【目次】
イタリアツアーは、ヨーロッパ方面の定番ツアーです。
大手の旅行会社であれば、たいていはイタリアツアーを企画しています。
逆にイタリアツアーはいろいろありすぎて、どこの旅行会社のものがいいか迷ってしまうという、ぜいたくな悩みが出てくるくらいです。
イタリアツアーは、同じ旅行会社の中でも、複数のツアーがあり、それぞれ旅程や、ツアー価格、想定している旅行客の層が違います。
そのため、「旅行会社の名前だけではツアーを選べない」というのが正直なところです。
そうは言っても!イタリアに強い旅行会社や、各旅行会社の特徴を知っておきたいというのが、ツアーを選ぶ側の気持ちです。
私はイタリア旅行が趣味ということで、イタリアツアーの相談を受けたり、ツアー後の感想を聞く機会が多いです。
このページでは、実際にツアー旅行者から聞いた話や、それぞれの旅行会社の一般的な評判などをまとめてみます。
イタリアツアーの旅行会社選びに、少しでも参考になれば幸いです。
新婚旅行や記念旅行は「JTB」が堅い選択!
まず、旅程や添乗員の質に定評があるのが、老舗のJTB。
シニア世代の両親が、JTBのイタリアツアーを利用したことがありますが、対応は非常に丁寧で、百貨店・デパート風の接客でした。
ミラノ滞在中に、急にサッカー観戦に行きたくなった両親の希望にも、しっかり対応して下さいました。
ツアーの添乗員には、アタリ・ハズレがあると言われますが、ハズレが少ないと言われるのがJTBです。
失敗したくない思い出作りの新婚旅行や記念旅行で、添乗員同行のツアーを選ぶなら、JTBのツアーを選ぶのが鉄板です。
シニア世代や質を求める場合は「JALパック」もおすすめ!
JALが販売しているJALパックという海外ツアーも、ツアーの質に定評があります。
JALパックの最大のメリットは、フライトのほとんどがJAL利用であることです。
日系というだけでも、日本語が通じて安心なのですが、JALの国際線のメリットは、コミュニケーション面だけではありません。
JALの国際線の「SKY SUITE」と呼ばれるフライトで採用されている、「新・間隔エコノミー」というシートは、座席の居心地が抜群に良いです。
特に窮屈になりがちなエコノミークラスが、他の航空会社のシートと比べて横幅も足元も広く、イタリアへの12時間以上の長時間フライトを乗り切るには、かなり嬉しい作りになっています。
私もこの「新・間隔エコノミー」のエコノミークラスを利用して、イタリアに行ったことがありますが、他の航空会社の比べて、疲労が少なく、快適でした。
2023年現在、JALはイタリアへの直行便がないので、パリやロンドンでの乗り換えになりますが、経由便ということを差し引いても、おすすめしたいシートです。
格安で多くの見どころを回りたいなら「阪急交通社」
格安ツアーに定評があるのは、阪急交通社。
通称「トラピ」と呼ばれる、新聞広告や、ツアーパンフレットでお馴染みの「トラピックス」を作っている旅行会社です。
阪急交通社のイタリアツアーは、短期間に多くの見どころを、どんどん回っていくのが特徴です。
私は一カ所をじっくり見たい派なのですが、親戚で、トラピックスのイタリアツアーに参加したシニア女性は、「なるべく多くの観光地を巡りたい私には合ってた!」と言っていました。
彼女はそのイタリアツアーには大満足だったそうです。
なるべく安くで、あれもこれも見たい!という方に向いている旅行会社です。
学生旅行=「H.I.S.」というのは正しい?
