【目次】

私のイタリア旅行は、いつも慎ましやかな、節約旅行です。無いソデは振れませんからね、ええ。
そんな私ですが、海外旅行保険には、いつもしっかり入っています。
節約旅行なのに矛盾しているように見えますが、むしろ、節約派こそ、海外旅行保険には入らなければならないのですっ!
海外では、医療保険が効かないため、万が一のケガや病気で病院にかかると、数百万円単位の医療費がかかることがあります。
イタリア旅行でケガや病気をする確率は、決して高くはないかもしれませんが、ゼロではありません。
万が一に備えて、数千円の旅行保険に入っておくのは、むしろ節約になると思っています。
節約旅行派の味方「off!」が大幅値上げ!

私のような節約旅行派に、長年の間愛好されていた海外旅行保険が、損保ジャパンの「off!」でした。
地球の歩き方の裏表紙には、たいてい「off!」の広告が掲載されていて、知名度も抜群でした。
2017年度の旅行でも、旅行2~3週間前に、この「off!」にいつものプランで入ればいいかな、と思ってサイトを見てみると…。

…最初は目を疑いましたよ!保険料が倍近くに跳ね上がっている!
今まで、「イタリア行き・3週間前後の旅程・ファミリープラン」の旅行保険は、手荷物遅延のオプションなども付けて、二人で8000円程度で入れていたのですが、倍近くになっていました。
仕方ない、他の旅行保険を探そう…と思いましたが、もともと「off!」は、他の旅行保険会社よりもかなり格安設定だったため、2~3週間のイタリア行きで、もともとの予算(一人5000円以内)で入れそうな旅行保険は見つかりません。
ていうか、そもそも海外旅行保険そのものが値上げの流れになっていて、他社もじりじりと値上げしてますよ!
さあ、どうする私!?
海外旅行保険付帯の無料クレジットカード「エポスカード」を作ることに

こうなったら、もう、奥の手しかありません。
いえ、奥の手なんかじゃありませんね。海外旅行では常識の、手厚い海外旅行保険が付帯している無料クレジットカードを作るしかありません。
今までも、この手は知っていたのですが、何だかクレジットカード作るのが面倒くさくて、作っていなかったんですよね。面倒くさがりはいけませんね。
海外旅行保険の内容が充実していて、しかも無料で作れるクレジットカードは、昔はたくさんあったんですが、時代の流れなのか、かなり数が少なくなってきました。
その中で選ぶなら、マルイと提携している「エポスカードが鉄板」というのが、海外旅行好きにはよく知られていることです。
エポスカードは、入会費・年会費無料…つまり、完全無料で作れるクレジットカードの中では、海外旅行保険が手厚いことで有名です。
エポスカード付帯の海外旅行傷害保険は、2023年10月1日から自動付帯ではなく利用付帯になりましたが、代わりに補償内容が厚くなりました。

