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イタリア旅行は、のんびりリゾート滞在というより、古い町並みや、教会・美術館を鑑賞する観光が多く、かなりの距離を歩く日が多いです。
さらに日本人泣かせなのが、イタリアには、日本人には不慣れな石畳の道が多いこと。
石畳の道は風情タップリなのですが、アスファルト舗装された道を歩き慣れている日本人には、歩きにくく、足に疲れがたまりやすいです。
私は、まだイタリアビギナーだった頃、イタリア旅行中に足が疲れた苦い経験から、イタリア旅行に備えて、週末ランニングで足を鍛えるようになりました!
足を鍛えること以外に大事なことは、イタリアに履いていく靴の選び方です。
イタリア旅行には、どんな靴を履いていくかで、足の疲れがかなり変わってきます。
大げさですが、靴選びは、イタリア旅行の成否を決める要素のひとつだと感じています。
イタリア旅行の靴選びは、まず石畳対策から!
イタリア旅行の靴を決めるときに、最初に考えたいのは、石畳を歩くのに適した靴を選ぶことです。
私が実際に、イタリアの石畳をいろいろな町で歩いてみて、「こういう靴が石畳歩きに適している!」と感じている、靴の特徴を挙げてみます。
イタリアの石畳の衝撃は厚底の靴で防ぐ!
イタリアは、(ローマ帝国の末裔とは思えないほど)実用的なインフラ整備が、それほど上手な国ではありません。
石畳の道と言っても、別に普通に歩けるのでは?という考えは甘いことを、イタリアでは思い知らされます。
そう!イタリアの石畳は、でこぼこ・ぼこぼこしているのです!
イタリアをちょっとかばっておくと、これはインフラ整備の問題だけではなく、歴史ある町並み・道を、保存することに、イタリアは熱心だという面もあります。
このでこぼこ道は、土踏まずに当たって気持ちいいこともあるんですが、ぼこぼこが土踏まず以外の場所に当たると、そのたびに足がグリグリと不安定になり、足の裏の疲労が蓄積していきます。
このぼこぼこの衝撃は、靴底が厚い靴を履くことで、軽減することができます。イタリア旅行には底がしっかりしている作りの靴がおすすめです。
ちなみに私は、最初のイタリア旅行の時、コンバースのスニーカーを履いていきましたが(靴底はペッタンコで薄い)、15日間の旅行で、見事に靴底がすり減って、靴がダメになりました。
石畳の道は、靴の裏に大きな負担を与えるということを、身をもって知らされた体験でした。
足がむくんだ時に備えて靴紐タイプの靴がおすすめ
イタリアビギナーの頃の、「足が疲れた事件」の時は、足が疲れただけでなく、むくみました。
この時は、靴紐タイプの靴を履いて行っていたので、靴紐を緩めることで、足のむくみに対処することができました。
私はそれまで、足のむくみは、超格安の深夜バスでしか体験したことがなく、イタリアで足がむくんだことにビックリしました。
私のように、「普段は足のむくみとは無縁なんだけど」という人も、慣れない石畳の道を歩き続けることで、足がむくむ可能性はあります。
調節ができる、靴紐タイプの靴でイタリアへ行くことをおすすめします。
また町歩きだけでなく、日本ーイタリア間の、長距離フライトの後にも足がむくむことはありますので、イタリア旅行では足のむくみ対策は必須です。
イタリア旅行ではヒール靴は推奨しない
イタリアの石畳は、石と石の間に隙間があることも多く、そこにヒールがはまってしまうことがあります。
はまるだけなら「歩きにくい」で済ませられますが、場合によっては、ヒールが取れて靴が壊れてしまうことも。
イタリアではオシャレに歩きたいという人もいるでしょうが、イタリア旅行にヒール靴、特にピンヒールの靴を履いていくのはおすすめしません。
母とイタリアに行ったとき、母は私がいくら反対しても、「自分は身長が低いからヒールのある靴で行く!」と聞かなかったのですが、こういうのは愚行権(愚かな行為だと知っていながら自分の責任でやること)ですっ!
どうしてもヒールをという場合は、安定した太さで、つま先とかかとの高低差が少ないタイプの、ウェッジヒールの靴にしましょう。
石畳歩きはヨーロッパブランドの靴が得意
餅は餅屋とでも言いますか、ヨーロッパの石畳を歩くことを想定して作られた、ヨーロッパのブランドの靴は、石畳歩きがしやすい作りになっているものがあります。
特に、「歩きやすさ」をブランドコンセプトとしているメーカーは、おすすめです。
私の愛用はドイツブランドのビルケンシュトック。高いと言えば高いですが、ミニサイズの防水スプレーを一緒に持って行き、ズボラな私にしては破格なお手入れをして、かれこれ5年以上履いているのでじゅうぶん元が取れています!
イタリア旅行に靴は2足必要か?
私のイタリア旅行持ち物リストには、「予備の靴」というものがあります。
イタリア旅行に履いて行ったスニーカーがダメになってしまった時に、あまり深い考えもなしに、古いスニーカーをもう1足スーツケースに押し込んでいたために、現地で靴を調達しなくて済んだ経験があるからです。
もちろん、イタリアで靴がダメになったら、現地で購入できますが、履き慣れていない靴で歩き回ると、靴ずれなどのトラブルが起きやすいので、なるべく避けたいです。
おすすめなのは、メインとして使う靴は、底がしっかりした、トレッキングタイプのひも靴にして、2足目のセカンドシューズは、ちょっとだけシックなものを持って行くことです。
シックな靴は、少しエレガントなディナーを楽しみたいときに便利です。イタリアでは、超高級店以外のレストランでは、ドレスコードはそれほど厳しくないので、シックなスニーカー程度で対応できます。
セカンドシューズは、細い作りのエレガントな、いわゆる「大人スニーカー」や、歩きやすさをブランドコンセプトにしているメーカーのパンプスなどがよいでしょう。
私が、セカンドシューズとして購入するのは、ベルメゾンネットの、ベネビズというブランドの靴です。
履き心地がよく、スニーカーよりはシックなデザインの靴が多く、お値段もリーズナブルなので、1~2年で履き古して交換しています。