イタリア個人旅行では、荷物の移動を少なくするためにも、連泊がおすすめです!
交通の便のよい都市に連泊して、観光の拠点にしましょう。
複数の町に日帰りできるイタリアの都市を、北から順にご紹介します。
ヴェローナ
北部の都市ヴェローナは、ミラノとヴェネツィアのちょうど中間くらいに位置するので、イタリアの観光ルートには組み込みやすい町です。
ヴェローナ自体も、ロマンチックな美しさのある町ですが、交通の便が非常によく、多くの観光都市に簡単に日帰りすることができます。
ヴェローナから日帰りできる主な観光都市
マントヴァ、ヴィツェンツァ、シルミオーネ、トレント、パドヴァ
ボローニャ
ボローニャは、イタリアの鉄道路線においては、「すべての線路はボローニャに通ず」と言いたくなるくらい、交通の便がよい町です。
ボローニャ大学があり、若者のパワーがみなぎっている、進歩的気風に満ちた町ですが、滞在してみると、期待以上に見どころの多い町です。グルメの町としても有名です。
大学関係者が多いこともあってか、英語も通じやすく、もし、イタリアの町を擬人化したら、イタリアの中では格段にしっかり者なので、海外に不慣れな旅行者でも滞在しやすい町です。
ボローニャから日帰りできる主な観光都市
パルマ、モデナ、ラヴェンナ、フェッラーラ、リミニ、サン・マリノ共和国(ちょっと遠いけど)
日帰りができる町が多いだけでなく、その後、北部・南部どちらに移動するにしても、ボローニャからは行きやすい場合が多いです。
フィレンツェ
フィレンツェは、イタリア中部トスカーナ州の州都です。
フィレンツェ自体が、説明不要なくらいの観光都市なのですが、トスカーナ州は、イタリアの中でも、観光客に最も人気のある地域の一つで、見どころが非常に多い州です。
トスカーナ州は丘陵地帯が多く、鉄道ではアクセスできない町も多いのですが、フィレンツェを拠点にすれば、トスカーナ州南部の山間の町を除けば、多くの町に日帰りでアクセスすることができます。
フィレンツェから日帰りできる主な観光都市
シエナ、サン・ジミニャーノ、ピサ、ルッカ、ピストイア、プラート、ヴィンチ、アレッツォ、コルトーナ(ちょっと遠い)
ナポリ
ナポリは、イタリア南部カンパーニア州の州都です。
カンパーニア州は、州全体の観光に力を入れていて、カンパーニア州内の交通公共機関は、鉄道やバス共通で使える一日券などがあり、かなりお得に周遊することができます。
特に、州の中心となるナポリは、カンパーニア州の交通の拠点として、さまざまな町へのアクセスが容易です。
また、ナポリ港からは、ナポリ湾に浮かぶ島々にアクセスできる高速船が出ています。
ナポリから日帰りできる主な観光都市
カゼルタ、ポンペイ、エルコラーノ、パエストゥム、ソレント、アマルフィ(やや遠い)、カプリ島
サレルノ
ナポリからだと、アマルフィ海岸周辺の町が、日帰りではややバタバタになるので、アマルフィ海岸と、ポンペイ、パエストゥムに絞って行くなら、サレルノの方がアクセスがよいです。
ただし、サレルノ自体は大きな近代都市で、あまり観光都市としての見どころは多いとは言えません。
アマルフィ海岸だけに行くなら、アマルフィに滞在して、ラヴェッロや、ポジターノに足を運んだ方が、アマルフィ海岸を堪能できると思います。
カターニア
シチリア島の東部を周遊するなら、カターニアが交通の拠点になります。
シチリア島は、鉄道が発達していないので、地図上では近い町が交通公共機関で結ばれていないことが多く、東部は、距離的には遠回りでも、カターニアを経由した方が早いというパターンも多いです。
レンタカー旅行など、自動車移動でない場合は、カターニアに連泊して、カターニアから色々な町に日帰りするのが効率的でしょう。
カターニア空港は国際空港で、カターニア市街地に近いので、空便でシチリアに入る場合でもアクセスしやすい町です。
カターニアから日帰りできる主な観光都市
タオルミーナ、シラクーサ、ノート、ラグーザ、カルタジローネ、ピアッツァ・アルメリーナ
パレルモ
シチリア州都のパレルモは、シチリア西部を周遊する際の拠点となります。
パレルモ自体も見どころが非常に多い町なので、パレルモ観光をする時間を確保しつつ、他の町にも足を運びましょう。
パレルモから、西の方へ行く場合は、鉄道がほとんど通っていなく、一日に数本しかないバスを利用することもあるので、やや難易度が高い移動になります。
パレルモから日帰りできる主な観光都市
モンレアーレ、チェファル、バゲリーア、セジェスタ、トラーパニ、マザーラ・デル・ヴァッロ、アグリジェント(やや遠い)