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イタリア旅行の楽しみの一つが、おいしいピザを食べること

ですが、イタリアのレストランに入ると、メニューにピザがなくて「あれ?」と思うかもしれません。

イタリアでは本格的なピザを出すお店は、ピザ専門店「ピッツェリア(pizzeria)」です。

リストランテやトラットリアでもピザを出すお店がありますが、おいしいピザを食べるなら、餅は餅屋、ピザはピザ屋!断然ピッツェリアへ行きましょう!

ローマ レストラン

イタリアのピザの値段は€3~10が目安

ピザは、イタリア大衆料理の代表です。

ピッツェリアでピザを食べて食事を済ませるなら、リストランテやトラットリアに入店するよりずっと安く食べられます。

お店にもよりますが、イタリアのピッツェリアのピザは1枚€3~10が目安です。

ピッツェリアのピザは持ち帰りできる!

日本にはピザ宅配のお店があり、ピザを入れる平たい箱はおなじみですね。

あのピザ用の箱が、イタリアのピッツェリアでも用意されていて、たいていのお店ではテイクアウトでも購入することができます

「外食して帰りが遅くなるのは避けたいからホテルでゆっくりピザを食べたい」という場合は、ピザの持ち帰りにぜひチャレンジしてみてください。

お店で食べるより、持ち帰りの方がピザの値段が安くなるお店もあるよ!

食べきれなかったピザは持ち帰りOK!

パレルモのピッツェリアでピザを食べていたとき、隣のテーブルのちょっとシブい男性が、食べきれなかったピザを颯爽と持ち帰りにしました。

それを見て、「へー、そんなことできるんだー!」と知りました!

ピッツェリアには前述のように、持ち帰り用の箱が用意されているので、食べきれないピザを持ち帰りたい分は持ち帰りの箱をもらうことが可能です。

旅行客は持ち帰っても食べる時間がないことが多いですが、食べ物が傷みにくい冬場に朝食のつかないホテルに宿泊している時は、翌朝の朝食用に持ち帰ると便利ですよ~!

食べ残しを持ち帰りたい時のイタリア語は?

お皿に残っているピザを指さしながら「Posso portare via(ポッソ・ポルターレ・ヴィア)?」と言えば大丈夫!

イタリアのピザは大きい!…けど「一人一枚」が基本

イタリアのピッツェリアではピザは一人一枚オーダーするのが普通です。

日本のラーメン屋さんで二人で一杯のラーメンを注文しないのと同じ感覚ですね

ピッツェリアで出てくるピザの直径は、女性の肩幅くらいあることもあり結構大きいです。

パレルモのピザ

隣のテーブルを見て、一枚食べる自信が出ないこともあるかもしれませんが、食べ切れない場合は持ち帰りもできるので、一人一枚のピザを注文しましょう。

「どうしても二人で一枚食べたい」という場合は、はじめからテイクアウトにするのがおすすめです。

ちなみに私は少食な方ですが、観光で歩き回っておなかがすいた状態でピッツェリアに入るので、今まで1枚のピザを食べきれなかったことはないです!

イタリアにはピザをシェアする習慣がない

イタリア人はレストランであまり料理のシェアをしません。

イタリア人は、食べ合わせにこだわる人が多く、一度にあまりいろんな味を食べない傾向があるそうです。

特にピザに関しては「ピザは一人で一枚を食べる」という感覚が強く、「ピザのシェアは断固イヤ!」というイタリア人が多いです。

それに対し、日本人は「いろんな味を楽しみたい」と考え、二人で2枚のピザを頼む場合でも、違う種類のピザをオーダーして半分ずつ食べるのが普通ですね。

「ピザのはんぶんこ」はイタリア人の習慣とは異なりますが、大きなマナー違反ではありません。

人数分のピザを注文した上で同行者とシェアして食べることはOKです!

日本人も和食のマナーを知らない外国人観光客に目くじら立てることはないので、その感覚でよいかな、と思います(違う考え方の人もいるとは思いますが)。

「そうは言ってもやはり気が引ける」という人は、持ち帰りにしちゃいましょう。ホテルの部屋で食べるなら、遠慮なくシェアできます。

ピッツェリア以外でのピザのシェアはOK

リストランテやトラットリアで、パスタや肉料理など他のお食事と一緒にピザを1枚注文し、そのピザをシェアするのはOKです!

イタリアのピザは手づかみで食べてもOK

ミラノ ピザ屋

日本では切ったピザを手づかみで食べるのはマナー違反ではありませんが、イタリアのピッツェリアではピザはフォークとナイフを使って食べるのが正式なマナーとされます。

ですが、ピザは基本的にカジュアルグルメ。現地のイタリア人の中にも、手を使って食べている人はいます。

ピッツェリアは堅苦しいフォーマルなお店でありません。

よほど大きな音を立てて食べない限りは、ピザを小さく切った分を手で食べても大丈夫です。

逆にバールなどで販売されている切り売りピザは、紙ナフキンで包んで手で食べる方が自然です。ナイフとフォークは提供されません。

「どうしても周囲の視線が気になる!」という場合は、これもまた持ち帰りにしましょう。

リラックスして、楽しんで食べるのが一番!

「イタリアのおいしいピザ屋は夜しか営業しない」は本当?

