【目次】
イタリアは観光立国で、たいていの都市に、観光案内所(インフォメーション)があります。「infomation」の頭文字「i」が目印です。
小さな町でも観光案内所があり、日本語のガイド本がほとんどない場合はとても助かります。
また、有名な観光名所の都市でも、観光案内所は意外なほどすいていて驚くこともあります。
旅行中はなかなか忙しくて観光案内所まで行けないこともありますし、私も初めてのイタリア旅行の時は、観光案内所を使うということを思いつきもしませんでした。
観光案内所は、イタリア個人旅行をする人にとっては重要な情報源となるので、大いに使いこなしましょう!
イタリアの観光案内所では英語が通じます!
イタリアでは英語があまり通じないというイメージがありますが、観光案内所では問題なく英語で質問ができます。
ごくたまに、片言の日本語で対応できるスタッフがいる場合もあります。
観光案内所で地図をもらおう!
観光案内所でまずゲットすることをおすすめしたいのが、観光案内所で無料で配布している観光マップです。
日本のガイドブックにも観光都市の地図は掲載されていますし、今はオンラインで地図を見る人もいると思いますが、観光に一番便利なのは観光案内所で配布されている地図です。
まず、観光用地図は大きめなので、通りの名前などが詳しく載っていて見やすいです。
イタリアはチェーン店が少ないこともあり、日本のように目印になるような大きなお店の看板がありません。
通りの名前で道を確認することが多いため、小さな通りでも名前が掲載されている観光マップが頼りになります。
また、日本の観光ガイドには掲載されていないような、観光名所やマイナーなパノラマスポットが載っていて、町歩きの参考になります。
公式サイトのないバス情報は観光案内所で確認しよう
イタリア旅行をする際に、旅行者が苦しめられるのが、イタリアのバスのわかりにくさです。
イタリアのバス会社は、公式サイトの使い勝手が悪かったり、そもそもサイトを持っていないこともあるので、不明なことは観光案内所で確認することをおすすめします。
観光案内所では、バス乗り場やバスの時刻表を教えてもらえます。特に、帰りのバスの時間は必ず確認しておきましょう。
イタリアの観光案内所で他にできることは?
美術館や教会の開館時間を確認できる
イタリアの観光名所は、お昼休みを取ることがあったり、オフシーズンの冬場は、驚くほど早い時間に閉まることもあります。
入場観光したいスポットの開館時間が、公式サイトで確認できない場合は、観光案内所で確認しましょう。
美術館やバスの予約を入れてもらえる
観光案内所の混雑具合にもよるかもしれませんが、観光案内所では、予約が必要な美術館や、長距離バスの、予約を取ってもらえます。
宿泊するホテルがフロントのない個人経営で、こういった予約をフロントでお願いできない場合は、観光案内所でやってもらうという手があることを知っておくと便利です。
タクシーを呼んでもらえる
イタリアのタクシーは、日本のように流しでつかまえる習慣がありません。
駅や大きめの広場にある、タクシー乗り場から乗車します。
とはいっても、小さな町では、タクシーがタクシー乗り場に待機していないことも多いです。
そういう場合は、観光案内所でタクシーを呼んでもらえます。タクシーはバールでも呼んでもらえますが、観光案内所のスタッフの方が手慣れているので、おすすめです。
観光名所の共通券や共通カードを購入できる
最近、イタリアの観光都市でトレンドなのが、各観光名所の共通券や、市内の交通機関乗り放題までセットになった共通カードの販売です。
こういった共通券・共通カードは、たいていの場合、観光案内所で購入できます。
ホテルやレストランを教えてもらえる
観光案内所では、町にあるホテルやレストランの紹介もしてもらえます。
ただし、現在では、Booking.comなど、口コミ付きのホテル予約サイトや、ランキング形式でレストランを探せるTripAdvisor (トリップアドバイザー)があるため、観光案内所のこの仕事は減っていると思います。
観光インフォメーションの営業時間に注意!
観光案内所は、日本の感覚だと、週末でも開いているのが当たり前と考えてしまいますが、イタリアの観光案内所は、土曜は午前のみの営業だったり、日曜は休みのことも多いです。
また、中部・南部の小さな町の観光案内所は、お昼休みをたっぷり取ることもあります。
いつでも開いているとは限らないので、観光案内所でどうしても聞きたい情報がある場合は、営業時間に注意しましょう。
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