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イタリアと言うと、暖かい南欧の国というイメージですが、日本と同じように四季の変化に富んでいます。

どの季節にイタリアに行くかで、旅の印象もずいぶん変わるのではないかと思います。

このページでは、イタリア旅行にどの季節に行くべきかについて考えてみます!

この記事に書いてある内容はこんな感じです!

  • イタリア人がおすすめする旅行時期は6月
  • 4~9月の夏季がハイシーズン、10~3月の冬季がローシーズン
  • 夏季は旅行しやすい季節だが旅行費用が高い
  • 冬季は旅費は安いが観光地のクローズが多い
  • 夏季と冬季の真ん中に「ミドルシーズン」が設けられる場合もある

イタリア旅行のベストシーズンはいつ?

イタリア旅行は何月がおすすめ?

…と、イタリア人に尋ねて、今まで一番多かった答えは6月です。

地中海の国イタリアの魅力のひとつが、明るい太陽の光や、きらめく海。

陽光を楽しむにはやはり夏なのですが、7~8月は「観光客が多すぎて楽しめない」「気温が高すぎて観光がしんどい」等の問題があります。

「観光客が増えすぎる前の6月にイタリアを楽しむのがいいんじゃないかな?」というわけです。

イタリア旅行のハイシーズンとローシーズン

イタリア旅行は、おおよそ4月~9月が旅行の「ハイシーズン」10~3月が「ローシーズン」とされます。だいたい「夏季」「冬季」と呼ばれる季節とそれぞれ重なります。

アマルフィやシチリア島など海辺のリゾート地では、冬季には、ホテルやレストランの多くが休業してしまいます。

リゾート地ではない観光地でも、冬季は美術館の閉館時間が早まったり、観光客用の公共交通機関が運休したりする場合があります。

では、イタリア旅行を楽しむには、4月~9月の間がよいのかというと一概には言えません

やはりハイシーズンには、諸価格の設定が高くなりますし、旅行者が多くて観光地が混雑するので、見どころの待ち時間が長くなったり、人が多すぎて楽しめない場合もあります。

そこで、イタリアを夏季に旅行する場合と、冬季に旅行する場合、両方の長所と短所を見てみましょう!

夏季のイタリア旅行のメリット・デメリット

夏のイタリア旅行

夏季にイタリアを旅行するメリット

  • 天候が良い
  • リゾート地の海がきれい
  • カプリ島の「青の洞窟」に入場できる可能性が高い
  • 観光名所のオープン時間が長い
  • 観光客用の公共交通機関の便数が多い
  • イタリアン・ジェラートが美味しい!

夏季にイタリアを旅行するデメリット

  • ホテルや航空券が高い
  • 観光名所の入場料が高く設定されることがある
  • 観光地が混雑している
  • シチリア島などの南イタリアは、真夏は暑すぎて歩くだけで疲弊する
  • 8月のバカンスシーズンは、閉まってしまう店もある(店主がバカンスに行くため)

冬季のイタリア旅行のメリット・デメリット

冬のイタリア旅行

冬季にイタリアを旅行するメリット

  • ホテルや航空券が安い
  • 観光名所の入場料が安く設定されることがある
  • 観光客が少ない時期なので、混雑が少なく、ゆっくり観光できる
  • 現地でサッカー観戦ができる

冬季にイタリアを旅行するデメリット

  • 雨が多く、天候が悪い日が多い
  • カプリ島の「青の洞窟」に入れない可能性が高い
  • リゾート地は、お店やレストランが閉まり雰囲気が出ない
  • バスが夏季しか運行せず、冬季には足を運ぶのが難しくなる観光地がある(サン・ガルガーノ、カステル・デル・モンテ、ピアッツァ・アルメリーナのカサーレ荘など)
  • 冬季は閉場時間が早くなったり、そもそも長期お休みしてしまう観光名所がある

イタリアに行く時期を決めるポイントは?

以上のように、夏季と冬季のイタリア旅行、それぞれメリットとデメリットがあります。

イタリア旅行の中で何を一番優先するかで、イタリアに行く時期を決めていきましょう。

格安旅行派なら、冬季

美しいリゾート海岸を堪能したいなら、夏季

サッカー観戦が外せないなら、冬季

冬にはそこへ行く交通手段がない町に行きたいなら、夏季

ちなみに、私はいつも冬にイタリアに行きます。主な動機は、「安い」「観光地がすいてる」「サッカー観戦したい」などです。

ハイシーズン・ローシーズンの補足

ヴェネツィアのマスク

ハイシーズン=夏季ローシーズン=冬季というのは、結構大ざっぱな分け方なので注意してください。

冬季であっても、ヨーロッパのクリスマス休暇にあたる時期は、料金をハイシーズンに設定するホテルがありますし、ヴェネツィアは、2月のカーニヴァルの時期には冬でも混雑します。

また、特に海辺のリゾート地などでは、3月、10月頃の春や秋には、ハイシーズンとローシーズンの間を取って、「ミドルシーズン」として、料金設定していることもあります。

さらに航空券の価格は、日本の祝休日に影響され、夏冬関係なく、GWやお盆、正月など長期休暇の前後は高くなります。

また、パックツアーの値段も、日本の祝休日に左右されます。

自分が行きたい時期のツアー価格を知りたい場合は、ツアーの値段を無料で見積もりできる【PR】タウンライフ旅さがしというサイトが便利です。

まとめ

話をまとめます!

  • イタリア人がおすすめする旅行時期は6月
  • 4~9月の夏季がハイシーズン、10~3月の冬季がローシーズン
  • 夏季は旅行しやすい季節だが旅行費用が高い
  • 冬季は旅費は安いが観光地のクローズが多い
  • 夏季と冬季の真ん中に「ミドルシーズン」を設けている場合もある

…以上のように、「イタリアにいつ行くか?」はハイシーズンにもローシーズンにもメリット・デメリットがあります。

私のおすすすめは、イタリア人が6月を推薦する理由に似ていますが、「ローシーズンの始まりか終わりギリギリの時期に行く」ことです。

やはり旅行費用は安い方がよいですよね。ローシーズンの中でも比較的気候がよい、3月か10月にイタリアへ行くのがお得かな、と。

ただ、ハイシーズン/ローシーズンの切り替わりは観光地によって違い、3月後半、10月前半はハイシーズン価格になったり、ミドルシーズン料金があったりするので注意!

とはいえ、季節の変わり目は、雨の少ないイタリアでも天気が悪い日が比較的多い…というのがネックなんですよね~。

なかなか結論が出ない難しい問題ではありますが、結局は「イタリアに行く一番の目的は何か?」が決め手です!

イタリアの陽光を楽しみたい場合は、旅費が高いことには目をつぶって夏のイタリアを楽しみましょうっ!

日本の連休と旅程をずらすなど、旅費を少しでも抑える工夫を知りたい方はこちらのページもどうぞ→格安イタリア旅行のコツ!旅行代を安く済ませる5つの節約術!

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。