【目次】
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イタリアには、魅力的な観光都市が多く、ガイドブックを見ていると、訪れたい町がどんどん増えてしまいます。
しかし、限られた日数で旅をするなら、泣く泣く訪問先を絞らなければなりません。
このページでは「イタリアに初めて行く!」という方を対象に、イタリアの有名な観光都市を、10都市に絞ってご紹介します。
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このページで紹介するのはこちらの10都市!
- ローマ
- ヴェネツィア
- フィレンツェ
- ミラノ
- ナポリ
- ピサ
- アルベロベッロ
- ポンペイ
- カプリ島
- シエナ
ローマ ~堂々たる永遠の都~
![ローマ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/roma-citta10.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
日本人のみならず、世界中の観光客が一番集まるイタリアの都市は、永遠の都・ローマです。イタリアの首都でもあります。
ドイツの文豪ゲーテは、旅行でローマを訪れた際に、「ローマは一個の世界であって、それを通暁するのには、まず数年を必要とする」と記しています。
まさにゲーテの言う通りで、ローマは見どころが多すぎて、その全てを堪能しようと思うと、大げさでなく数年かかるのではないかと思います。
ローマにはいったい何があるのかというと…
![フォロ・ロマーノ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2018/09/roma27.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
「コロッセオ」をはじめとする古代ローマの遺跡。
![ボルゲーゼ美術館](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/roma-borghese.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
貴重な美術品を所蔵している美術館・博物館。
![ローマのカラヴァッジョ作品](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/roma-caravaggio1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
名立たる芸術家の作品で飾られた教会の数々…。
また、ローマ内には「バチカン市国」があります。
![アテナイの学堂](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2016/10/CIMG3872-3-e1533927853845.jpg?resize=640%2C379&ssl=1)
キリスト教の総本山である「サン・ピエトロ大聖堂」や「システィーナ礼拝堂」では、誰もが世界史の教科書で目にしたことがある、ミケランジェロやラファエロなどの、巨匠の傑作に出会えます。
![トレヴィの泉](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/roma-trevi.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
さらにそれに加えて、映画「ローマの休日」ですっかりおなじみになった、「トレヴィの泉」や「真実の口」など、観光客がアトラクション的に楽しめる観光名所も目白押しです。
ヴェネツィア ~光きらめく水の楽園~
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数年前に、NHKが放送していたイタリア特集の番組で、心に残ったイタリアの観光地1位だったのがヴェネツィアです。
それもそのはず、ヴェネツィアは、非常に特異な景観を持った町です。
ヴェネツィアは、潟(=かんたんに言うとすごく浅い海)を利用して、人工的に形を整えた都市です。
![ヴェネツィア ミラーコリ教会](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/05/venezia-miracoli2.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
まだ自動車が発達していなかった時代に、ヴェネツィア中に張り巡らせた運河を交通に利用することで海洋商業都市として栄えた歴史があります。
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実際にヴェネツィアに行ってみると、大小の運河が町中に張り巡らされています。
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その運河に太陽光がきらめいている光景に出会うと、本当に感動します!
大きな運河から直接建ち上がって見える豪華な宮殿や、狭い運河に面した小さな家々、迷宮のような狭い道が入り組んでいる陸の部分など、ヴェネツィアでなければ見ることができない景色は、まさしくファンタジーの世界です。
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実はよーく見ると、ヴェネツィアの運河の水はあんまりきれいじゃないんですけど…ヴェネツィアでは、細かいことを気にしてはいけません!
フィレンツェ ~ルネサンスが生まれた花の都~
![フィレンツェ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/firenze-duomo2.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
フィレンツェと言えばルネサンス、ルネサンスと言えばフィレンツェ。
![ヴィーナスの誕生](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/firenze-botticelli1.jpg?resize=640%2C410&ssl=1)
ルネサンス美術発祥の地・フィレンツェには、「ヴィーナスの誕生」など、ルネサンス期の代表作を鑑賞できる美術館があります。
また、フィレンツェの町には、美しい教会やお屋敷が立ち並び、町自体が「屋根のない美術館」と、よく表現されます。
![フィレンツェのドゥオモ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/firenze-duomo.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
その「屋根のない美術館」の、最大の作品が、バラ色の丸屋根が象徴的な「ドゥオモ(大聖堂)」です。
本当にフィレンツェのドゥオモは素敵ですよ!実物は写真以上の感動があります。
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私がイタリアで一番好きな町をココで告白すると、フィレンツェなんです!
