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イタリア旅行の準備で、(特に女性は)一番気合を入れて準備するのは、洋服でしょう!
何と言っても旅行は写真が残ります。勝負服で旅に行きたいのは、オシャレな男性が増えた今、女性だけではないかもしれません。
でも、ちょっと待って!
イタリア旅行では、ファッション第一で衣類を選ぶ前に、服装を選ぶ際に注意したいことがあります。
それは大きく分けて
- 気候上の注意
- ドレスコードの注意
の2つになります。
以下、くわしく解説していきます!
服装選びで注意したいイタリアの気候の特徴
イタリアは日本より緯度が高いですが、温暖な地中海性気候のため、それほど日本との気温差はありません。
ざっくり日本に当てはめると、北イタリアのミラノ・ヴェネツィアは日本でいえば東北地方くらい、中部イタリアのフィレンツェは東京、ローマは東京よりやや温暖で静岡くらい、南イタリアのナポリやシチリア島は、九州西南部くらいの温かさです。
日本とあまり気温差はないとはいえ、服装選びの際に注意しておきたい、イタリア特有の天候・気温の事情があります。
イタリアは一日の気温差が激しい!
注意したいことのひとつは、イタリアは一日の気温差が日本より激しいこと。
晴れた日の日中は、冬でも日差しが強くて暑く感じるくらいですが、日が沈むと、気温がグッと下がります。
イタリアは天気が変わりやすいことも念頭に!
イタリアは朝晩の気温差だけでなく、日本よりも1日の中で天気が変わりやすいです。
そのためかイタリアの天気予報では、「晴れときどき曇りときどき雨」という、「まじめにやれ!」と言いたくなる予報が出ることがありますが、本当に「晴れときどき曇りときどき雨」の1日だったりします。
地中海の日差しは、あるかないかで、ずいぶん体感温度が変わります。
そのため、天気が変わると、途端に暑くなったり寒くなったりします。
また、一時的に強風が吹き荒れ、実際の気温より体感温度は低く感じることもあります。
イタリアの石造りの建物内は寒いことも注意点!
歴史的建造物の多いイタリアでは、大きな石造りの教会に入場観光することが多いです。
石造りの大きな建物は、長く中にいると、しんしんと身体が冷えてきます。
古い建物であればあるほど窓が小さく、外の日差しが入ってこないため、外との気温差があります。
私はシエナで、あまりにも外が寒かったため、寒さから逃れるために教会に入ったら、教会の中の方が寒かったなんてことがありました。
イタリアの格式が高い教会は露出の高い服では入れない!
イタリアの教会に入る時のファッションで、もう一つ注意したいのは、露出の高い恰好では入れない教会があることです。
ローマ内にバチカン市国を抱える、カトリックのおひざ元であるイタリアは格式の高い教会が多く、たとえ観光客であっても、露出の高い服装では、入場を断られることがあります。
ポイントとなる基準としては、肩と膝が出ていないこと。
ノースリーブや、ミニスカート丈のボトムスは避けましょう。
また、生地の一部が破れているタイプのジーンズや、ドクロや骸骨の柄が入った服装も、断られることがあります。
ちなみにサンダルは、あまりに露出の多いものでなければ、それほど厳しくないとは言われていますが、サンダルはイタリアの石畳の町歩きにはあまり適さないので、その意味でも避けた方がよいです。
要するにイタリアの服装は「重ね着」と「小物」が重宝する!
- 一日のうちに気温も天気も変わりやすい
- 石造りの建物内は寒い
- 格式高い教会は露出の高い服装では入れない
…など、もろもろの事情を見ていくと、イタリア旅行でのファッションは、その場ですぐに対応できる準備が求められます。
キーワードはズバリ、「重ね着」と「小物」です!
「重ね着」のマストアイテムはアウター!
