【目次】
ボローニャ観光で、訪問をおすすめしたいスポットをご紹介します。
ガイドブックに掲載されている定番観光地から、ちょっとマニアックな穴場スポットまで。
ボローニャは見どころの多い町で、きっと、期待以上に楽しめると思います!
マッジョーレ広場
ボローニャの中心。歴史ある建物に囲まれた、非常に美しい広場です。私のイタリア体験の中の、「イタリアナンバーワン観光インフォメーション(近代的で、返答が的確)」がこの広場に面しています。
マッジョーレ広場に面した市庁舎の壁面に飾られている写真は、第二次世界大戦における対ナチ・パルチザンの犠牲者たちです。
サン・ペトロニオ聖堂
マッジョーレ広場にある、未完成の大きな教会。私が行った時も工事中でした。14世紀に施工してからずっと未完成らしいので、工事中でない時に訪れるのは至難の業なのではないでしょうか。
聖堂内に、その場所だけ有料の、一面にフレスコ画の描かれた礼拝堂があり、€2だったので、わけもわからずお金を払って鑑賞してみました。係員さんに、誰がいつ描いた絵なのか聞いてみましたが、「ごめん、知らない」と言われました…(笑)。左側の方です。
サンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会
マッジョーレ広場のすぐ近くにある赤いファサードが印象的な教会。
イエス・キリストの死を、弟子たちが嘆き悲しむ『集団哀悼』を作ったテラコッタ製の像があり(ニッコラ・デッラルカ作)、これはぜひ、ボローニャ滞在中に鑑賞をおすすめしたい作品です。
聖母マリアや、マグダラのマリアなど、イエスの死を悲しむ女性陣の悲しみの表現が凄まじいです。ボローニャで最も心に残った芸術作品です。
ボローニャの斜塔
2つの傾いた塔が、心細そうに寄り添っている、ボローニャの斜塔。ボローニャのシンボルのひとつです。
高い方の斜塔には、上ることができます。そんなにきつくはないのですが、階段が、超歩幅が狭い人のために(?)作られている場所があり、つま先立ちで上らなければならない場所があるため、足の変なところの筋肉が疲れます。
頂上からは、鉄格子越しではありますが、ボローニャの赤い町並みを見下ろすことができます。
国立絵画館
ラファエロ『聖チェチリアと聖人』
グイド・レーニ絵画の一部
ラファエロの「聖チェチリアと聖人」の絵がある絵画館。ジョット、ペルジーノ、グイド・レーニなどの作品も鑑賞できます。
ボローニャの教会から移されてきた、痛みの激しいフレスコ画が展示されていた部屋も素敵でした。
この絵画館の注意点は、開館時間がコロコロ変わること!私が訪問したときも、予想外の昼休みがあり、入館を待たされました。訪問予定の方は、公式サイトで開館時間をチェックするのを忘れずに!
公式サイトの開館時間のページ(イタリア語)
聖チェチリア祈祷堂
国立絵画館近くにある、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会の一部である、聖チェチリア祈祷堂には、聖チェチリアの生涯を描いたフレスコ画が残っています。
入り口は、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会とは別で、ややわかりづらいですが、「Oratorio di S.Cecilia(聖チェチリア祈祷堂)」と書かれた赤い布が下げてあったので、それほど迷いませんでした。
国立絵画館の、ラファエロの「聖チェチリア」を見た後に、ここのフレスコ画を見ると、同じ聖女を描いているので楽しめると思います。無料見学できるので、絵画館のあとに、ふらっと入ってみてはいかかでしょう?
サン・ドメニコ教会
カトリックの聖人の中でも有名な、ドメニコ会の始祖である聖ドメニコのお墓がある教会。大きくて格式が高い雰囲気の教会です。
若き日のミケランジェロが作った作品が、聖ドメニコのお墓がある礼拝堂にあるらしいのですが、訪問したのが日曜だったためか、この礼拝堂が閉まっていたため、見ることができませんでした。
サント・ステーファノの教会群
町の南東へ延びるサント・ステファーノ通りにあります。11~13世紀の間に建てられた、成立年代も、様式も異なる7つの教会がくっついているため「教会群」と呼ばれます。
教会と教会が扉でつながっていて、非常に不思議な空間です。ボローニャで一番興味深かった教会です。
広場に入口が面している教会から入りますが、その教会の前方左のドアが、次の教会につながっています。このドアは閉まっていることもありますが、自由に開けて、次の教会へと進んでいいようです。
奥の方に、中庭と、それに続いている回廊があり、回廊の一番奥が売店になっていて、修道院コスメを販売しています。結構有名なものだそうです。女性の方へのおみやげや、自分用のお買い物におすすめです。
レーノ運河(運河が見える小窓)
マッジョーレ広場から北の方の、Via Piellaという通りの、マッジョーレ広場から向かった場合、左手の方に、開閉できる小窓があります。この小窓を開けるとビックリ、ヴェネツィアのような、建物の間を流れる運河が現れます。
それだけのことなのですが、風情たっぷりの風景で、思った以上に感動しました。場所が分かりにくい場合は、インフォメーションでもらえる観光マップにも記載がありますので、インフォメーションで尋ねてみましょう。
ボローニャ大学とサン・ルカ教会
残念ながら、週末の滞在だったためか、ボローニャ大学跡が閉まっていて入れなかった…。次への宿題っ!
また、福音書記者ルカが描いたと伝えられる聖母子像を所蔵している、ずーっと3㎞ほど坂道にポルティコ(柱廊・アーケード)が続いているという、サン・ルカ教会にも行きそびれました。3㎞続くアーケードの坂道を歩いてみたいっ!
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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