イタリアツアーは、非常に多くの数があるため、選ぶのに苦労するという贅沢な悩みが出てきます。
似たようなコースのツアーもあり、どこを比べればよいのか迷います。
このページでは、イタリアマニアのワタクシめが、イタリアーツアーを選ぶならココを見て欲しい!というポイントを、コンパクトにまとめてみました。
旅行会社の傾向を知ってイタリアツアー選びの参考にしよう
イタリアツアー選びで迷うのが、旅行会社選び。
イタリアは、日本では旅行先としてメジャーな国ということもあり、イタリアツアーに力を入れている旅行会社は多いです。
JTB、
H.I.S.、日本旅行
など、海外ツアーを作っている旅行会社の多くは、イタリアツアーが看板商品のひとつです。
その中で、JTBは高品質ツアーに強い、
H.I.S.は学生に人気、日本旅行
はイタリアマニア受けのよい旅程を作る、などと、各旅行会社には特徴があります。
各旅行会社の強みを踏まえて、ツアー選びをしましょう。
イタリアツアーの旅行会社を選ぶコツについては、より詳しい記事をこちらのページにまとめています→イタリアツアーの旅行会社はどこがおすすめ?シーン別の選び方も!
フライト条件はツアーの質を決める重要な要素!
イタリアツアーは、日本を出発する前から始まっています。
イタリアへのフライトの出発が、日本時間の午前なのか午後なのか、早朝なのか深夜なのか、自宅と国際空港の距離次第では、出発時刻は重要なファクターになります。
また、イタリア着は遅い時間になるフライトが多いのですが、このイタリア到着の時間も、ツアー選びの際は考慮しましょう。
フライトには、イタリアへの直行便と、途中で乗り換えが必要になる乗継便があり、直行便と乗継便では、フライト時間や疲労度が違います。
イタリアへの12時間以上のフライトは、ツアー日程の結構大きな部分を占めています。ツアーのフライト条件は、必ず確認が必要です。
イタリアツアーのフライト条件の比べ方は、下の2つの記事に詳しくまとめています。
イタリアツアーで宿泊するホテルは立地が重要!
イタリアの観光都市には、「旧市街(チェントロ)」と呼ばれる地区があります。
ほとんどの町で、観光地や見どころは、この旧市街に集中しています。
旧市街は「旧」とつくだけあって、歴史を感じる、趣深い町並みが魅力で、都市の中心部を形成しています。
この旧市街にあるホテルに宿泊すれば、町の雰囲気が存分に楽しめますし、自由行動も取りやすいです。
イタリアツアーで、ホテルはここを見る!というポイントをまとめた記事はこちらです→イタリアツアーのホテルはランクや星の数より立地で選ぶべし!
イタリアツアーは食事は数回程度ついてないものがいい!
イタリアツアーでは、ツアー料金を抑えるために、食事は団体で申し込んでいて、あまり美味しくないというのが定説です。
せっかく美食の国イタリアに行くなら、何度かは、ツアーを外れて、個人でレストランに行くのをおすすめします。
数回程度は、食事がつかず、自由で食べに行けるツアーがよいでしょう。
「イタリアツアーの食事」をより詳しくまとめた記事はこちら→「イタリアツアーの食事はまずい」って本当?食事なしの方がよい?
自由行動はフィレンツェ・ヴェネツィアで取るのがおすすめ
パックツアーのメリットは、個人旅行よりも添乗員さん同行の団体行動になるため、安全なこと。
イタリアは、残念なことに、旅行者を狙う軽犯罪が少なくありません。
ただし、不幸中の幸いというか、多いのはあくまで「軽犯罪」なので、それほど怖がる必要もありませんし、対策の立てようもあります。
安全のためにパックツアーを選んだのだから、自由行動は一切いらない、なんて言わずに、少々のフリータイムが含まれたツアーを選んで、気ままにイタリア歩きをしてみましょう。
観光都市の中でも、フィレンツェ・ヴェネツィアは、大都市のローマ・ミラノに比べると、比較的治安がよく、町歩きもしやすいので、この2つの町で、フリータイムが設定されているツアーがおすすめです。
イタリアツアーでのフリータイムについて、もっと詳しい記事はこちら→自由行動があるイタリアツアーを選ぶコツ!危険が少ない過ごし方は?
