イタリア旅行に個人旅行で行くと決めたら、やるべきことは山ほどあります!
「そんなことアンタに言われなくてもやるに決まってるよ」ということから、「あ!それはやるの忘れてた!」ということまで、イタリア個人旅行に行くときに、やらなければならない計画・準備・手配などをまとめてみます。
1. 旅程を決める
「イタリアにとりあえず行って、あとは気ままに、現地で気が向いた場所に行く」という、「自由あまりにも自由」な旅を目指す人以外に必要なのが、旅程作りです。
個人旅行の一番の魅力は、「行きたい場所に、居たいだけ滞在する」という、自由な旅程作りです。旅程作り、ぜひ楽しんで下さいね!
2. 航空券を手配する
旅程が決まったら、次は航空券を探しましょう。個人旅行で、一番大きな買い物が航空券です。
国際便で人気が高いのは、所要時間が最も短くなる直行便です(他国の空港で乗り換える必要がなく、日本から直接イタリアに入るフライトのことです)。
日本とイタリアをつなぐ直行便は、2017年現在、アリタリア航空のみの就航で、成田空港と、ローマ・ミラノをつないでいます。
日系の航空会社が直行便を就航させていないため、日本ーイタリア間は直行便のフライトが少なく、直行便の航空券は売り切れるのが早いです。
ローマもしくはミラノが、旅程の最初か最後に来る場合は、直行便を使うに越したことはないので、旅程が決まったら、すぐに航空券を探した方がよいです。
ローマ・ミラノ以外の都市に日本から入るなら、乗継便を使うしかありません。乗継便のフライトはたくさんあるので、それほど急ぐことはありませんが、それでも人気のある便から早く売り切るので、早め早めの手配を心がけましょう。
3. ホテルを探す・予約する
航空券を探した後は、宿泊する都市のホテルを探しましょう。
ホテルの予約は、直前までキャンセルできることが多いので、キャンセルOKの場合は、気に入ったホテルがあれば、満室になる前に予約を入れてしまいましょう。
4. 観光地の情報を集める
個人でイタリア旅行に行く場合は、訪問都市を自分で決めるだけでなく、滞在する都市で、どこをどの順番で回るのかも、自分で計画を立てることになります。
まずはガイドブックを活用しよう
まず頼りにしたいのは、市販されているガイドブックです。日本で発売されているガイドブックの中で、イタリア個人旅行に行く旅行者に一番役立つのは、情報量が圧倒的に多い「地球の歩き方」シリーズです。
ガイドブックの長所は、情報を本の形で与えられることで、イタリア旅行の全体像がつかみやすいところです。
計画がまだ全くゼロの段階で、いきなりインターネットに向かうよりは、まずガイドブックを読んで、旅行全体のイメージを作る方が、旅行計画は立てやすいです。
インターネットで最新の情報を収集しよう
旅行計画の初期段階で重宝するガイドブックですが、短所もあります。それは、ネット上の情報と違い、情報がアップデートされないことです。
イタリア旅行でよく遭遇するのが、美術館などの休館日や開館時間が、ガイドブックに掲載されているものと違っているという事態です。
また、バス停の変更や、バスの便がなくなってしまっている(!)ということも起こったりします。
ガイドブックを鵜呑みにせずに、観光地やバス会社の公式サイトなどで、最新の情報を確認しましょう。
また、個人がブログなどで綴っている旅行記も、実際の現地情報が書かれているので、非常に参考になります。
イタリア旅行の情報をネットで収集する際には、外国のサイトや、個人のサイトをネットサーフィンすることになるので、ウィルス対策ソフトなどを導入して、セキュリティ対策を取っておくことが必須です。
予約が必要な見どころもあるので注意!
イタリアの観光地の中には、予約しなければ見学できない場所があります。
現地で当日予約できる場合もありますが、出発前に手配しておかないと見学が難しいのが、ミラノの『最後の晩餐』、ローマのボルゲーゼ美術館などです。
個人旅行では、こういった予約も、自力で手配しなければなりません。インターネットか電話での予約になり、簡単な英語力は必要です。
自力での予約が難しい場合は、手数料が必要にはなりますが、旅行会社などに手配を代行してもらう方法もあります。
5. 現地での移動手段を確認する
イタリア個人旅行で、最もつまづくことが多いのが、現地での移動手段です。
初めてイタリアに行った時は、日本と同じ感覚で、「だいたいの移動手段を知っておけば、後は現地で詳しくわかるだろう」と思っていました。
そのため、「駅からバスに乗る」程度の情報しか調べていない状態でイタリアに乗り込み、本当に苦労しました。
イタリアは、日本のように、観光客向けに至れり尽くせりの表示などはないので、空港から市街地に向かうだけでも一苦労することがあります。
バス停がわからなかったり、どのバスに乗ればよいのかわからなかったり、時刻表がわからなかったり、バスに乗ったはいいが降りる場所がわからなかったり…と、しっかり下調べをしておかないと、現地で右往左往することになります。
現地の人に訪ねても、イタリア人は基本的に車移動なので、あまり公共交通機関のことは詳しくありません。
交通機関でつまづくと、予定していたバスや電車に乗れなくて、旅程が大幅に狂う恐れもあるので、移動手段については、簡単な市バスに乗るだけのことであっても、交通機関の公式サイトや、個人の旅行記などで、できるだけ情報を収集しておきましょう。
事前に調べておきたい公共交通機関の情報
時刻表(特に最終便の時刻はチェックしておく)
バス停の場所
バスの番号
降車する場所(現地で運転手さんに教えてもらうようお願いするのもあり)
切符を購入する場所(電車内・バス内では買えないことが多い)
※ちなみに、電車の場合、駅のホームの番号は、直前にならないと決まらないことが多いので、現地で確認する形になります。