【目次】
イタリアの観光地のレストランでは、英語を話せるスタッフが多いです。
ですが、地元客が多いレストランでは、英語が通じにくいこともあります。
イタリア旅行でレストランに入る際に、現地で必要だと感じるイタリア語フレーズをまとめてみました。
レストランを予約する
予約したいのですが
Vorrei fare una prenotazione.
ヴォレイ ファーレ ウナ プレノタツィオーネ
3月10日の19時に2人分のテーブルを予約したいのですが
Vorrei un tavolo per due alle diciannove il dieci marzo.
ヴォレイ ウン ターヴォロ ペル ドゥエ ディチャンノヴェ イル ディエチ マルツォ
イタリアでレストランを予約するときは、日本語のように「席」でなく「テーブル」を予約するという表現になります。
予約の人数、時間、日付を伝えますが、対面で予約するときはメモに書いて(スマホの画面でもOK)見せると、伝え間違いがなく安心です。
perの後ろに人数分の数字、alleの後ろに予約したい時間、ilの後ろに日付の数字+月。
今夜の予約はできますか?
Posso prenotare un tavolo stasera?
ポッソ プレノターレ ウン ターヴォロ スタセーラ
レストランに入店する
予約していた〇〇です
Ho una prenotazione. Sono 〇〇.
オ ウナ プレノタツィオーネ。ソノ 〇〇
こんにちは。私たちは二人です
Buongiorno. Siamo in due.
ブォンジョルノ。シアモ イン ドゥエ
ディナーの時はBuongironoをBuonasera(こんばんは)に変えましょう。
Siamo in +数字はレストランで人数を伝える定型表現です。
一人の場合はSono solo【男性】/sola【女性】(ソノ ソーロ/ソーラ)。
待ち時間はどのくらいですか?
Quanto tempo devo aspettare?
クアント テンポ デヴォ アスペッターレ
直訳だと「どのくらい待たなければなりませんか」という表現です。
が、イタリアののレストランでは「わかんない」と答えられることが多いため、私はほとんど使わなくなったフレーズです。
テラス席がよいのですが
Vorrei un tavolo in terazza.
ヴォレイ ウン ターヴォロ イン テラッツァ
イタリアのレストランはテラス席(外の席)があるお店も多く、寒くない季節は外で食べるのも気持ちよいです。
ちなみに座りたい席がある時は、「Posso?(ポッソ)」と言いながら、座りたい席を手で示すだけでも通じます。
この服装で入店してもよいですか?
Possiamo entrare con questi vestiti?
ポッシアーモ エントラーレ コン クエスティ ヴェスティーティ
イタリアでドレスコードがある高級レストランは「ristorante(リストランテ)」と呼ばれ、店の看板に書いてあります。
…が、私の経験上だと、ほとんどのリストランテはドレスコートは気にしないですし、イタリア人は観光客に対して大らかな傾向があります。
ドレスコードを気にするのはよっぽどの高級店に入る時だけで大丈夫です。
メニューを選ぶ
少し待ってもらえますか?
Un attimo, per favore.
ウン アッティモ ペル ファヴォーレ
イタリアのウェイターさんは、結構早く注文を取りに来ます。
あせって注文する必要はないので、時間が欲しいときは遠慮なく伝えましょう。
このお店の名物料理はどれですか?
Qual è la vostra specialità?
クアル エ ラ ヴォストラ スペチャリタ
お店の看板料理を尋ねるのに便利な表現です。
この町の郷土料理はどれですか?
Quali sono i piatti tipici locali?
クアリ ソノ イ ピアッティ ティーピチ ロカーリ
上で紹介した「specialità」を使った表現でも、郷土料理が答えとして返ってくることが多いですが、明確に郷土料理を食べたい場合はこちらの尋ね方がよいです。
何がおすすめですか?
Che cosa mi consiglia?
ケ コーザ ミ コンシーギア?
イタリア語でメニュー選びするのは難しいので、ウェイターさんにおすすめ料理を尋ねてみるのもよいです。
おすすめ料理はたいてい美味しいです!
もう少し考えます
Pensiamo un po’ di più.
ペンシアーモ ウンポ ディ ピュウ
ウェイターさんにいろいろ尋ねたあと、もう少し時間が欲しかったら、この表現を使いましょう。
レストランで注文する
注文をお願いします
Scusi, posso ordinare?
スクーズィ、ポッソ オルディナーレ?
ウェイターさんを呼び止めて注文したい場合は、基本的には「Scusi(スクーズィ)」だけでOK。
「ヨーロッパでは手を挙げてウェイターさんを呼ぶのはNG」という人もいるので、気になる場合はアイコンタクトで呼びましょう。
でも混んでいるお店だと、なかなかウェイターさん捕まえられないこともあります。手を挙げる場合は、あまり高く挙げず、人差し指を軽く立てるとよいそうです。
お酒は飲みません。苦手です
Non bevo. Sono astemio/astemia
ノン ベーヴォ。ソノ アステミオ/アステミア
私はお酒が苦手ですが、イタリア人は外食でワインを飲むことが普通すぎて注文しないことがピンと来ず、悪気なくしつこく勧められることがあります。
お酒が苦手な体質である「astemio(女性の場合は語尾のo→a)」という単語を使えば、スムーズに伝わります。
ミネラルウォーターの炭酸なしをお願いします
Aqcua minerale naturale, per favore.