イタリア定番四大都市ツアーは南下する行程がおすすめ!
初めてのイタリアで、たいていの旅行者がチョイスするツアーが、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノの四大都市を巡るツアーです。
四大都市巡りは、大きな国際空港がある、ローマ、ミラノが発着となります。
その際、おすすめは、ミラノから入って、ヴェネツィア、フィレンツェと南下していき、最後にローマから出国する旅程です。
この四大都市を比較すると、日本人にとっては、都会・近代的なミラノは、相対的にですが新鮮味が少ないです。
古代ローマ遺跡や、水のテーマパークのようなヴェネツィアを見た後に、ミラノを見ると、盛り上がりに欠けるかもしれません。
この四都市の中では、最も都会的なミラノで、まずはイタリアに自分を慣らしてから、他の町を回り、最後にローマでクライマックスを迎えるのが、旅程としてはおすすめです。
ただし、ショッピング目的でイタリアに行き、ミラノで大量に買い物をする予定の方は、ミラノを最後にするメリットもあります。
都市間の移動に鉄道を使うツアーがおすすめ!
イタリアツアーは、観光バスでの移動になることが多いです。
実は、イタリアはヨーロッパでは鉄道大国として知られていて、大都市間は、バスで移動するより、鉄道の方が断然早いです。
また、基本的にバスでの長時間移動は疲れます。個人差はあると思いますが、私は鉄道移動とバス移動では、疲労度が倍以上違います。
JTBや日本旅行
のツアーでは、一部の都市間の移動に鉄道を使うことがあります。スーツケースはバスで別に運んでくれるツアーもあり、その場合は少ない荷物だけで電車に乗れるため、かなり楽です。
鉄道での移動は、時間の短縮だけではなく、体力の温存にもなるので、鉄道移動が含まれるツアーはおすすめです。
「青の洞窟」は冬季ツアーでは避けるのがベター
人気が高いイタリアの観光地に、カプリ島「青の洞窟」があります。
この「青の洞窟」は、自然物の観光になるため、気象条件に左右されます。また、天気がよくても、波が高いと入場できません。
そのため、「青の洞窟」が含まれているツアーを申し込んでも、必ず「青の洞窟」が鑑賞できるとは限らないことに注意してください。
夏場の方が、入場できる確率が高いと言われる「青の洞窟」は、冬でも運が良ければ入れると言われています。
ですが、「青の洞窟」の公式サイトには、「冬季は入場できるケースはレア」と、しっかり書かれています。
私も3月の晴れた日にカプリ島に行きましたが、「青の洞窟」は当然のように閉まっていました。また、ここ数年のイタリアの冬は、南イタリアは天気が悪い年が多いように感じます。
せっかく「青の洞窟」お目当てでイタリアに行くのなら、冬のツアーは避けましょう。
逆に、冬(11~3月)にしかイタリアに行けないという場合は、「青の洞窟」は、予定に入っていないツアーを選ぶのがおすすめです。
「青の洞窟」の代替はアマルフィがおすすめ
もちろん夏季でも、「青の洞窟」には入れない事態はあり得ます。
「青の洞窟」に入れなかった場合の、代替の旅程は、必ず記載されています。
おすすめなのは、代案がアマルフィになっているツアーです。
アマルフィは情緒のあるエキゾチックな町で、「青の洞窟」の代わりに行ったとしても、遜色ないくらい魅力的な観光地です。
「青の洞窟」が閉まっているとガッカリしてしまいますが、代わりにアマルフィに行けたら、むしろ閉まっててヨカッタ!と思えるかもしれません。