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 ボローニャってどんな町?

ボローニャ

ボローニャは、ミラノとフィレンツェのほぼ真ん中あたりに位置します。パルマやモデナなどがある、エミリア・ロマーニャ州の中心都市です。

ヴェネツィアとフィレンツェの中間にも位置するため、交通の便が非常によく、イタリア旅行をする際には、通る可能性がかなり高い町です。

ボローニャは「赤い町」と言われます。これは、赤い色の建物が多く、町全体が赤っぽく見えることや、有名なボローニャ風ソーセージ「モルタデッラ」の赤色や、伝統的にボローニャという町が政治的に左翼寄りであることに由来します(赤色は共産党のシンボル)。

ボローニャ市民が政治的にリベラルの傾向があるのは、歴史の古いボローニャ大学があることや(大学は自由の気風を好むものですね)、第二次世界大戦中に、パルチザンがナチスに対して徹底抗戦し、自力で町を解放したことが大きいようです。

しかし、その第二次世界大戦で戦場となったことで、ボローニャの町は大きな被害を受けてしまいます。

そう聞くと、戦後に、近代的な風景の町が新しく作られたのかな?と思ってしまいますが、ボローニャ市民は多大な努力を払って、元通りの町の景観を取り戻しました。そのおかげで、今でも、ボローニャの大きな特徴である、柱で支えられたアーケードが延々と続く「ポルティコ」の町並みを楽しむことができます。

ボローニャの特色と言えば、そのポルティコの街並み、ボローニャ風スパゲティに代表されるグルメの町、などが挙げられますが、個人的に一番印象に残ったのはボローニャ市民のイタリア人らしからぬ気質です。

大学の町ということもあるかもしれませんが、他の町より格段に英語が通じますし、観光案内所やレストランのスタッフがてきぱき&しっかりしています。今まで行ったイタリアの町の中で、ダントツに、日本と同じ感覚で、物事がスムーズに進むと感じました。イタリアに住むなら、ボローニャかな!?とまで思っています。

実際にボローニャに足を運ぶまでは、ボローニャは交通の要所としか思っていませんでしたが、予想以上に美しい町で、もともとは3泊する間、近隣の町にも足を運ぶ予定だったのですが、ボローニャが気に入ってしまって、どこにも行きませんでした。

イタリアには、ガイドブックなどで見る以上に素敵だった町というのがいくつかありますが、ボローニャも間違いなくその一つです。

 ボローニャの歩き方 観光には何日必要?

ボローニャ

ボローニャは、サン・ルカ教会以外の主要な見どころは徒歩で周れる町ですが、イタリアの他の町と比べると、ちょっと広く感じます。

訪問するまでは観光は1日あればじゅうぶんと思っていましたが、隠れた見どころも多く、3泊しても全然足りませんでした。

ボローニャから日帰りできる町もたくさんあるのですが、ボローニャを気に入ってしまうと、「まだまだボローニャを堪能し尽くしてないのに、他の町に行ってられるか!」と、行く暇がなくなってしまうという、嬉しい誤算でありました。その意味では、ボローニャにはある程度長く滞在することをおすすめします。

また、ボローニャという町は、イタリアの中では異色の町で、人々がキビキビしっかりしていて、日本人にはストレスの少ない町です。

ただ、この「イタリアの中で異色」というのを体感するためには、ボローニャをイタリアで訪問する最初の町にはしない方がよいかもです。ローマやナポリのカオスっぷりを経験してからだと、「ボローニャやるじゃん!」という感動がひとしおですよ!

 ボローニャの見本市がある時期には要注意!

絵本

ボローニャは、絵本の見本市「ボローニャ国際絵本原画展」が開かれることで有名です。

ボローニャにある見本市会場では、絵本以外にも、いろいろな見本市が開かれます。

ボローニャに観光で行く場合は、この見本市の時期は絶対に避けた方がよいです

ホテルの値段は3~4倍に跳ね上がりますし、駅のタクシー乗り場や、バス乗り場は長蛇の列になります。私は、ちょうど見本市と重なった時期にボローニャ空港を利用したのですが、見本市のせいかどうかわかりませんが、空港も異様な混雑具合でした。

ボローニャに足を運ぶことに決めたら、まずは見本市の時期を調べて、ボローニャ滞在はその時期を避けるようにしましょう。

 ボローニャ旅行におすすめの本


A09 地球の歩き方 イタリア 2017~2018
「地球の歩き方」シリーズで、ボローニャの観光情報が掲載されているのは、イタリア全土版のみです。ボローニャにはもう少しページを割いてほしいなあとも思いますが、ガイドブックの中では、一番こちらが詳しいかな、という感じです。購入の際は、最新版か確認しましょう。


ボローニャ紀行 (文春文庫)
ボローニャといえばこの本!有名な本なので、読んだことはなくても知っているという方は結構いるのではないかと思います。ボローニャがどうしてこんなにもイタリアの中でも特殊な町なのか、この本を読めば納得できるのではないかと思います。旅行者用の情報に特化した本ではありませんが、ボローニャに行くなら、ぜひ読んでおきましょう!普通のガイドブックには載っていない、ボローニャの姿が満載です。

 ボローニャはツアーで行ける?

ボローニャ

ボローニャは、イタリアツアーの定番訪問都市である、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ等の移動の際に通過する可能性が高い町なので、宿泊はしなくても、移動途中にボローニャに立ち寄るツアーは結構あります。

ツアーだと、旧ボローニャ大学を見学することが多いようです。

また、ボローニャのあるエミリア・ロマーニャ州は、グルメ御用達な地方としても名高いため、ボローニャで食事をとる旅程がおすすめです。

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。