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イタリア旅行で、重要なポイントを占めるト・イ・レ!
このページでは、「イタリアのトイレ・実践編」としまして、イタリアのトイレの使い方や、意外と戸惑う水の流し方を解説します。
「実践編」ではなく、「知識編」から読みたい場合は、イタリアのトイレ事情を書いたこちらの記事からどうぞ!
イタリアのトイレの流し方大全!6つのタイプをご紹介
イタリアのトイレを流す際、日本のトイレでよく見る、手をかざすオート式のものや、銀色のホイッスルみたいな形をしたレバーはほとんど見かけません。
ほとんどの場合は、直感で「ココだ!」とわかりますが、やはり戸惑うこともあります。私が出会ったことのある流し方を、タイプ別にして一挙にご紹介します。
1. 完全オートマティック型
センサーが人間の動きを感知して、完全にオートで水が流れる型。
日本のように、手をかざして流すような装置はなく、人が立ち上がった気配がしたら流れるもの、等間隔で自動的に水が流れるものなどがあります。
今のところ、このオート型で困ったことはないです。
2. 背面大型レバー型
後ろ側に、見落とすことはなさそうな大きさの、大きな、押して操作するレバーがあるタイプ。白色と銀色があります。
ホテルやレストランでよく見るタイプで、この型のトイレは美トイレが多いです。
レバーは大小あり、大きい方を押すと、たくさん水が流れます。
時々、この大型レバーは、押されたままの状態になってしまい、延々と水が流れて、止まらなくなることがあります。
その時は、何回かレバーを押したり、大小のレバーを同時に押したりすることで、比較的簡単に直ります。
3. 背面ボタン型
後ろ側にある、小さなボタンを押して水を流すタイプ。駅のトイレや観光地のトイレに、このタイプが多いです。
このボタンがあまり大きくなく、見落としてしまって、探せず苦労することがあります。
ボタンは、白くて大きなもの、赤いもの、小さい銀色のものなどがあります。
特に赤ボタンは、非常用ボタンかと思って、押すのをためらってしまいますが、他に水を流せそうなものがないときには押してみましょう。イタリアの非常装置は、ボタンでなく、紐を引く方式のものが多いということも、一つの判断材料です。
4. トイレと一体になった型
これは、大変に見落としやすいパターンです。
このタイプは、トイレの背面が、だいたいまっすぐになっていて、左側か右側に、押せるようになっているレバーみたいなものがあります。
たまに、親切に矢印と「PUSH」が書いてあることもあります。
見落としやすい型ですが、このタイプのトイレは、比較的綺麗なことが多く、個人経営のホテルや、バールなどで見かけます。
5. 見上げてみたら上にあった型
これは難問です。上にある、水タンクみたいなものの下についているボタンを押すタイプです。
オルヴィエートとアッシジのホテルがこのタイプで、他では見たことがないので、ウンブリア州の固有種かもしれませんが、まだ断定はできませんっ!
6. 足でレバーもしくはボタンを踏む型
見回しても見回してもトイレを流すボタンが見つからないときは、足元を見てみましょう。
何か踏めそうなレバーがあったら、おそらくソレが正解です。
レバーはともかく、なかなか難解なのが、ボタン式。
これは、電車内のトイレの床ですが、この赤いボタンを踏んで水を流します。ちょっとわかりづらいですよね。
ちなみに足方式は、駅、電車内、サッカー場など、結構無骨な場所にある、無骨なトイレが多いです。
トイレの水がちょろちょろとしか流れない場合の対策は?
イタリアのトイレで、よくあるのが、ボタンやレバーを押しても、ちょろちょろとしか水が流れないことです。
まったく流れないのではなく、ちょろちょろとしか流れないのであれば、ボタンやレバーはそこで合ってますので、もう少し強く、もしくは長く押してみると、解決することが多いです。
トイレの個室のカギがかからない時はどうすればよい?
最近進化(美化)を遂げているイタリアのトイレですが、進化から取り残されているトイレも、まだまだあります。
そんなトイレに入ってしまい、個室のカギがかからない場合はどうすればよいでしょうか。
イタリア人女性は、コートやマフラーを、トイレのドアの上にかけて、外から人が入っているのがわかるようにしたりしています。
でも、トイレのドアに衣類はかけたくないなあと思うので、私はわざとゴソゴソと動いて、人の気配を醸し出すようにしています(笑)。
便座がないトイレはどう使えばいいの?
最近は減ってきましたが、以前は、「イタリアの洋式トイレには便座がない!」とよく言われていました。
便座がないトイレで、イタリア人はどうしているかと言うと、座らずに、中腰の姿勢で使います。筋肉プルプル状態です。
しかし、非筋肉ウーマンの私には、コレ、無理です。筋肉プルプルの姿勢から、転倒した場合の方が、ゼッタイに悲惨です!
ですので、私は、ウェットティッシュで拭いて、ティッシュペーパーを敷いて、腰かけるようにしています。
シチリアではトイレットペーパーを流せないトイレがあるので注意!
ギリシャのトイレは、トイレットペーパーを流すことができません。ギリシャの観光ガイドには必ず書いてある注意事項です。
イタリアでは、ギリシャと歴史や距離が近いためか(?)、シチリア島で、時々紙を流せないトイレに遭遇します。張り紙に「No Carta」などと書いてある場合は、流してはいけません。
では、紙はどうするかというと、トイレに紙を流せない場合は、必ずふたつきの銀色の丈夫なゴミ箱が備え付けているので、足でレバーを踏んで開けて、その中に捨てます。
シチリア島でなくても、イタリアのトイレットペーパーは、日本のものと比べると質が悪いため、念のため、一度に大量に流さない方がよいです。
混雑したトイレでの列の並び方は?
日本では、トイレ内に複数の個室がある時は、一列にならんで、先頭の人から順番に使う習慣があります。
イタリアでは、その習慣が完全に根付いてなくて、個室ごとに並んでいることもよくあります。
ここらへんは郷に入ったら郷に従えで、周囲の人に合わせましょう。ただし、自分が最初に並ぶ場合は、一列並びで並んだら、後ろの人はそれに続く感じで並んでくれることが多いです。
急にトイレの電気が消えたらどうすればよい?
最近、進化を遂げて、美化が進んでいるイタリアのトイレですが、電気もオートでつくことがあります。
で、この電気が、勝手にオートで消えて、真っ暗闇になって困ることがあります。
その時は、慌てず、ちょっと動いてみてください。センサーが人の気配を察知して、また灯りがつくと思います。
イタリアのトイレに持っていく三種の神器は二種になりました
さて。以前の私は、イタリアのトイレを使うときの必需品として、ウェットティッシュ、ポケットティッシュ、携帯用ハンドソープを必ず持ち歩いていましたが、最近は、ハンドソープがないトイレは少ないので、携帯用ハンドソープは持っていかなくなりました。
ウェットティッシュは、上記のように、便座のないトイレを拭いたり、手洗い用の水が出ない時などのために、必ず持っていきます。
また、ティッシュペーパーも、最近ではほとんどのトイレに備えてありますが、万が一のことがありますので、必ず持っていきます。
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