionale Veloce」、「REG」は各駅停車「Regionale」です。ちなみに、Frecciaは「FR、FA、FB」「AV(高速電車の意味かな?)」「ES(エウロスター時代の名残り)」など、Intercityは「IC」表示が多いです。

③「DESTINATIONE」…目的地。電車の終着駅が表示されます。自分の降りたい駅が終着駅でなければ、電光掲示板には表示されないので、どの電車に乗ればいいかわからないこともあります。そのような時は、駅員さんにどの電車に乗ればよいか聞きましょう。

④「ORARIO」…発車時刻

⑤「RIT」…「RITALDO」の略で、遅延状況を示しています。ここでは一番上のボローニャ行きの電車が、10分遅れています。

⑥「BIN」…「BINARIO」の略で、この欄が電車のホーム番号を示しているので、要チェックです。

電光掲示板は駅のどこにある?

イタリアの駅

電光掲示板がある場所は、駅によって様々です。

切符売り場の近く、椅子のある待合室の中、ホームの入り口近く、駅のホーム、など、目に付きやすい場所に掲示されています。

今まで一番わかりにくかったのは、切符売り場にテレビサイズの電光掲示板が、ちょこんと置いてあったケースですね。

小さな駅では電光掲示板が見つからないことがあります。小さな駅は、ホームの数自体が少ないので、あまり心配はありませんが、その場合は、駅に掲示してある紙の掲示板で確認しましょう。


紙の掲示板はこんな感じ。おそらく、青い丸の中の数字がホームを示しています(未確認情報なので現地で確認を)。

ホームは階段を降りて行くことが多いです

イタリアの駅

複数のホームがある駅では、1番ホーム以外は、階段を降りて、ホームに向かう構造になっている駅が多いです。

地元の人や、大きな声では言えませんが鉄道スタッフの中には、線路を横切って、ホームに向かう人もいますが、一応、「線路を横切るのはダメ!」と大きく書かれています。

余談ですが、線路を横切るのは圧倒的に男性が多いです。女性は結構、まじめに階段を使っています。イタリア男的には、線路を横切るのがカッコイイんでしょうかねえ?

イタリアの鉄道では「ぽちっと刻印」を忘れずに!

イタリアの刻印機

乗る電車が決まり、ホームの確認ができたら、早めに刻印しましょう。ぽちっとな。

この習慣は日本には無いので、うっかり忘れてしまいがちです。いまだに私も忘れそうになります(私の脳みそがかわいそうなだけかもしれないが…)。「ホームを確認したら→ぽちっとな」と頭に入れておきましょう。

各停の切符が当日販売になってから、車内での検札は少しだけ減ったかな?と感じていますが、それでも、高い確率で検札は回ってきます。

刻印していないと、罰金が取られてしまいます。旅行者であっても容赦はしてもらえないようなので、気をつけましょう。

刻印のコツは、左側に切符を寄せる

この刻印機ですが、時々、刻印しづらいことがあります。

刻印機自体にも注意として書いてありますが、左側に寄せると、上手に刻印できるようです。そんな注意書きを書くくらいなら、普通に真ん中で刻印できるようにすればいいのにね、というのは旅人の心の声です。

刻印機が壊れていたらどうする!?

さて、この刻印機ですが、壊れていることがあります。

大きな駅であれば、ほかの刻印機を探せばよいのですが、小さな駅で、ひとつしかない刻印機がぶっ壊れていることも…。

こういう場合は、他にも刻印できない地元客がいる場合は、電車の中で近くに座りましょう。検札が来たら、駅の刻印機が壊れていたことを、この地元客が説明してくれるので、「私も同じ穴のムジナなのです!」と身振り手振りで訴えましょう。

誰も頼れる人がいない場合は、自分でありとあらゆる手段で訴えましょう。間違っても「えーい、面倒っ!」と折れて、罰金を払ってはいけません。イタリアでは、粘り強く交渉すれば、筋は通ります。

新旧刻印機のご紹介

イタリアの刻印機

イタリアの刻印機

以前は刻印機は黄色でしたが、最近のイタリア鉄道界の鼻息荒いリニューアルの波で、ほとんどの刻印機は緑色にリニューアルされました。

それでも、まれに黄色い子がいます。黄色い子を見かけたら、貴重な目撃体験です。

イタリアの電車利用の際は、降り損ねに注意!

イタリアの駅

イタリアの電車は、日本のように、次の停車駅のアナウンスが無いことがあります。FrecciaやIntercityなどの特急電車では、アナウンスがあるのが普通ですが、各駅停車では無いことの方が多いです。

そのため、私も一度、電車を降り損ねた経験があります。

停車している駅名の表示が、窓から見えないこともあるので、不安な場合は、必ず周りの地元人っぽい乗客に確認しましょう。大抵は親切に教えてもらえます。

鉄道の公式サイトなどで、自分が降りる一つ前の駅名を確認しておくという方法も、有効です。

また、駅に着いても、ドアが自動では開かないことがあります。近くの緑のボタンを押すか、ドアのノブを引けばドアが開くと思いますが、わからない時は、すぐに近くの乗客にヘルプを求めましょう。

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