【目次】
治安がよいシラクーサはぜひ宿泊観光しよう!できれば連泊で!
シラクーサは、見どころが多く、また、各観光名所が離れているため、日帰りでの観光では消化不良になる可能性があります。
シラクーサは、シチリアの中でも、所得が高い住民が多いと言われていて、治安のよい町です。
古代ギリシャ時代からの古都として、観光業もさかんなので、観光客が滞在しやすい雰囲気もあります。
安心して滞在できるシラクーサ、ぜひ宿泊観光しましょう!
私は2泊しましたが、その中でノートへの遠足にも行ったこともあり、もう1泊したかったなあという気持ちが残りました。
あと1泊あれば、入る時間がなかったマニアーチェ城や、考古学地区のさらに先の方にある古い城壁跡にも行けたのになあと思っています。
そんなわけで、これからシラクーサに行く方に、おすすめしたい宿泊日数は3泊!です!
観光地シラクーサのホテルはやや相場が高い
シラクーサは宿泊がおすすめなのですが、一つだけ宿泊のデメリットがあります。
観光地で、住民の所得も高いシラクーサは、他の南イタリアの町と比べて、物価が高いです。
レストランやカフェの値段も高いですが、ホテルも、周辺のシチリアの町と比べても、同じレベルのホテルが、感覚として10~20%くらい高く感じます。
私のような節約旅行派にとっては、安くて評判のよいホテルを探すのに、やや苦労した町でした。
見どころの多いシラクーサは宿泊するエリアが重要!
シラクーサの観光名所は、高台の考古学地区と、海に突き出したオルティージャ島に分かれています。考古学地区とオルティージャ島は、橋でつながっているため、陸路で移動できます。
シラクーサに3泊以上ゆったりと滞在するなら、考古学地区もオルティージャ島も時間をかけて、歩いて回ればよいと思いますが、1~2泊程度の宿泊であれば、シラクーサの市内バスなどを使って、効率的に動く必要があります。
移動という点で一番便利なエリアは、鉄道駅の周辺です。
鉄道駅の近くには、他の町とシラクーサをつなぐ、長距離バスが到着するバスターミナルもあります。
また、オルティージャ島と考古学地区を結ぶ、ミニバス2番の乗り場も、鉄道駅から近いです。
考古学地区は鉄道駅から上りになり、オルティージャ島は石畳の道が続くので、スーツケースがある場合は、なるべく鉄道駅近くの宿泊が楽です。
ただし、宿泊して雰囲気を楽しめるのは、やはり、旧市街の雰囲気が残るオルティージャ島です。シラクーサにある程度余裕を持って滞在できるなら、オルティージャ島の宿泊をおすすめしたいです。
オルティージャ島内をスーツケースを引いて歩くのは大変ですが、鉄道駅近くから出発して、オルティージャ島を循環する1番のミニバスがあります。
この1番バスのバス停が近いホテルであれば、1番バスを使ってのアクセスが可能です。
私が宿泊したホテルをご紹介
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)
私がシラクーサで宿泊したのは、オルティージャ島の、アルキメデス広場近くの「イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)」という、個人経営のホテルです。2泊しました。
フロントは24時間体制ではなく、ホテルと言うよりはB&Bに近いです。
イ サンティ コロナーティの立地
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)は、オルティージャ島の中心、ディアナの噴水があるアルキメデス広場から歩いて1~2分の場所にあります。
アルキメデス広場には、オルティージャ島循環の1番バスが停まります。スーツケースを持ってホテルに向かう際は、この1番バスを使ってアルキメデス広場で降りたので、移動は楽でした。
また、アルキメデス広場はオルティージャ島のど真ん中なので、オルティージャ島のどこに観光に出かけるにも、簡単に歩いて行けて、便利です。
考古学地区には2回足を運びましたが、1回はホテルから歩いて行きました。上り坂を30分ほど歩きましたが、急いでない時はじゅうぶん徒歩圏内です。
もう1回考古学地区に行ったときは、ちょっと急いでいたので、ホテルスタッフにお願いして、タクシーを呼んでもらいました。€10程度で、5分強くらいの所要時間でした。
イ サンティ コロナーティの設備・インテリア
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)の内装は、白を基調としたインテリアで清潔感があります。
寝室はこんな感じ。家具や調度品はカジュアルで、シンプルです。
私は冬場に滞在しましたが、イタリアのホテルではよく備えつけてあるオイルヒーターがなく、エアコンの暖房でした。
私はエアコンの温風が苦手なので、それがちょっとだけ過ごしにくかったです。洗濯物も、オイルヒーターの前で乾かせなかったので、乾くのに時間がかかりました。
一応ミニキッチンがありましたが、電気式の小さなヒーターが一つあるだけで、コンロはありませんでした。
お湯を沸かすケトルが、あまりきちんと洗ってなくて、使用前にかなり自分たちで洗いました。ちょっとだけ清掃が雑かな、と感じました。
洗面所はこんな感じ。お湯の出は問題なかったです。
私が宿泊した部屋はドアのすぐ外に共用テラスがあり、海が見えました。宿泊客が少なかったので、この共用テラスは、朝のラジオ体操に気持ちよく使いました(ラジオ体操しているところを、他の建物から見られてしまったけど(笑))。
大きな建物の中の一部の部屋がB&Bになっていて、フロントは24時間体制ではなく、鍵は自分たちで保管します。
外に出るまでには3~4回鍵を開け閉めします。面倒ではありますが、治安上は安心です(シラクーサは治安がよい町ですが)。
しかし、実は、鍵自体が、鍵穴に入れて回しているときにちぎれてしまうというアクシデントが起きました!
ラッキーなことに、まだスタッフさんがいる時間で、すぐに交換してもらえましたが、驚きました…。
イ サンティ コロナーティの朝食
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)は、非常に美味しいとレビューがあったのですが、残念ながら私が行ったときは、朝食エリアが工事中で、すぐ近くのバールで朝食を取る方式でした。
ホテルからアルキメデス広場に行く途中のバールで食べました。この朝食自体は美味しかったのですが、バールではなく、ホテルで出る朝食は、レビューサイトを見るともっと種類が多く、美味しそうです。
イ サンティ コロナーティのスタッフさん
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)のオーナーさんは、英語が堪能で、聡明そうな男性です。
シラクーサの町案内も、非常にスムーズかつ親切で、美味しいお店もたくさん教えて頂きました。
上述したように鍵がちぎれたというマレなアクシデントは起きましたが、しっかりしていて、頼りになる雰囲気のオーナーさんでした。
イ サンティ コロナーティのコスパは?
イ サンティ コロナーティ(I Santi Coronati)は、オフシーズンの3月のツインルーム2名使用で、1泊€90~100くらいでした(日本円だと11000~12000円)。
室内の雰囲気や設備を考えると、やや高いかなと感じましたが、シラクーサのホテルは、他のシチリアの町より相場が高く、北部イタリアの観光地並みの価格です。
オルティージャ島のど真ん中という立地を考えると、妥当な価格だと思います。
安くて素晴らしい最高のホテルということはないですが、とにかく立地がよく、大きな不満はないB&Bなので、シラクーサのホテルを探す際には、候補に入れてよいと思います。