ユーロ札

学生旅行では、究極の貧乏旅行に挑戦する旅行者もいるでしょう。

イタリア旅行にかかる費用は、大きい順に、航空券代ホテル代食費観光費用お土産代です。

この中で、削りにくいのは航空券代。できることと言えば、航空券検索サイトなどで、ひたすら安いイタリア行き航空券を探すくらいしかありません。

残りの、ホテル代、食費、お土産代、観光費用を節約する方法を考えましょう

イタリアで格安のホテルを探すコツ

イタリアで、旅行者によって、大きな差が出るのはホテル代です。

観光立国のイタリアでは、一泊数万円以上するゴージャスホテルもあれば、10ユーロ程度で宿泊できる宿泊施設もあります。

最も格安なのは「ドミトリー」タイプ

ユースホステル

格安旅行におなじみなのは、「ドミトリー」と呼ばれる部屋があるホテルです。

ドミトリーとは、部屋が相部屋で(男女別)、トイレ・お風呂が共用の宿泊施設です。共同で使えるキッチンがついていることもあります。イタリアでは、このようなドミトリールームの宿泊代金の相場は、€10~40です。

このようなドミトリールームを持つ宿泊施設は、「ホステル」とも呼ばれます。格安旅行におなじみの「ユースホステル」は、ユースホステル協会に所属している「ホステル」のことです。

私は睡眠に繊細な人間なので、こういった、相部屋スタイルの宿泊施設には泊まりません。

私のようなタイプの人は、眠れなくて体調を崩したりすると、旅程に影響が出て、結局無駄な出費が出る可能性があるので、無理して利用しない方がいいかなと思います。

イタリアで格安ホテルを選ぶときの注意点

シラクーサのホテル

「ホステル」を含んだ、格安ホテルを選ぶ時の注意点ですが、宿泊料金だけで決めず、ホテル予約サイトで、宿泊経験者のクチコミをチェックすることをおすすめします。

安くても評判が悪いホテルは、盗難を含めたトラブルが多く、かえって高くつく可能性もあり、利用しないのが無難です。

逆に「安くて良いホテル」が見つかったら、なるべく早めに予約しないとあっという間に空室がなくなります。「安くて良いホテル」は人気です。当たり前ですね!

「ホステル」や格安ホテルを探すには、格安な宿泊施設を厳選して登録しているホステルクラブというサイトが便利です。

イタリア旅行で食費を抑えるコツ

パニーニ

イタリアは、食の国です。日本人にもイタリア料理はすっかりおなじみです。

そして、ありがたいことに、イタリアは格安なお値段でも、美味しい食事ができる国です。

その格安で美味しい食事を提供してくれるのは、何といってもバール(Bar)です!

バール

バールはコーヒーを飲む場所というイメージがありますが、それだけでなく、パニーノ(具を挟んだハードパン)、切り売りのピザなど、軽食も販売しています。

地元の人で繁盛している人気バールで、こういったパニーノなどを食べれば、一食€10以下で、美味しく食べることができます。

さらにもっと究極の食費節約を考えている人には、自炊をおすすめします(これは、私がやってます!)。

キッチン付きの宿泊施設に泊まり、スーパーや市場で購入した食材で自炊すれば、かなり食費は節約できます。おそらく一食€5以下で食べられると思います。

booking.comでは、キッチンありの宿泊施設に絞って探すことができて便利です。

イタリア旅行でお土産代を安く済ませるコツ

イタリアのスーパー

お土産というのは気持ちですので、買わなくていい!とか、逆に安く済ませようとするのは失礼!などと、さまざまな意見がありますが、ここでは「義理でお土産を買って帰らなきゃいけない」という場合を想定します。

イタリアで、一番手軽な値段でお土産が購入できるのは、スーパーマーケットです。イタリア語ではスーペルメルカート(Supermercato)といいます。

スーパーで、イタリアのお菓子や、乾燥パスタや乾燥キノコなどを購入すれば、軽くて安いお土産をゲットできます。

イタリアのスーパーは、郊外にあることが多く、観光地付近では見つけにくいこともあるので、観光インフォメーションや、ホテルのフロントなどで、近くのスーパーを教えてもらうとよいでしょう。

スーパーは上手に使えば、お土産以外にも、日々の飲料水や、生活必需品など、安く購入できますので、特に連泊する予定の町では、場所を知っておくと便利です。

イタリアのスーパーマーケットでのお買い物方法はこちら→イタリアのスーパー買い方マニュアル!お土産の探し方やエコバッグ事情まで!

イタリアで観光費用を抑えるコツ

観光費用がかからない格安旅行向けのイタリアの町は?

トレヴィの泉

格安旅行におすすめのイタリアの町は…何と言っても、ローマです!

トレヴィの泉、真実の口、スペイン階段、パンテオン…ローマではかなりの見どころを、無料で見ることができます

しかも、ローマは、ほとんどの教会が無料です。カラヴァッジョの傑作や、ラファエロやミケランジェロ作品も、ローマの教会内にあるものは、だいたい無料で見学できます。

もちろん、カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂も無料入場できます(バチカン美術館は有料です)。

逆に物価が高いイタリアの観光都市はどこ?

ヴェネツィア

逆に物価の高さを感じるのは、北部都市であるミラノとヴェネツィア。

スタンダードなミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ四都市周遊型の旅行であれば、ちょっと美味しいものを食べるとか、お土産を探すとか、お金がかかりそうなことはフィレンツェかローマで体験するのがおすすめです。

ただし、フィレンツェやローマも、観光客だらけの地区では観光地値段で物価が高いので、お金を使うイベントは、少しだけ中心外すとよいでしょう。

フィレンツェならアルノ川の南岸「アルトラルノ地区」、ローマなら「トラステヴェレ地区」が、比較的庶民的な地区です。

イタリアでは観光費用はケチりすぎないように!

イタリアで観光費用を少なく済ませるには、美術館や入場料が必要な教会などに、入場観光せず、無料で入れる教会や、町並みを楽しむという方法があります。

ですが、せっかくイタリアに来たからには、「どうしても見たいもの」を節約のために諦めるのでは、旅の意味がなくなってしまいます。

「美術品にはあまり興味がなく、有名作品だからといって鑑賞しなくてもよい」という場合には、美術館をスキップしてもよいですが、もし「見たいなあ…」という気持ちが少しでもある場合は、後から後悔しないように、鑑賞することをおすすめします。

私が、イタリア旅行を重ねてたどりついたのが「見ずに後悔するより見て後悔せよ!」というポリシーです。

旅は、必ずしもコスパでは測れない部分がある体験ですので、後悔しないように楽しみましょう!

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