学生旅行・卒業旅行に、とにかく人気があるのは、HIS。
HISは格安ツアーを作る小さな旅行会社が成長した旅行会社で、現在でも格安海外ツアーの代表のような存在です。
イタリアで出会う学生旅行のグループの多くが、HISを利用していますし、私の周囲でイタリアへ卒業旅行に出かける学生さんも、HISのツアーで行く方が多いです。
ネットの口コミではいろいろ言われるHISですが、私の周囲のHISのツアー利用者さんたちには、「何の問題もなかった、楽しかった」という感想が多いです。
私も航空券手配でHISを利用したことがあります。
確かに、JTBなどと比べると、スタッフさんの対応はカジュアルです。
ですが、私はそういうのが気にならないタイプなので「カジュアルだな」と思っただけで、不快には思いませんでした。
ちなみに、学生旅行=HISという図式が出来上がっている感じもありますが、他の旅行会社も、卒業旅行のシーズンには、学生旅行用のカジュアルなツアーを作り、リーズナブルな価格設定をすることが多いです。
学生旅行の際はHISだけにこだわらず、他の旅行会社でも学割設定のお得なツアーがないか、探してみるとよいでしょう。
イタリア通をうならせるツアーを作るのは「日本旅行」
日本旅行も老舗の旅行会社ですが、伝統的にヨーロッパツアーに力を入れています。
日本旅行は、「ヨーロッパに強い」が売りなだけあって、イタリアツアーも、私のようなイタリアマニアが「おおっ!」と思うような、気の効いたツアーを作ります。
個人ではなかなか入場できない、バチカン美術館のニコリーナ礼拝堂や、フィレンツェのヴァザーリの回廊などに、入場できるようなツアーを企画することもあります。
また、都市間の移動に観光バスでなく鉄道を使うことが多いのも特徴です。
イタリアはヨーロッパでは鉄道先進国なので、イタリアの快適な鉄道体験ができるように配慮するのは、「さすがヨーロッパ旅行に強い日本旅行だなあ」と思います。
私は自分の旅程作りの際に、日本旅行のツアー旅程をよく参考にさせてもらっています。
私は原則自由旅行なのですが、もしツアーでイタリアに行くことになったら、最初に検討することになるのは日本旅行のツアーだと思います。
2度目以降のイタリアに「クラブツーリズム」
クラブツーリズムは、個性的なツアーが多い旅行会社として知られています。
イタリアツアーも、他の旅行会社ではあまり見ない「変化球」タイプの旅程があります。
定番のイタリアツアーは経験済みという方は、小さな町をじょうずにつないだり、南・北イタリアを重点的に回るツアーへの参加が面白そうです。
私はシチリア島で、クラブツーリズムのツアー客さんたちに遭遇したことがありますが、元気で旅慣れした感じの方々が多かったのが印象的でした。
シニア層が多いと言われる旅行会社ですが、リピーターが多いのが特徴だそうで(その分シニアが多くなる)、リピーターの多さにはツアーの満足度が表れているのかもしれません。
中小の旅行会社を選ぶときに注意したいことは?
イタリアに限らず、ツアーで海外旅行に行く場合は、海外旅行慣れしていないうちは、名前をよく聞く大手の旅行会社のツアーを選んだ方が良いと言われます。
ツアーは大きな買い物ですから、失敗はできないので、ブランド名が安心感を与えてくれるというところです。
ですが、中小の旅行会社でも、良心的で、魅力的なツアーを組んでいることもあります。
特にイタリアは、メジャーな旅行先なので、イタリア専門の旅行会社が、大手の旅行会社では対応できないような、マイナーな行き先のツアーを手配してくれることもあります。
こういった中小の旅行会社を利用する際は、メールや電話の対応などがしっかりしているかチェックして、信頼できる旅行会社を選びましょう。
また、観光庁の認可を受けていて「観光庁長官登録旅行業第~号」という登録番号を持っている、日本旅行業協会(JATA)の正会員であるなどの、条件を満たしているかを確認しましょう。
JATAの正会員であれば、万が一旅行会社とトラブルが発生した場合に、JATAが仲裁に入ってくれるそうです。
イタリアに強い専門の旅行会社を利用したい場合は、【PR】タウンライフ旅さがしというサイトを使えば、複数の旅行会社にこちらの旅程や予算の希望を一括で伝えて、オーダメイド型のツアーの無料見積もりをしてもらえるので便利です。
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イタリアツアーの旅行会社の選び方まとめ
シニア旅行→JTB(品質重視派)、クラブツーリズム(旅慣れしたシニアにおすすめ)
学生旅行・格安旅行→H.I.S.(HISが定番ではあるが、他の旅行会社も学生専用の安いツアーあり)
イタリアに強い旅行会社→日本旅行
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- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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