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イタリアに行ったからには、イタリアンジェラート(アイスクリーム)を食べなきゃ!

イタリアのジェラートは本当においしいっ!夏だけでなく冬場のイタリア旅行でも、天気がよい日を狙って、ぜひ本場のジェラートを味わってください。
イタリアではどこの町にもジェラート専門店「gelateria(ジェラテリア)」があります。

お店によって美味しさが違うので、地元の人においしいジェラテリアを聞いて、その町のNo.1ジェラートをいただきましょう!

でも、イタリアでのジェラートの買い方がわからない…
という方も大丈夫っ!
イタリアのジェラテリア攻略マニュアルとして、ジェラートの買い方から、ぼったくりジェラート屋対策までまとめました。どうぞ最後までお読みください!
ジェラテリアでのジェラートの買い方

イタリアのジェラテリアでジェラートを買う方法は、それほど難しくありません。
大きく分けて「後払い型」「先払い型」「チケット制」の3パターンです。
後払い型
- カップもしくはコーンの大きさを指定する(指差せば大丈夫!)
- フレーバーを選ぶ(指差せば大丈夫!)
- レジでお支払い
先払い型
- 先にカップもしくはコーンの大きさを決めて、レジで支払い
- レジで受けとったレシートを見せてフレーバーを選ぶ。会計からジェラートを盛るまで、同じ人が担当するならレシートは不要
チケット制(混雑店に多い)
- 入り口近くにある番号札を取る
- 自分の番号が電光掲示板に表示されるか、大声で呼ばれたら自分の順番になる
- カップ・コーンの大きさとフレーバーを選んでお支払い

他のお客さんの買い方を観察すれば、どのパターンかすぐわかるので大丈夫!
ジェラートを買う時の素朴な疑問に答えます!

イタリアのジェラートは地元客が多く、暗黙のルールで回っていることがあります。
ジェラテリアはカジュアルなお店なので、あまり難しく考えず「ノリ」で買っちゃえばよいのですが、いくつか知っておくと便利なポイントをまとめておきます!
ジェラートの値段はどう決まるの?相場は?

イタリアのジェラテリアでは、ジェラートの値段はコーン・カップの大きさで決まります。
レジの近くやカウンターの見えやすい場所に、どの大きさがいくらになるのか、金額が提示されています。
お店によってジェラートの値段は差がありますが、一番小さいカップで€1.5~3程度です。
コーンとカップはどちらがおすすめ?

「コーンとカップどちらがよいか?」ですが、もちろんコレはお好みです。
私はコーンよりカップの方が、多めにジェラートが入ることが多い気がするので、いつもカップにしています。


コーンと違ってジェラートが垂れにくいので食べやすいですしね。
ですがジェラテリアの中には、コーンを自店で焼いて手作りしているお店があり、その場合はコーンで食べます。
また、シチリア島ではジェラートをフォカッチャに挟む食べ方が定番です。

シチリアでは、ぜひフォカッチャ挟みジェラートに挑戦してみてください。ちょっと喉がかわきますが、美味しいですよ!
ジェラートの上から生クリームを載せるのは有料?無料?

イタリアン・ジェラートと言えば、ジェラートの上にこんもりと生クリームが載ったものが頭に浮かびますね。
最後に載せる生クリームは、有料のお店と無料サービスのお店があります。
有料の場合はだいたいメニューに書いてあります。
「Panna(パンナ)」が生クリームで、有料の場合は€0.5~1程度です。
ジェラートを盛ってもらう際に、生クリームをお願いしたければ、「コン・パンナ・ペルファヴォーレ」と伝えましょう。
ジェラートのフレーバーの選び方

イタリアでのジェラートの購入で重要なのがフレーバー選び!
「ジェラートのフレーバーの数はいくつ選べる?」「おすすめのフレーバーは?」といった疑問に答えます!
ジェラートのフレーバーの数はいくつまで選べるの?

イタリアのジェラテリアで選べるフレーバーの数ですが、一番小さいサイズでも追加料金なしで2つまではフレーバーを選べることが多いですね。
コーンやカップのサイズが大きくなれば、選べるフレーバーの数も増えます。
選べるフレーバーの上限は、メニューに書いてあることも多いですが、わからないときはスタッフさんに尋ねてみましょう。

「ハウメニー?」程度の片言英語でも、身振り手振りで伝えればだいたい通じます!
イタリア語だと直訳ぎみですが「Quanti gusti posso scegliere?(クアンティ・グスティ・ポッソ・シェギエレ)」が「何フレーバー選べますか?」という意味になります。
フレーバーは味見して選べる!

