【目次】
「イタリア旅行の一番の楽しみは食事!」と言う方もいるくらい、イタリアはグルメ大国です。
イタリア旅行中はたっぷりと食事を楽しみたいところですが、イタリア人の食事の時間帯は、日本人の食習慣とは少し違います。
このページでは…
- イタリア人は何時頃に朝食・昼食・夕食を取るの?
- イタリアのレストランは何時くらいに行けば開いているの?
といった、イタリアの「食」と「時間」についてまとめてみました!
イタリアのレストランでランチタイムは何時ごろ?
イタリア人の昼食時間は日本人よりもやや遅めです。
イタリアには南イタリアを中心に、「シエスタ(昼寝・長めのお昼休み)」の習慣が残っていて、ランチをゆったりと取る傾向にあります。
イタリアのレストランのランチタイムは、だいたい12~15時くらいです。
12時より早い時間にランチが始まるお店はほとんどありません。
お店によっては(特に地方都市や南イタリア都市)ランチは13時から始まるという、ゆったり営業のお店もあるので、スケジュールが詰まっている場合は注意が必要です。
アブルッツォ州のアンヴェルサという小さな村で、お目当てのレストランがあったのですが、12時に行ってみると営業時間が13時からで、それではバスの時間に間に合わず、食べ損ねた経験があります。
イタリアのレストランのディナータイムは何時ごろ?
イタリア人は、夕食も日本人より遅めの時間に取ります。
イタリア人の夕食はだいたい夜8時以降で、夜10時から夕食なんて人も普通にいます。
日本人から見ると「そんな遅い夕食はメタボの心配が…」と思いますが、イタリア人は夜行性(?)が多いのか、夜寝るのも遅いそうです。
観光客の多い町や都市部では、夜7時くらいには、多くのレストランは営業が始まります。
夜7時くらいにお店に入るとお店の中は外国人観光客だけで、「あまり人気のないレストランに入っちゃったかな?」と不安になりますが、8時を過ぎると人気店には地元の人たちが押し寄せてきます。
ハッピーアワー(アペリティーヴォ)について
イタリア人は夕食が遅いですが、その前に食前酒を飲む人たちもいます。
イタリア語で食前酒のことを、aperitivo(アペリティーヴォ)といいます。
夕方5時から8時くらいにの時間帯には、アペリティーヴォを楽しみたい人たちのために、バールや居酒屋では、「ハッピーアワー」と呼ばれるおつまみ食べ放題の時間を設けていることがあります。
ハッピーアワーの時間があるお店は、入り口に「Happy hour」の看板、時間帯が書いてあります。
ハッピーアワーでは、その時間内であれば、お酒をオーダーした客は、カウンターに置いてあるおつまみが食べ放題になります。
気になるアペリティーヴォのお値段ですが、お酒1杯おつまみ食べ放題付きで€5~15程度で楽しむことができます。
もちろん、値段の高いアペリティーヴォは、おつまみも豪華になります。
このハッピーアワーで簡単な夕食を済ませてしまうという人もいますが、値段設定の安いお店だと、あまりにも食べ過ぎると、マナー違反と見なされることもあるとか。
日本人お得意の「空気を読んで」、地元の常連客のやり方に合わせるとよいと思います。
ついでにバールで取る朝食編
イタリア旅行の朝食はホテルで食べるという人が多いと思いますが、個人経営のB&Bに宿泊したり、宿泊料金を抑えるために朝食なしのプランにする人もいると思います。
その場合に、イタリアで使えるのは何と言ってもバール!
イタリア人は、朝食は自宅でなくバールで取るという人も多く、バールでカプチーノ(泡立てミルク入りエスプレッソ)と、コルネット(甘いクロワッサン)という朝食が定番です。
利用客の多いバールでは、朝食セットを販売していることもあります。
朝7時過ぎには朝食のために営業しているバールも多いので、朝食の外食にも、ぜひトライしてみてください!
バールに関してまとめた当サイトの記事はこちら
イタリアの外食の時間についてまとめ
- イタリアのレストランのランチタイムは12時~15時。12時より前に開いていることは少ない
- イタリアのレストランのディナータイムは19時以降。イタリア人は20時以降に利用することが多い
- 夕方の17~20時頃にお酒1杯とおつまみが食べ放題になるハッピーアワーを設けている店がある
- バールでの朝食は朝7時くらいから食べられる
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