イタリア旅行の都市伝説みたいのものに、「おいしいピッツェリアは夜しか営業しない」というのがあります。

コレが真理かどうかは…「イエスでもありノーでもある」かな、という感じです。

本格的なピザ屋さんが、夜しか営業していないことが多いのは本当です。

アマルフィで有名なピザ屋さんにランチで行こうとしたら、夜しか営業していなくて撃沈したことがありました。

「なぜ夜しか営業しないピッツェリアがあるのか?」というと、理由はピザを焼く窯(かま)にあります。

ナポリのピザの窯

窯で本格的にピザを焼いているお店は、窯は一度火を入れたら気軽に消せないため夜だけ火を入れるのだそうです。

とはいえ、観光地や人口の多い都市部で、昼から夜までひっきりなしにお客さんが入ってくる立地にあるピッツェリアは、昼に火を入れた窯をそのまま夜まで通しで使うため、ランチ営業もしています。

そのため、ランチ営業しているピッツェリアが窯でピザを焼いていないとは一概には言えないので、ご注意を!

「切り売りピザ」はもっとリーズナブル!

イタリアにはピッツェリアよりもピザをカジュアルに食べられる、切り売りピザのお店があります。

「切り売りピザ」をイタリア語で!

「切り売りピザ」はイタリア語で「Pizza al Taglio(ピッツァ・アル・ターイオ)」です

切り売りピザはピッツェリアと違い、注文してからピザを焼くのではなく、もともと焼いてあるピザをピース単位で購入するシステムです。

持ち帰り専門のお店もあれば、イートインコーナーを設けているお店もあります。

ピッツェリアと違って現物を見ながらピザを選べるので、見た目でピザを選びやすいのは利点ですね!

ベルガモ

切り売りピザの価格はお店にもよりますが、安いお店では€1程度で販売していて、高くても€10以下くらいが目安です。

ピッツェリアのメニュー選びに役立つイタリア語!

イタリアのピッツェリアのメニューには、「ピザの名前+入っている具材」が書いてあります。

ピッツェリアでメニューを選ぶ時に知っておきたいイタリア語をまとめました。

知っておきたいピザの名前5選!

イタリアのピッツェリアのメニューで、よく目にするピザの名前を5つ紹介します!

Margherita(マルゲリータ)

Margherita(マルゲリータ)はイタリアピザの代表格!

トマトソース、モッツァレッラチーズ、バジルが載っていて、イタリアの三色旗と同じ色をしています。

どこのピッツェリアのメニューにもある定番メニューです。

Marinara(マリナーラ)

Marinara(マリナーラ)はマルゲリータに次ぐ有名ピザで、トマトソース、にんにく、バジルが載ったシンプルなピザです。

チーズが入っていないのが特徴。

Capricciosa(カプリチョーザ)

Capricciosa(カプリチョーザ)は日本語訳すると「気まぐれピザ」。

載せる具材はお店によって異なりますが、マルゲリータをベースに季節の野菜やきのこ、ハムなどがトッピングされることが多いです。

具だくさんのピザを食べたい時におすすめです。

Quattro formaggi(クアットロ・フォルマッジ)

Quattro formaggi(クアットロ・フォルマッジ)は、日本語訳すると「4つのチーズ」。

名前の通りモッツァレッラやゴルゴンゾーラなど、4つのチーズを使って焼き上げるピザです(使うチーズの種類はお店によって異なる)。

Pizza bianca(ピッツァ・ビアンカ)

Pizza bianca(ピッツァ・ビアンカ)は「白いピザ」という意味です。

特定の種類のピザを指す言葉ではなく、「赤くないピザ」=トマトソースがベースでないピザの総称です。

トマトソースでないピザを食べたい場合は、ピザの名前の中に「bianca(白)」という単語が入っているものを選びましょう!

ピザのメニューによく載っている具材

日本語イタリア語
チーズformaggio(フォルマッジョ)
モッツァレッラチーズmozzarella(モッツァレッラ)
水牛モッツァレッラチーズmozzarella di bufala(モッツァレッラ・ディ・ブーファラ)
生ハムprosciutto crudo(プロシュット・クルード)
調理ハムprosciutto cotto(プロシュット・コット)
サラミsalame(サラーメ)
トマトpomodoro(ポモドーロ)
なすmelanzana(メランツァーナ)
じゃがいもpatata(パタータ)
ルッコラrucola(ルーコラ)
バジルbasilico(バジーリコ)
きのこfunghi(フンギ)
にんにくaglio(アーリョ)

具材はメニューに複数形で書かれることもあり、その場合は語尾が少し変わります。語尾が一文字違うくらいなら同じ意味だと考えて大丈夫!

イタリアのピザについてまとめ

  • ピザはピザ専門店「ピッツェリア(pizzeria)」で食べるのがおすすめ
  • ピザの値段は一枚€3~10程度。
  • ピザの持ち帰りは基本的に可能。食べきれなかった分もOK
  • ピザは一人一枚オーダーするのが基本
  • イタリア人はあまりピザをシェアしない(一人一枚のピザを注文したらシェアすること自体はマナー違反ではない)
  • カジュアルなピッツェリアではピザを手で食べても大丈夫
  • 本格的なピザ屋は夜しか営業していないことがよくある

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。