【目次】
チステルニーノとはどんな町?
チステルニーノ(Cisternino)は、とんがり屋根で有名なアルベロベッロがあることで有名な、プーリア州のイトリアの谷の中の小さな町です。
町は高台にあり、一面砂糖がけしたお菓子のように真っ白で、狭い道が入り組んでいて、まさしく「白い迷宮」です。
イトリアの谷は、迷宮状の町が多いですが、「迷宮度」は、このチステルニーノがナンバーワンです。
本当に小さな町で、日本での知名度は低いですが、イタリアの美しい村「i borghi piu belli d’italia」にも登録されています→(チステルニーノの紹介ページ)。
伝説では、ギリシャ神話の英雄ディオメデースの仲間であったSturnoi(ストゥルノイ?)が建設した町で、Sturnoiは「チステルニーノ」という町名の語源だそうです。
ほとんど観光化されていない、素朴で真っ白な世界は、イタリアの隠れた名所として、ぜひ訪問をおすすめしたいです
チステルニーノの場所・位置は?
チステルニーノはアルベロベッロの近くの町です。「イトリアの谷」の中の町で、チステルニーノ周辺の農地でも、とんがり屋根のトゥルッリがぽつぽつと見られます。
チステルニーノ観光に必要な所要時間は?
チステルニーノはとても小さな町で、徒歩で白い迷路状の町並みを楽しむ観光になります。
旧市街は直径が数百メートルくらいなので、1~2時間もあればじゅうぶん楽しめます。
狭くてくねった道が入り組んでいますが、本当に小さな町なので、迷子になる心配はありません。
冬場のチステルニーノでは食事ができない!?
私はチステルニーノの旧市街でランチを取ろうと思っていたのですが、冬場の旅行オフシーズンのためか、ほとんどのお店が閉まっていました。
レストランそのものがないわけではないのですが、冬場にチステルニーノに行く場合は、旧市街の外にも、複数のレストランを調べておいた方が、食いっぱぐれずにすむと思います。
私は、チステルニーノの門を出たところにあるバールで、パニーニ(イタリア風サンドイッチ)を作ってもらって食べました。ここしか開いていなかったというのもありますが、オーダーしてから作ってくれるパニーニで、なかなか美味しかったです。
ここのバールです。
チステルニーノ旅行におすすめの本
イタリア (ロンリープラネットの自由旅行ガイド)
世界で一番人気がある旅行ガイドブックと言われる、ロンリープラネットの日本語版に、チステルニーノ情報が少しだけではありますが載っています。字が多くて写真が少なく、硬派なガイド本。
南イタリアへ! (講談社現代新書)
私がチステルニーノに行くことになったのは、この本がきっかけです。アルベロベッロやマテーラの章目当てに読んだ本なのですが、この本でアルベロベッロ近くに小さな白い迷宮状の町があると知り、絶対行くぞ!と思い立ちました。
チステルニーノはツアーで行ける?
チステルニーノは日本での知名度は高くありません。
ですが、最近、アルベロベッロ周辺の「イトリアの谷」の注目度が高くなってきていて、アルベロベッロを含んだ旅程で、イトリアの谷まで周遊するというツアーを見るようになりました。
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とはいえ、チステルニーノは、ロコロトンドやマルティーナ・フランカに比べると、まだまだ立ち寄るツアーは少ないです。旅程の希望を伝えて、それに合わせたツアーの提案を、無料でもらえるサイトを利用するのもおすすめです。