「花の都」とはフィレンツェの通称ですが、私などは、ただただ歩き回るだけで幸せな気分になってしまう、そんな特別な町です。頭の中がお花畑になってしまうので、花の都なのですね(違いますよ)。
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この辺でだまらないと、延々とフィレンツェの話を続けてしまいそうです。フィレンツェの特集ページで、改めて思いのたけを語らせて頂きます!
ミラノ ~モードと芸術、イタリアの都会!~
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ミラノは、イタリア北部の都市で、イタリアでは最も都会っぽい雰囲気の漂う町です。
日本の都市で例えると、ローマが京都+大阪という感じなのに対し、ミラノは東京です。
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ローマとミラノの位置関係的にも、この例えがあてはまるのが面白いところ!
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イタリアは、ファッションで有名な国ですが、特にミラノは、モードの発信地として名高く、ショッピング目的でミラノを訪れる女性観光客も多いです。
![ミラノ 最後の晩餐](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2016/08/Last_Supper_1471276326.jpg?resize=640%2C325&ssl=1)
そういった魅力に加え、ミラノには、世界で最も有名な絵画のひとつである、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があり、この絵を見るためにミラノに行く方もいます。
![ミラノのドゥオモ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/milano-citta10.jpg?resize=640%2C481&ssl=1)
また、尖塔が立ち並ぶゴシック様式で、気品たっぷりの「ドゥオーモ(大聖堂)」も必見です。
ナポリ ~陽光降り注ぐカオス都市~
![ナポリ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/napoli-citta10.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
ナポリは、イタリア南部で一番大きな都市です。
南イタリアと言うと、南国の太陽が降り注ぎ、底抜けに陽気。その反面、北イタリアほど洗練されていない分、旅行者には手ごわいというイメージがあります。
ナポリはそういった「南イタリアらしさ」を全て持っている町です。
![ナポリの海](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/napoli-mare.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
海の向こうにヴェスヴィオ火山がそびえる、風光明媚な景観を誇る一方、町は、煤けた建物や車のクラクションの音などで雑然としていて、カオスから生まれる妙な(?)エネルギーに満ちています。
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ナポリ人は人なつこくて親切ですが、逆にあまりに絡まれ過ぎて、苦手に感じる方もいるかもしれません。
ナポリという町も、ナポリ人も、アクが強くて、人によって好き嫌いが分かれる町だと思いますが、あの独特な空気には、一度触れてみる価値はあると思います。
ピサ ~そして斜塔が残った~
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イタリア観光の定番としては、上に挙げた5大都市に負けない知名度があるのが「ピサの斜塔」です。
何と言っても傾いてます。ナナメってます。まあ、見てみたいですよね。
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この斜塔のあるドゥオーモ広場には、ゴシック式の大聖堂や洗礼堂が並び立っています。この豪華な建物たちは、中世にピサが海洋都市国家として栄えていた名残です。
「…海洋都市?ピサにはアルノ川は流れているけど、海は面してないよね?」と、お思いになると思いますが、実は、昔々、海はピサのすぐそこにあったのです。
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しかし、アルノ川が運んできた土砂が堆積していき、ピサは海岸から10kmも離れてしまいました。これでは、海洋国家としては成り立たず、ピサは衰退していきました。
ですが、川が運んだ土砂が作った不安定な地盤のおかげで塔が傾いて、今は世界に名立たる観光都市となったのですから、歴史の行方はわからないものです。
アルベロベッロ ~おとぎの国のとんがり屋根~
![アルベロベッロ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/alberobello-citta10.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
妖精でも住んでいそうな、とんがり屋根が立ち並ぶ町…。
どこかで写真を見たことがあるかもしれませんが、この町も実はイタリアにあるんです!南部のアルベロベッロという町です。
