【目次】

イタリアを個人で旅行したいんだけど自分にできるかな…?
…と考え中のアナタ!
イタリア個人旅行に必要な条件は、ザックリと4つです。
- 準備する時間
- ある程度の語学力
- 体力
- 精神力

イタリアを個人旅行でリピートしまくっているワタクシが、イタリアを個人で旅行するために必要だと実感していることを、熱く語らせて頂きます!
個人旅行に必須なのは、準備する時間!

イタリアに個人旅行で行くために、まず必要となるのは、旅行の準備にかける「時間」です。
イタリア旅行には、「ミラノ→ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマ」という定番コースがありますが、これらの都市以外にも魅力的な町が多く、行きたい町をピックアップして旅程を作るだけでも、結構時間がかかります。
それ以外にも個人で行くなら、航空券・ホテルの手配、観光情報、都市間を移動する交通手段、レストランやお店情報など、自分で調べなければならないことが盛りだくさんです。
特に交通手段は、イタリアの公共交通機関の公式サイトなどで正確に調べる必要があるので、調べるのに手間がかかることもあります。
こういう下調べをあまりせずに、現地で出たとこ勝負の旅行を好む人もいるとは思いますが、イタリアのようなアバウトな国は、下調べなしに動くと、バス停がなかなか見つからなかったり、予想以上に便数が少なかったりして、旅程に致命的なダメージが出ることもあります。
こういった準備をする時間を短縮するために、「旅程やホテルはあらかじめ決まっていて他は自由行動」という、個人旅行スタイルのパックツアーを利用することもできます。
イタリアでは英語が通じる?個人旅行に語学力はどのくらい必要か

添乗員さんなしでイタリア旅行に行くと、現地での交渉はすべて自力で行います。
バスや電車の切符を購入したり、レストランでオーダーしたりと、現地のイタリア人と関わることになります。
そこで、「イタリアでは英語が通じるのか?」という問題があります。
イタリアでは日本人が思っているほどは英語が通じません。


英語が通じずに困っている旅行者に、イタリアではよく遭遇します。
ただし、北部・中部の大都市や、観光化されている町、外国人の宿泊客が多い大型ホテルでは、英語が通じます。また、大きな大学のある町には英語が話せる若者が多くいます。
それに対し、田舎町の住民や、年配のイタリア人に対しては、英語が通じないケースが多いです。個人経営のB&Bに宿泊する場合も、オーナーが英語がほとんどわからない場合があります。
イタリアの主要観光ルートを外れて旅をしたり、個人経営の宿に宿泊する予定の方は、簡単な挨拶や、数の数え方、旅行で使う定番のイタリア語フレーズは、覚えておいた方がよいでしょう。
ちなみに、イタリア人は観光客に慣れているためか、もしくは天性のおしゃべり好きのためか、中学英語程度のつたない英語・イタリア語でも(これは私のことです)、こちらの言っている意図をくみ取ってもらえることが多いです。
また、イタリア人はヨーロッパでは英語が苦手な国民と言われていて、日本人の英語力とはちょうどバランスが取れて、つたない英語どうしでかえって意思疎通がうまくいくことがあります。
イタリア人との交渉が必要な場面では、語学力に自信がない…と尻込みせずに、片言でいいので積極的にコミュニケーションを図ってみましょう!
イタリア個人旅行は体力が必要

私は体力には自信がある方です。普段の生活では、あまり風邪もひきません。
ですが、イタリア旅行中に本格的な風邪をひいた経験が3回あります。そのうちの1回は高熱まで出て、フィレンツェで1日中寝ていました。
何が言いたいかといいますと、私のような普段体調を崩すことのない人間でも、旅行中にダウンしてしまうように、イタリア個人旅行は結構体力を消耗します。
イタリアには坂道が続く町も多いですし、町中に階段もよくあります。個人旅行では、観光バスでの移動がないため、結構な距離を歩くことになります。
スーツケースも自分で運ぶので、旅行の興奮状態で気が付かないうちに、じわじわと疲れていきます。
私も一度熱を出した経験から、イタリア旅行の際には必ず海外旅行保険に入るようにしていますが、保険以前にまず必要なのは、個人旅行を乗り切る基礎体力です。

その体力をつけるため、週末ランをしている私ですが、ランニングの目的がイタリア旅行なのって、私くらいでしょうね…。
イタリア個人旅行は精神力(!?)も必要

「イタリア人は~」「日本人は~」などと、ステレオタイプに物事を語るのは好きではないのですが、それでもイタリア旅行中に、イタリアと日本の本質的な違いを感じることはあります。
もちろんイタリア人の中にも真面目な人はいるのですが、やはり全体としてみると、イタリア社会は日本社会に比べると、よく言えば「大らか」悪く言えば「いいかげん」です。
その「いいかげん」さのために、旅行中に遭遇する可能性が高いストレスが以下のリストです。
- 公共交通機関の遅れ
- ホテルのオーバーブッキング
- ホテルの水回りトラブル(お湯が出ないなど)
- お釣りの間違い
- 観光地表示が少なくて道に迷う
- 美術館・博物館やお店の気まぐれな休み
- 窓口やレジの長蛇すぎる列
- 自動券売機や刻印機などの機械の故障
- 観光インフォメーション情報が間違ってる!
このようなことが、立て続けにあると、旅行中に「もー疲れた!」と、精神的に参ってしまうかもしれません。
こういうストレスもイタリア旅行の一部だと受け止めて、笑い流せる精神力がイタリア個人旅行には必要です。

私は、この精神力だいぶついてきました…。
とはいえ、笑い流すだけでなく、理不尽なことを押し付けられそうな場合には泣き寝入りせず、しっかり交渉して筋を通しましょう。
イタリアでは粘り強く交渉することが大切です。イタリアも論理的なヨーロッパ社会(の端くれ)なので、理に適った言い分は、諦めなければ最終的には勝利します。この場合、必要なのは語学力より度胸や忍耐力です。
イタリア個人旅行に必要な条件まとめ

イタリアへ個人旅行へ行くために、必要となる条件をまとめてみました。
- 個人旅行を準備する時間がある
- 旅行のためのリサーチや、予約・手配などを楽しめる
- 自分の荷物は自分で運ぶ体力がある
- トラベルはトラブル!と、トラブルを前向きに受け止められる
- 中学英語程度なら英語が話せる
- 簡単なイタリア語はわかる
- 押しの強い欧米人との交渉にひるまない度胸がある
もちろん、このすべてが当てはまらなくても、イタリアへの個人旅行はできます。

私はいまだに交渉する度胸が足りていません…。
体力とか精神力とか、まるでスポーツの「心技体」みたいですね(技が語学力かな)。ある意味、イタリアへの個人旅行は、スポーツに近いのかもしれないなあ…。
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- イタリア旅行マニア
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
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