【目次】
世界遺産の数が世界ナンバーワンのイタリアは、見どころが多すぎて、一度の旅行でイタリアの全てを満喫するのは難しいです。
ガイドブックを見ていると、行きたい町が多すぎて、どの町をどういったコースでたどるべきか、迷ってしまう…!
旅人の数だけ旅の形があり、イタリア旅行にも、もちろん決まった形などありません。
ですが、それでもイタリア旅行の定番コースというものはあります。
初めてイタリアに行く場合は、定番コースをモデルにして旅程を組み立てる方法がおすすめです。
ツアー選びや、個人旅行での日程作りに参考になればと思い、モデルコースをいくつかご紹介いたします。
このページで紹介するのは4つのモデルコースです!
- 四大都市+ピサの超定番コース
- 北部のミラノから南部のナポリまで縦断するコース
- 南イタリアだけにしぼったコース
- 一都市滞在型
超定番コースはイタリア初心者におすすめ!
まず一番オーソドックスな、イタリア旅行の定番中の定番コースをご紹介します。
ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマの4大都市に宿泊し、フィレンツェ滞在中に、ピサの斜塔を日帰りで見に行く旅程です。
このコースをどのくらいの日数で周れるかというと、平均的な日程としては、ローマとフィレンツェに2連泊ずつする6泊8日(飛行機泊含めて全体で8日)の旅程が王道です。
それぞれの町の代表的な観光地だけをかけ足で周るなら、フィレンツェも1泊にして5泊7日(飛行機泊も含めて全体で7日間)という日程もありでしょう。4泊6日まで縮めるなら、ピサは諦めた方がよいかもしれません。
ただどの町も、長期滞在してもじゅうぶん楽しめる町です。可能であれば6泊以上のゆったりめ旅程がいいかなと思います
はじめてイタリアに行く方は、イタリアの有名どころが堪能できるこの超定番コースがおすすめです。
このコースであれば、鉄道で簡単に回れるので、個人旅行にも挑戦しやすいです。
私も初めてイタリアに行った時は、このコースに似た旅程で行きました。ヴェネツィアの代わりにラヴェンナに行き、フィレンツェとローマでゆったり連泊して、全体で13泊の日程でした。
ちなみに、ここで紹介した旅程はミラノから始まって南下していきますが、もちろんローマから北上する逆ルートも可能です。
ですが、観光地としてのスケールが大きいローマは、最後に取っておいた方が楽しめます!
ただし、ミラノでたくさんショッピングをする予定の方は、ミラノを最後にした方が荷物が増えなくてよいでしょう。
イタリア旅行の定番コース
ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマの四大都市+ピサの斜塔を1週間強で回るのがイタリア旅行の定番。北から南へ下るルートがおすすめだけど、ミラノでショッピングしたい人は逆ルートでもOK!
南まで足を伸ばす!イタリア半島縦断コース
カプリ島の青の洞窟、ポンペイ遺跡など、「どうしても足を運びたい観光地が南イタリアにもある!」という方は、ローマからさらに足を延ばして、ナポリまで南下しましょう。
南イタリアは、北・中部のイタリアと比べて、交通の便が悪いのがネックですが、ローマとナポリ間は、電車がたくさん走っていて、鉄道での移動がスムーズです。
この南イタリアまで足を伸ばすコースだと、移動距離が長いので、旅行日数は最短でも10日間は必要です。10日でも忙しすぎるくらいです。
イタリアに何度も行くことは難しいだろうという方は、多少無理して、南イタリアまで足を延ばすのもありだと思います。
さて、このコースだと、南部の人気観光地、とんがり屋根の町アルベロベッロが入っていません。
アルベロベッロは、同じ南部でも、ナポリ方面から行くと交通の便が悪いので、個人旅行で日程に余裕が無い場合は、このコースに組み込まない方が良いです。
イタリア半島縦断コース
四大都市にプラスして足を伸ばすならナポリとアマルフィ海岸をつけ加える。最短でも10日は必要なコース。日程に余裕がない場合は、交通の便が悪いアルベロベッロは泣く泣く外すのがベター。
南イタリアだけに絞った周遊コース
日本人が抱く、イタリアの陽光あふれる真っ青な海のイメージは、南イタリアのイメージです。
北部・中部のイタリア諸都市より、南イタリアの方に行きたい場所が多いと言う方は、思い切って南イタリア周遊の旅程にしてしまいましょう。
南イタリアは、交通網が発達していなくて、個人旅行の場合は移動が大変ですので、ゆったりとした日程を作りましょう。
ツアーであれば、公共交通機関がない都市間でも専用バスで移動できるので、南イタリアを効率的に周遊したい場合は、個人旅行よりツアーが向いています。
南イタリアで特に大変な移動は、ナポリやアマルフィ海岸などがあるティレニア海側と、アルベロベッロやマテーラなどがあるアドリア海側を結ぶ移動です。
1週間程度しか旅行日数を取れないという方は、ティレニア海側(ナポリ、アマルフィ、ポンペイなど)とアドリア海側(アルベロベッロ、マテーラなど)、どちらかに絞ってゆっくり周遊した方が、のんびりした南イタリア滞在を楽しめると思います。
また、ローマは、ティレニア海側の大都市ナポリ、アドリア海側の大都市バーリ、どちらともアクセスがいいので、ローマ+南イタリアの旅程を作るのもおすすめです。
たとえばナポリ→ポンペイ(日帰り)→カプリ島→アマルフィ海岸→ローマ→バーリ→アルベロベッロ→マテーラのように、ティレニア海側とアドリア海側の移動にローマを挟むという旅程はスムーズです。
南イタリア周遊コース
南イタリアは横の移動が大変なので、あまり欲張りすぎない旅程を!ゆったりと日程を取れる場合は(最低でも10日以上)、ローマを挟んでティレニア海とアドリア海どちらも周遊するのもアリ。
一都市滞在型で「イタリアで暮らす旅」!
イタリア旅行のみならず、最近人気なのが、キッチンや洗濯機などが装備されているアパートに長期滞在して、現地で暮らすような感覚で旅をするスタイルです。
私も、イタリアではアパート型のホテルに滞在することが多いです。
現地のスーパーや市場で日用品を購入したり、毎日通うバールでバリスタさんに顔を覚えてもらえたりと、駆け足型の旅行では味わえない経験ができます。
その都市自体に見どころが多い、ローマやフィレンツェなどに長期滞在するのもおすすめですし、ボローニャやヴェローナなど、交通の拠点となり、さまざまな小都市に足を延ばせる都市に滞在するのも楽しいです。
また一都市滞在ではなく、一地方滞在になりますが、シチリア島は他のイタリアの州からのアクセスが悪いので、シチリア島だけに絞って周遊するのがおすすめです。
一都市・一地方滞在型
見どころの多い大都市、他の町へ行きやすい交通の拠点の町にアパート長期滞在する「イタリアで暮らす旅」もおすすめ!シチリアは他の都市と組み合わせず単独での周遊がよい。
イタリアのモデルコースまとめ!
- 超定番コースはミラノ→ヴェネツィア→フィレンツェ(+ピサ)→ローマ
- ゆったり日程が取れるなら定番コースに南イタリアをプラス
- 思い切って南イタリア周遊の旅もおすすめ
- 大都市や交通の拠点にアパートホテルを借りて「暮らす旅」という選択肢もある
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