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この円錐形のとんがり屋根の家は、「トゥルッリ」と呼ばれ、アルベロベッロのあるプーリア州の「イトリアの谷」という地域一帯で見られる建物です。
イトリアの谷全域で、トゥルッリは農地の真ん中にぽつん、ぽつんと点在していますが、トゥルッリがたくさん集まって、一つの町を作っているのはアルベロベッロだけです。
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イタリアの5大都市から離れた場所にあるので、オーソドックスなツアーでは旅程に組み込まれないことも多いですが、このメルヘンの世界を一度見てみたいと言う人は多く、非常に人気のある観光地です。
ポンペイ ~時が止まったままの古代都市~
![ポンペイ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/pompei-citta10.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
イタリアは、日本と同じように火山と地震が多い国で、イタリアで最も有名な火山が、ヴェスヴィオ火山です。
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ポンペイは古代ローマ時代に栄えていた町ですが、79年にヴェスヴィオ火山の大爆発が起こり、その時に降り注いだ火山灰に町全体が埋もれて、消滅してしまいました。
灰の下に、ポンペイの町が埋まっていることは、古代ローマ時代の書物や、ぽつぽつと出土する遺跡によって、ずっと伝承されてきましたが、18世紀に本格的な発掘が始まりました。
現在でもなお、発掘・調査が終わっていない部分もありますが、順次、一般公開されています。
![ポンペイ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2017/08/pompei10.jpg?resize=640%2C420&ssl=1)
灰の下で長年眠り続けていた町は、町並みや建物がそのまま保存されていて、ポンペイの観光は、遺跡を見学しているというより、一つの町を散策しているような感覚です。
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また、当時のフレスコ画やモザイクも保存されていて、古代都市の神秘的な魅力に触れようと、多くの観光客が訪れます。
カプリ島 ~幻想的で気まぐれな青の洞窟~
![カプリ島青の洞窟](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/capri-citta10.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
ナポリの沖合にあるカプリ島は、「青の洞窟」があることで有名です。
光の反射の関係で、洞窟内の水が、自然の色だとは思えないほど青く光るそうです(←伝聞形であることに注目されたし)。
その幻想的な光景に魅了され、「イタリアで一番心に残ったのはカプリ島の青の洞窟!」という旅行者も多いです。
ですが、この「青の洞窟」には、ひとつ重大な問題があります。天候の悪い日や波が高い日は洞窟内に入れないのです!
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せっかくカプリ島に行ったのに、「青の洞窟」がクローズされているという憂き目に遭った旅人の数は数えきれないことでしょう(その中に私も含まれます!)。
シエナ ~気品あふれるゴシック都市~
![シエナ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/siena-citta10.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
シエナは、フィレンツェの隣町ですが、町の雰囲気がフィレンツェとは全然違います。
シエナ色と呼ばれる上品な茶色の建物が多く、町全体がしっとりとした雰囲気を醸し出しています。
![シエナのカンポ広場](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/siena2.jpg?resize=640%2C359&ssl=1)
町の中心は、「イタリアで最も美しい広場」(補足:イタリアでこう呼ばれる広場は結構ありますが、シエナはその中でもレベルが高いと思います)と呼ばれる、貝殻の形をした「カンポ広場」です。
![シエナのドゥオモ](https://i0.wp.com/italiaryokou.info/wp-content/uploads/2019/10/siena3.jpg?resize=640%2C426&ssl=1)
また、ゴシック式のドゥオーモ(大聖堂)と、その隣に立っている鐘楼は、おそろいの白黒のしましま模様で、かわいらしくも美しいです。
華やかで元気な印象のフィレンツェと比べて、しとやかで女性的な美しさのシエナは、また違った魅力があり、実際に足を運んだ旅行者の満足度が高い町です。
イタリアの人気都市はツアーで行ける!
ここにあげた10の都市は、イタリア旅行の定番都市で、各旅行会社のパックツアーで訪れることができます。
イタリアにツアーで行こう!とお考えの方は、こちらの記事もあわせてごらんくださいませ→イタリアツアーの旅行会社はどこがおすすめ?シーン別の選び方も!
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