ボローニャはエミリア・ロマーニャ州の中心都市です。
エミリア・ロマーニャ州と言えば、パルマに代表される、グルメが有名な州で、ボローニャも美味しいものだらけです。
ボローニャという町を表す言葉として、「grassa, dotta, e rossa」という言い回しがあるそうです。日本語だと「太っちょ、学識、赤」。
「学識」は世界最古のボローニャ大学を指す言葉、「赤」は町を飾る赤レンガの色や、伝統的にボローニャがリベラル寄りであることを表しています。
そして「太っちょ」は、ボローニャがグルメの町であることの象徴です。実際にはボローニャは、背が高くてスタイルの良い人が多く、太っちょさんはあまり見かけませんでした。
ボローニャという町を知らない日本人でも、「ボローニャ風ミートソース」など、料理名でボローニャの名を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そういうわけで、ボローニャに行ったからには、本場のボローニャグルメを味わわなきゃ、もったいない!胃が泣いちゃう!
普段は自炊派の私も、ボローニャではボローニャ料理を食べなきゃ!と、有名なボローニャ郷土料理のレストランに入りました。
このお店が大変美味しかったので、私が食べたボローニャ郷土料理のお皿とともにご紹介します!
Montegrappa da Nello
Montegrappa da Nello(モンテグラッパ・ダ・ネッロ)は、マッジョーレ広場近くにあるリストランテです。
美味しいボローニャ料理が食べられるお店として有名で、ガイドブックなどにもよく記載があります。B&Bのオーナーさんにもおすすめされたので、入店してみました。
観光客に有名なお店で、また、ボローニャ自体が英語が通じやすい町ということもあり、ウェイターさんは英語がペラペラでした。
私がオーダーしたお皿を、前菜から順に紹介します!
前菜は、エミリア・ロマーニャ州産の生ハム。ボローニャ風ソーセージ「モルタデッラ」でもよかったのですが、「モルタデッラ」は、昨日まで連日食べていたので、生ハムにしました。
この生ハムも大変美味しかったですが、あくまでボローニャ風にこだわるなら、「モルタデッラ」のオーダーがおすすめです。モルタデッラに関しては、こちらの記事をどうぞ。
プリモ(第一の皿)は、やっぱりボローニャ風スパゲティ。イタリア語では、「Tagliatelle alle Bolognese(タリアテッレ・アッレ・ボロネーゼ)」。
Tagliatelle(タリアテッレ)とは、平たいパスタのことで、ボローニャでは、ボローニャ風スパゲティは、ほとんどこのTagliatelleで出てきます。ミートソースなのに、こってりしていなくて、食べやすい味でした。
プリモはもう一皿オーダーしました。季節の料理として、おすすめされていたカルチョフィ(アーティチョーク)のリゾットです。これも、ほっとするような味付けで美味しかった!カルチョフィ料理が、季節料理としておすすめされていたのは3月です。
セコンド(第二の皿・メイン料理)は、ボローニャ風カツレツにしました。「ボローニャ料理を食べたい」とリクエストしたら、ウェイターさんがおすすめしてくれたものです。
このボローニャ風カツレツが、一番美味しかったです!カツの上に、おそらくパルミジャーノチーズが乗っているのだと思います。なかなか本場でなければ食べられないと感じた味でした。ボローニャでは、ボローニャ風スパゲティ、モルタデッラだけでなく、ぜひボローニャ風カツレツにも挑戦してみてください!
余談ですが、「ボローニャ風」は、イタリア語で、「bolognese(ボロネーゼ)」です。この単語がついている料理は、ボローニャの郷土料理だと思いますが、できればウェイターさんにしっかり確認しましょう!
おまけで食べたデザート。見た目はもっさりしていましたが、味は美味しかったです。
日曜日は予約を!
ボローニャは日曜日が休みのレストランが多いのです。その中で、このお店は日曜も開いていました。
そのためか、日曜は混雑するので、予約を取っておいた方が無難です。平日であっても、確実にこのお店で食べたいという場合は、予約が安心です。
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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