エポスカードにはバーチャルカードを発行する機能があり、海外のサイトでオンライン決済するのに安心して使えるというメリットもあります。
エポスカード申し込みから発行までの流れ
旅行まであと2~3週間と迫っていたため、急いでエポスカードをオンラインで申し込みました。
出発が迫っていたので少し焦りましたが、エポスカードをオンラインで申し込んでから手元に届くまでは、7日間…ちょうど1週間でした。
以下、申し込んでから手元に届くまでの流れです。
- オンラインで申し込み
- エポスカードの入会ページに行き、必要事項を記入して送信します。私は10分くらいで記入が終わりました。突っ込んだ質問としては、勤め先のTEL番号、従業員数、勤務年数などでしょうか。あらかじめ確認しておくと、記入がスムーズです。あと、この時点で、4桁の暗証番号を設定するので、こちらも決めておくと早く終わります。
- 申し込み完了のメールが届く
- このメールは、申し込み送信後にすぐに届きます。申し込みを受け付けたというだけの確認メールで、カード発行のための審査結果などは含まれません。
- カード発行のメールが届く
- カード発行のための審査を無事に通過すると、「カードを発行します」という旨のメールが届きます。私の場合は、申し込みをしたその日のうちに、このメールが届きました。
- 口座振替手続きを行う
- カード発行のメールの中に、口座振替手続きの案内があります。案内にあるリンクから、オンラインで手続きできます。手続き期限は7日以内でしたが、私は旅行が迫っていたので、メールを受け取ってすぐに手続きしました。この手続きは5分くらいで終わります。
- 使用限度額などを決めたハガキが届く
- 口座振り替え手続きが完了した3~4日後に、エポスカードから使用限度額などを決めたハガキが届きました。
- エポスカードが届く
- オンライン申し込みをしてから、ちょうど1週間で、手元にエポスカードが届きました。受け取るためには、身分証明書が必要です。クレジットカードなのに、ずいぶん大きな封筒で届いたので驚きました。
エポスカード付帯の海外旅行保険だけでイタリア旅行には足りる?
さて、改めて、エポスカードに付帯する、海外旅行保険の内容を見てみましょう。
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任 | 3000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
この内容で、イタリア旅行に足りるか…ですが、それは何とも断言できません。
1週間程度の日程で、しかもツアーで行くならば、この補償内容で行くのも悪くはないかな…とは思います。
個人的に「もう少し欲しいかな」と思うのは、「傷害治療費用」。
イタリア旅行中に病院にかかるような病気にかかる可能性(=疾病治療費用)よりは、交通事故などでケガをする可能性の方が高いかなあ…と思うので(イタリアは車の運転が荒いことで有名)、300~400万円くらいは欲しいように思います。
あとは、やっぱり航空機遅延と、ロストバゲージ(手荷物遅延)の際の保険が欲しいところかなあ…。
しかし、この2つの保険が付帯している無料のクレジットカードは、ほとんどありません。
エポスカードの補償内容で足りない部分はこうやって補う!
こういった、気になる「足りない部分」は、他に海外旅行保険付帯のクレジットカードを持っている場合、その補償金額も合算して受け取ることができます。
エポスカード以外で自分が所持しているクレジットカードに、海外旅行保険が付帯しているのか、補償金額はどのくらいか、まずは確認しましょう。
海外旅行保険の内容が手厚いカードを、複数枚所持するというのも、よく知られた方法です。
また、無料クレジットカードの海外旅行保険では足りない部分を、オーダーメイド式の海外旅行保険で補うこともできます。
私のおすすめは「エポスカード」+「たびほのカスタマイズプラン」
私がイタリア旅行のための海外保険で、自分に最適かなと思っているのは、「エポスカード」の補償内容に、「AIG」のオーダーメイド式プランである「フリープラン」を合わせること…
…だったのですが、AIGのオーダーメイドプランは公式サイトに記載がなくなっていますね。
現在のおすすめは、エポスカード+たびほのカスタマイズプランになります。
たびほの「カスタマイズプラン」では、クレジットカードに付帯する保険ではカバーできない「航空機遅延」「手荷物遅延」をつけることができます。
心配性な私は、これに、さらに「治療・救援費用1000万(エポスカードの200万と合算できます)」と、「賠償責任1億(私、不注意だからな…)」を付けます。
このくらいが、「節約したいけど小心者で心配性」な私の、落としどころかなあという感じですね。

「たびほ」には旅行者目線だなあ…と感じるユニークな補償内容があり、旅行のキャンセルや中断、ペットの預け入れ延長、といったオプションをつけることもできます。
「たびほ」のデメリットは、50歳以上になると保険料が高くなることです。50歳以上の場合は、off!やAIGなどの他社と、保険料を慎重に比較して決めることをおすすめします。
エポスカードを申し込むのは出国が差し迫る前に、お早めに!

最後に、もう一度大事なこと!
エポスカードは申し込んでから手元に届くまで、私の場合はちょうど1週間かかりました。
ですが、この1週間は、私がすべて最速で手続きした場合の日数です。場合によってはもう少し時間がかかる可能性もあると思います。
できれば、旅行に出かける1ヶ月前~3週間前くらいには、申し込んでおくのが安心だと思います。
旅行出発直前は、他の準備でバタバタしますので、海外旅行保険はなるべく早めに決めて、手続きを済ませておきましょう。

- イタリア旅行マニア
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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