ジェラテリアのフレーバーの数は、多いお店では30以上のフレーバーがあり、選ぶのに迷います。
またどんな味なのか、メニューに書いてあるイタリア語がわからなくて、予想できないこともあります。
そんなときはお願いすれば、ジェラートを小さなスプーンに少量すくって味見させてもらえます。
混雑時は難しいかもしれませんが、店内に余裕がある場合は、気になるフレーバーは味見させてもらいましょう。
超混雑のジェラテリアでは何を注文するのがおすすめ?

ジェラテリアでは、ショーケースを見ながらじっくりとフレーバーを選びたいもの。
ですが、超混雑している人気ジェラテリアでは移動もままならずショーケースを見ながら選べないことがあります。
フレーバーを選べないときは「ミルク(フィオール・ディ・ラッテ)」と、「ピスタチオ(ピスタッキオ)」または「ヘーゼルナッツ(ノッチョーラ)」を選ぶのをおすすめします。
シャーベット系の方が好きな人は、「イチゴ(フラゴーラ)」や「レモン(リモーネ)」にしてもよいです。

これらは大抵のジェラテリアにあるフレーバーで、超定番フレーバーを食べればだいたいそのお店の味がわかります。
もし味が気に入って、「もう一度そのジェラテリアに行きたい!」と思ったら、閉店間際などのすいている時間に再度足を運んで、今度はゆっくりとフレーバーを選びましょう!
ショーケースのジェラートの中身が見えないのはなぜ?

昔のイタリアのジェラテリアは、ショーケースにカラフルなジェラートが並んでいるイメージでした。
ですが最近は、ショーケースの中のジェラートに銀色のフタがされていて中身が見えないお店が増えてきました。
銀色のフタをしているのは、ジェラートの新鮮さを保つためだそうです。

見た目のカラフルさよりジェラートの新鮮さを重視しているってことね!
逆に言うと、銀色のフタがあるお店は天然素材にこだわっだ手作りジェラートを出している可能性が高いです。ジェラテリア選びの目安にしてもよいかもしれません。
ジェラテリアの定番フレーバーをイタリア語で紹介

バニラ | vaniglia(ヴァニーリャ) |
ミルク | fior di latte(フィオール・ディ・ラッテ) |
豆乳 | latte di soia(ラッテ・ディ・ソイア) |
コーヒー | caffe(カッフェ) |
チョコレート | cioccolata(チョッコラータ) |
チョコチップ | stracciatella(ストラッチャテッラ) |
ピスタチオ | pistacchio(ピスタッキオ) |
ヘーゼルナッツ | nocciola(ノッチョーラ) nutella(ヌテッラ)※フェレロ社のペーストを使っている場合 |
ミント | menta(メンタ) |
はちみつ | miele(ミエーレ) |
ヨーグルト | yogurt(ヨーグルトゥ) |
レモン | limone(リモーネ) |
オレンジ | arancia(アランチャ) |
イチゴ | fragola(フラゴーラ) |
リンゴ | mela(メーラ) |
梨 | pera(ペーラ) |
パイナップル | ananas(アナナス) |
ベリーミックス | frutti di bosco(フルッティ・ディ・ボスコ) |
ティラミス | tiramisu(ティラミスゥ) |
その他覚えておくと便利なイタリア語
- sorbe/sorbetto(ソルベ/ソルベット)…シャーベット系のフレーバー
- mascarpone(マスカルポーネ)…お店独自のフレーバーによく入っているチーズ。これが入っているフレーバーはティラミス風の味でおいしい!
- riso(リーゾ)…「お米」という意味でこちらもお店独自のフレーバーに時々入っている。意外とジェラートに合う!
- zuppa inglese(ズッパ・イングレーゼ)…リキュール漬けのスポンジが入ったフレーバー
観光客を狙ったジェラートのぼったくりがあるって本当?

イタリア旅行のトラブルのひとつとして、ジェラテリアで頼んでもいない大きなコーンにフレーバーを山盛りにされ、€20~50の大金を要求されるなんていう被害を耳にします。
頼んでもいない場合は払わなければよいのですが、コワモテのオヤジ数人にすごまれると、払わないのは難しいかもしれません。
そこで悪徳ジェラート屋にぼったくられないための対策!
- 有名ジェラート店に入る
- 地元の人も利用しているジェラート店に入る
- いつでも騒げば警官が来てくれそうな、大きな広場に面したお店に入る
- コーンやカップの値段が書いていないお店には入らない
これだけ警戒すれば大丈夫!
まとめ

以上、イタリアのジェラテリア利用マニュアルでした!
イタリアの観光都市で、特にジェラートが美味しい町はフィレンツェです。
こちらのフィレンツェのジェラテリアをまとめたページもあわせてご覧ください!

- イタリア旅行マニア
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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