アックア ミネラーレ ナトゥナーレ、ペル ファヴォーレ
イタリアのレストランでは日本のように無料のお水はもらえません。
有料のミネラルウォーターを頼みますが、炭酸なし(naturale=ナトゥナーレ)か炭酸入り(gassata=ガッサータ)かを伝えましょう。
ミネラルウォーターはきちんとメニューにあり、500mlを一本頼んで二人で飲んでもOKです。
こちらをください
Prendo questo.
プレンド クエスト
オーダーするときは、指さし注文でOKっすよ!
10年以上イタリア語を学習している私は、いまだにこの方法…。
それから…
E poi…
エ ポーイ…
まだ注文が続く場合は、この言葉を挟めばOK!
すべてシェアしてもよいですか?
Sarebbe possibile dividere tutti piatti?
サレッベ ポッシービレ ディヴィーデレ トゥッティ ピアッティ
イタリアではあまり外食でシェアする習慣がないので、シェアしたい場合は一言添えておくとよいです(イヤな顔をされたことはないです)。
すべての料理ではなく一皿だけシェアしたい場合は、その料理を注文したあと、「Sarebbe possibile dividerlo(ディヴィーデルロ)?」と尋ねればOK。
以上でお願いします
Basta così.
バスタ コズィ
注文を終了するときの定型表現。覚えておくと地味に便利!
スタッフさんにお願いをする
小皿を一枚頂けますか?
Mi porti un piattino, per favore.
ミ ポルティ ウン ピアッティーノ、ペル ファヴォーレ
よく使いそうな単語をまとめておきます。「un piattino」と置き換えて使ってください。
単数 | 複数 | |
---|---|---|
スプーン | cucchiaio(クッキアーイオ) | cucchiai |
フォーク | forchetta(フォルケッタ) | forchatte |
ナイフ | cortello(コルテッロ) | cortelli |
小皿 | piattino(ピアッティーノ) | piattini |
グラス | bicchiere(ビッキエーレ) | bicchieri |
メニューを頂けますか?
Posso avere il menù?
ポッソ アヴェーレ イル メヌ
追加で注文したい場合に。
デザートメニューが欲しい時は「menù dei dolci(メヌ デイ ドルチ)」でOK。
会計する
すみません、お会計お願いします
Scusi, il conto per favore.
スクージィ イル コント ペル ファヴォーレ
すみませんが時間がないのでお会計を急いで頂けますか?
Scusi, non ho tempo. Potrebbe fare il conto presto?
スクーズィ ノノ テンポ。ポトレッベ ファーレ イル コント プレスト
スローフードの国イタリアは、会計を頼んでもなかなか来てくれないことがよくあります。
時間がないときは、再度声をかけましょう。
クレジットカードは使えますか?
Posso pagare con carta di credito?
ポッソ パガーレ コン カルタ ディ クレーディト
レシート(明細)を頂けますか?
Posso avere la ricevuta?
ポッソ アヴェーレ ラ リチェヴータ
イタリアのレストランでもらレシート・伝票の見方はこちらの記事で解説しています。
レストランでのトラブル
こちらは注文していません
Non ho ordinato questo.
ノノ オルディナート クエスト
こちらは何の料金ですか?
Che prezzo é questo?
ケ プレッツォ エ クエスト
この表現は文法的に正しいかわかりませんが…だいたいこんな感じで通じてます。
高すぎます。警察を呼びます。
È troppo costoso! Chiamo la polizia.
エ トロッポ コストーゾ。キアーモ ラ ポリーツィア
イタリアのレストランでぼったくり被害を防ぐ方法はこちら
退店
タクシーを呼んでもらえますか?
Mi può chiamare un tassi?
ミ プオ キアマーレ ウン タッスィ
とても美味しかったです
Ho mangiato molto bene.
オ マンジャート モルト ベーネ
ありがとうございました。よい一日を。
Grazie mille. Buon giornata.
グラーツィエ ミッレ。ブオンジョルナータ
「Buon giornata(よい1日を)」はランチの退店時に使ってください。
ディナーの退店時は「Buona serata(おやすみなさい。よい夕べを)」を使いましょう。
当サイトでご紹介しているイタリア語は「現地で通じる」をモットーにしています。イタリア語を専門にしている方から見ると、細かい文法上の問題等がある可能性もありますが、イタリア語についての詳細な議論は、当サイトの主旨とは外れることをご承知置き頂けると幸いです。
- 辺獄
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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