【目次】
トレントの穴場的名所が、ドゥオモ広場と鉄道駅の中間あたりにあるサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。

こじんまりとしていますが、品のある美しいピンク色の教会です!さっそくご紹介します。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の外観

サンタ・マリア・マッジョーレ教会は、ドゥオモ広場から、大通りのベレンツァーニ教会のひとつ左の通りを駅方向に歩くと、すぐにかわいい鐘楼が見えてきます。

帽子みたいな屋根がカワイイ!

鐘楼が見えているこの部分は教会の後ろ側です。そのまま正面に周るために側面の道を進むと…

彫刻で飾られたかわいらしい小さな門があります。この門からも教会に入れますが、ここは教会の正面ではありません。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会は、日本語にすると「偉大なる聖母マリア教会」という感じでしょうか。
この彫刻は、イエス・キリストの弟子のツートップ、ペテロ(左のおじい様)とヨハネ(右の長髪イケメン)が聖母マリアをたたえている風になっていますね。

真ん中で音楽を奏でている天使もかわいらしいです。

こちらは教会を正面から見た図。ピンク色で、きれいにまとまった感じのルネサンス様式教会です。

どのへんがルネサンスかというと、古代の柱っぽいモチーフや、上部のローマのパンテオンっぽい三角モチーフあたり…だと思います。あと、左右対称な作り。たぶん…。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の内部
サンタ・マリア・マッジョーレ教会は、開いている時間であれば、無料で内部入場できます。

内部はすっきりしています。かなり小ぎれいなので、新しく修復された部分もあるかもしれません。

すっきりした内部に対し、天井は美しく装飾されています。

主祭壇に描かれた絵は、この教会の主役聖母マリアの被昇天。

聖母マリアは天使たちに支えられて天に上っています。ピエトロ・リッキというルッカ生まれのバロック画家の作品です。

逆光でちょっとわかりにくい写真になりましたが、外観のピンク色とおそろいにしたような、ピンク色がかわいい説教壇があります。

クリストフォロ・ベネデッティ(Cristoforo Benedetti)という、北イタリアやチロル地方で活躍した、バロック期の彫刻家の作品です。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会でトレント公会議が開かれた!
トレントでトレント公会議ゆかりの場所といえばドゥオモ(大聖堂)ですが、ドゥオモはトレント公会議の決定事項が発布された場所です。
トレント公会議が開かれた場所は、このサンタ・マリア・マッジョーレ教会なんです!

サンタ・マリア・マッジョーレ教会には、トレント公会議を描いた絵のコピーがおいてありました。

なるほど、確かに絵の中の教会は、サンタ・マリア・マッジョーレ教会内部を描いたものだとわかります。
まとめ
トレントのサンタ・マリア・マッジョーレ教会をご紹介しました。
小さいながらもピンク色がかわいらしく、個人的には印象に残った教会です。
ドゥオモ広場と鉄道駅の間に位置しているので、鉄道駅からの行き帰りの途中に、ぜひ立ち寄ってみてください!
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