時間帯や場所によって、気温のアップダウンが激しいイタリアでは、パッと羽織れるアイテムが重宝します。
夏場なら、薄手のカーディガンが最強です。寒さ対策だけでなく、UV対策としても使えます。
また、服装に厳しい教会に入る日でも、カーディガンさえあれば、それ以外の観光ではノースリーブで過ごせます。
冬場なら、最強アイテムはインナーダウンです。
ダウンは持ち運びも軽いですし、観光中の温度調整だけでなく、フライト中に機内が寒い場合、ホテル内が寒い場合など、いろんな場面で活躍します。
私の愛用は、ユニクロのポータブルタイプのライトダウン。ホテルが寒かった時に、着て寝たこともあります。ユニクロだからと思えば気楽なんですよね。
イタリアでは「暑い」「寒い」と感じた時に、その場でサッと対応できた方がよいので、ヒートテックなど、下着類で温度調節するのは、着脱が面倒なため、おすすめしません。
ファッション小物類で臨機応変に対応!
その場の気温や状況に、サッと対応するためのアイテムとして、他に使えるのが、ファッション小物類。
ストール、マフラー、帽子、手袋、レッグウォーマーなどのアイテムです。
大判ストールは現地で重宝する!
夏でも冬でも、ぜひ持って行くことをおすすめしたいのが、大判ストール!
首や肩に巻くだけでなく、生足で観光している時に、水着のパレオみたいに腰巻として使えますし(教会に入る時)、他にもひざ掛けとして使ったり、UV対策として使ったり、活躍します。
どうしても深夜に町を歩かなければならなかった時に、現地の女性に、「日本人女性だと思われないように、ストールを頭に巻くといいよ」と言われ、そういう使い方をしたこともあります。
夏はコットン素材、冬はウール素材のものがよいでしょう。
サングラスはイタリア旅行の必需品!
もう一つ、夏でも冬でもおすすめしたのが、サングラスです。
イタリアは想像以上に日差しが強く、夏だけでなく、冬でもサングラスはマストアイテムです。
イタリア旅行は、遺跡や町並み、パノラマ観賞など、屋外で観光する時間が長いです。
地中海の強い日差しには、予想以上に目が疲れます。
屋外にいるときだけでなく、長時間バスに乗る際にも、進行方向から太陽が差してきてまぶしく、サングラスがあって良かった!と思う時があります。
また、「紫外線は目から入ってくる」なんてことも言われますので、女性は美白対策としてもサングラスが必携です。
ディナー用のフォーマル服は必要か?
イタリア旅行のガイドブックには、よく「高級レストランでのディナー用に、フォーマルな服と靴を一つ持っていった方がよい」と書かれています。
ですが、実際にイタリアでレストランに入ってみると、ドレスコードが厳しいレストランは、非常に少ないことに気付きます。
イタリアでは、最も高級なお食事処は「リストランテ(Ristorante)」と呼ばれます。
私は節約旅行派とはいえ、何度かはリストランテに入店したことがあります。
ですが、リストランテ内のお客さんが、全員フォーマルな服装をしていたことは、一度もありません。
特に、観光地のリストランテは、客に観光客が多いこともあり、観光客は歩き回るためにカジュアルな格好をしていることはわかっているので、ドレスコードに厳しくないことがほとんどです。
「どうしてもドレスコードの厳しいこのお店に入りたい」というお目当ての店がある場合以外は、わざわざディナー用の服装を用意する必要はないです。
万が一、入ろうとしたお店に、ドレスコードを理由に断られたら、他の美味しいレストランを探せばいいかな、と思います。
ただし、夏場はどうしても、冬よりもファッションがカジュアルになりがちなので、Tシャツ+短パンだけでなく、男性ならシャツと長ズボンを一セット、女性ならワンピースを一枚持って行くと安心です。
夏場にシャツが一枚あれば、寒いときの羽織になりますし、ワンピースは一枚で着れて荷物をコンパクトにできるので、旅行に向いてます。
また、イタリア旅行では、慣れない石畳の道を歩くため、想像していた以上に靴の消耗が激しいです。
予備の靴として、ディナー用も兼ねて、合皮でもよいので、スニーカー以外の靴を一つ持っていくのは悪くありません。女性なら、バレエシューズが荷物にならないのでおすすめです。
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イタリアに行く前にチェック!
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- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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