【目次】
パックツアーのイタリア旅行で、ツアー選びのキーポイントともなるフリータイム。
最近はフリータイムが多いツアーが人気で、旅行者のニーズに応えてフリータイムを旅程に組み込むツアーが多くなっています。
イタリアツアーの自由行動・フリータイムについて、ツアーを選ぶ際に知っておきたいことをまとめました。
この記事にはこんなことが書かれています!
- ツアーにはフリータイムがあった方がいい?
- フリータイムを過ごしやすい町はフィレンツェとヴェネツィア
- 治安が良いとはいえないローマでの自由行動は注意!
- フリータイムのおすすめの過ごし方
- フリータイムのあるイタリアツアーを選ぶコツ
フリータイムのあるイタリアツアーを選ぼう!
「自由行動する時間がツアーに組み込まれるのは不安…」という方もいますが、旅行中ずっと添乗員さんやツアー仲間と一緒にいると気疲れすることも。
気分転換のためにも、ツアーには少々の自由時間はあった方がよいと思います。
フリータイムと言っても、何も遠出しなければならないわけではありません。
イタリアの観光都市の中心部は、ミラノやローマなどの大都市以外は、たいてい徒歩で回れる大きさです。
イタリアでフリータイムが過ごしやすい町は?
イタリアツアーで訪問することが多い、ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア・ミラノの四大都市の中で、自由行動しやすいのはフィレンツェとヴェネツィアです。
フィレンツェとヴェネツィアは、見どころが徒歩圏内に集中しています。
ほとんどの観光地に歩いて行けるため、バスや地下鉄に乗るという難しいミッションをこなす必要がありません。
また、フィレンツェ・ヴェネツィアの中心街は、交通規制があります。
車両がほとんど(ヴェネツィアは「一切」)通らないため、旅行者にとって歩きやすいです。
この2つの都市は、多少のジプシーはいますし、旅行者を狙った犯罪がゼロというわけではありませんが、狭い路地に入り込みさえしなければ、比較的治安がよいというのも、安心して歩けるポイントです。
イタリアで自由行動がやや危険な町は?
反対に、イタリアで自由行動を取る時に気を付けたい観光都市は、ローマ、ナポリ、パレルモです。
南イタリアの大都市であるナポリ、パレルモは、そもそも自由行動の時間は設けていないツアーが多いです(旅行者が歩けないほど危険な町ということはないのですが)。
ローマではフリータイムがあるツアーも多いですが、残念ながらローマは旅行者を狙った軽犯罪が多い町だということを、頭に入れておきましょう。
ローマでの自由行動で、あまりおすすめしないのが、地下鉄での移動です。ローマの地下鉄は、旅行者を狙ったスリ軍団が多発します。
ローマでのフリータイムは、狭い路地を歩き回らないこと、地下鉄やバスを使わない移動をすることをおすすめします。
また、美術館・博物館・遺跡などお金を払って入場する観光地は、誰でも入って来れる場所ではないので比較的安全に観光できます。
当サイトに、ローマの治安についてまとめたページがありますので、あわせてご覧ください→ローマの治安を実体験で語る!3つの危険エリアと旅行者が注意したいこと
イタリアツアーでの自由行動 おすすめの過ごし方は?
イタリアツアーは、ツアーメイトたちと忙しい日程をこなしていきます。
自由行動では「ぜひ行きたい!」という場所に、遠出したいかもしれませんが、フリータイムでは、ゆったりとした時間を過ごして、イタリアをじゅうぶんに味わうことをおすすめしたいです。
おすすめは、素敵な広場に面している雰囲気の良いカフェのテラス席に座ってエスプレッソを楽しむこと!
イタリアの広場で、ゆっくりと流れる時間を楽しんでください。
注意点としては、観光客の多い広場には、法外な値段を取るカフェがあること。
お店の前にメニューが掲示されていることも多いので、メニューで値段を確認してから入店しましょう。
ちなみに、こういうカフェではサービス代は料金に含まれているので、チップは必要ありません。
「あまり疲れてないし、できれば町を歩く時間が欲しい」という方におすすめなのは、カウンター席でのエスプレッソ立ち飲みです。
オシャレなテラス席があるカフェも、内部は地元客で賑わうカウンター立ち飲み式のバールになっていることが多いです。
この立ち飲みバールの独特の雰囲気こそ、まさにイタリアって感じの空気です。
ちゃっとエスプレッソを飲んだら、颯爽とバールを出て、ゆったりと町歩きを楽しみましょう。
フリータイムのあるイタリアツアーを選ぶ時の注意点
フリータイムの多いツアーを選ぶ際にチェックしたいのは、各町の最重要観光地とでも呼べる場所が、ツアーに組み込まれているか、それともフリータイムで訪れなければならないかということです。
たとえばローマであればシスティナ礼拝堂やコロッセオ、フィレンツェならウッフィツィ美術館といった場所です。
もしツアーに組み込まれていなければ、フリータイムに利用できるオプショナルツアーとして用意されていることが多いです。
オプショナルツアーを利用するなら、せっかく格安ツアーを申し込んでも「オプショナルツアーの値段を合わせるとそれほどお得な値段にならない」なんてことにもなりかねません。
オプショナルツアーで申し込んでさらにお金がかかるよりは、ツアー日程に組み込まれている方が経済的です。
もちろんツアーを作る旅行会社も商売ですから、そのへんのことを考えて、超目玉観光地をツアー日程から外してある場合もありますので、しっかり考慮しましょう。
ただし、これらの超目玉観光地をフリータイムに訪れるメリットもあります。
それは、お気に入り観光地を自分のペースでゆっくり楽しめることです。
特に美術館系は、ツアー日程での中で訪れると団体行動になるため、気に入った作品を自分のペースでじっくり鑑賞することができません。
私は自由旅行でバチカン美術館、ウッフィツィ美術館に行きましたが、システィナ礼拝堂や、ボッティチェリの「春」は、一度見たあと、名残惜しくてもう一度戻りました。団体行動ではこういうマイペースな鑑賞はできません。
フリータイムの多いツアーを選ぶ場合は、自分が絶対行きたい場所はツアー日程に組み込まれているのか、それともフリータイムに訪問することになるのか、自分にとってお得になる形で訪問できるように、考えて選びましょう。
まとめ
- ツアーには少々のフリータイムがあった方がよい
- フィレンツェとヴェネツィアは自由行動しやすい
- ローマは治安が少々悪いので注意!
- フリータイムはカフェでゆったり過ごすのがおすすめ
- フリータイムが多いツアーは割高になる可能性に注意
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