【目次】
イタリアは日本と指での数え方が違う!
イタリア旅行中にイタリア人に数を伝える時に、イマイチ伝わるか心配で、指でのジェスチャーもつけて、数を示したくなります。
たとえば「入場券2枚ください!」と言うときに、一緒に指を2本立てて言いたくなりますね。
こんな感じで。
ただし、この時に注意してください!
イタリア語では、日本語と、指での数の数え方が違います。
イタリアでは親指から順番に立てて数を数える
イタリアでは、数を数えるときに、親指から順番に立てていきます。
そうすると、1から4までの数字は、日本と数え方が違う形になります。
1は人差し指ではなく、「good!」のジェスチャーのように親指を立てます。
2はピースやチョキの形ではなく、親指と人差し指を立てます。
3は真ん中の3本ではなく、親指+人差し指+中指です。
4は小指だけを曲げます。この形、ちょっと難しいですよね。私は左手でならできますが、右手ではできません。イタリア人も、あまり上手じゃない人がいたり、もう一方の手で小指を押さえる人もいます。
日本の「2」は「3」と間違えられるから気をつけて!
一番気をつけたいのは、「2」を指で表す場合です。
日本式にピースをして数を表すと、イタリア人は「2」を表すときに中指を立てないので、「3」と間違えてしまう可能性があります。
私は初めてイタリアに行ったとき、電車の切符2人分購入したつもりが、3人分の運賃が取られました。
当時は「ぼられた…!」と憤りましたが、今に思えば、日本式に人差し指と中指を立ててしまったため、3と間違えられてしまった可能性が高いです。
イタリアで買い物をするときは、指は使わないで伝えるか、イタリア式の数え方と同じように数えた方が安心です。
ちなみに日本とイタリアどちらが世界標準?
日本とイタリアの数の数え方は、どちらの方が世界的に見ると多数派なのか、というと、どちらとも言えないようです。
アメリカ、イギリスなど英語圏では、日本と同じ数え方をするそうです。
それに対し、他の大陸系のヨーロッパ諸国では、イタリアと同じ数え方なのだとか。
日本でも地域によっては、小指から立てていく数え方もあるそうです。台湾はもっと複雑な数え方をするそうですし、指の数え方にも地域性があるなんて面白いですね。
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