【目次】
イタリア中部の町、中世の趣の残る町ピストイア。
ピストイアに足を運んだら、ぜひ訪問をおすすめしたいスポットをご紹介します!
サン・ジョヴァンニ・フオルチヴィタス教会
サン・ジョヴァンニ・フオルチヴィタス教会(San Giovanni Fuorcivitas)という、大変に覚えにくい名前の教会は、しましま模様が横長にずーっと続く、ピストイアで一番しましまな教会です。
しましまなだけでなく、一番美しく、見どころもある教会です。
内部はロマネスク教会らしく、暗くて厳かな雰囲気で、ステンドグラスが美しいです。
また内部を飾っている、ルーカ・デッラ・ロッビア作の「聖エリザベッタの訪問」は、ルーカ・デッラ・ロッビアの作品の傑作のひとつだと思います。
老女の聖エリザベッタと、若い聖母マリアの深みのある表情を、じっくり鑑賞してください!
サン・ジョヴァンニ・フオルチヴィタス教会横のお菓子屋さん
細長ーいしましま教会の右側に、しましまの続きのような建物があります。実はこれ、教会の一部ではなく、お菓子屋さんです!
外側がしましまでカワイイだけでなく、内部もキレイなフレスコ画があるらしく、お店に入るのを楽しみにしていたのですが、冬季のためか休業していました。
ピストイアに行った際、このお店が開いていたら、ぜひ中に入ってみてください!建物の保存のために、ちょっとお菓子を買ってあげましょう(笑)。
ドゥオモ
ピストイアのドゥオモも、しましま度高いロマネスク教会です。
入り口の上の方は、ロッビア工房のテラコッタで飾られていて、美しいです。
12~13世紀頃に改築されたドゥオーモですが、改築される前の古いドゥオーモの遺構があり、古いフレスコ画が少しだけ残っています。
銀細工の「聖ヤコブの祭壇飾り」だけは有料鑑賞です。見学しなかったのですが、今に思えば見ればよかったなあ。たかだか€1.5だったし。
同じくしましまの洗礼堂も有名なのですが、大掛かりな工事中で、ちらっとも見れなかったのが残念でした。
チェッポ病院
ロッビアの彩色フリーズで飾られた柱廊のある病院。ロッビアの彩色作品って少ないので、ピストイアで一番楽しみにしていたのに…な・なんと!盛大なる工事中につき、ロッビアのロの字も見れませんでした…。
サンタンドレア教会
サンタンドレア教会は、チェッポ病院の先にある、しましまロマネスク教会です。大々的にしましまではなく、やや、しましまです。
内部に古い素敵なオルガンがありました。ピストイアはオルガンの生産でも有名な町だそうです。
外観の、正面扉上部のロマネスク彫像も、おちゃめでかわいらしいです。
ピストイアのおすすめの歩き方
ピストイアは、見所が固まっているし、駅から中心街へは近いしで、非常に観光しやすい町です。坂道も少ないですし、イタリア個人旅行のビギナーさんでも、挑戦しやすい町だと思います。
おすすめは、やはり、しましま教会をリレー訪問することだと思います。
ピサやルッカのロマネスク教会を見ておくと、ルッカのロマネスクが真っ白なのに対し、こちらはしましまロマネスクなので、対比が面白いです。
ルッカはピストイアから電車で45分程度で、歩くのが早い方なら、フィレンツェから2つの町を同日に訪問するのも可能かもしれません。ただし、ルッカはそれなりに大きな町なので、ゆったりと見たい方にはおすすめしない旅程です。
ピストイアとフィレンツェの中間にあるプラートと比べると、プラートの方が距離の分だけ、ピストイアよりも建物にフィレンツェっぽさがあり、プラートと併せて訪問するのも面白いかもしれません。
フィレンツェからピストイアとプラートの同日訪問は、鈍足の私でもできた!ので、楽勝だと思います。
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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