ファッション大国のイタリア。オシャレなお買い物をする目的で、イタリアに行く女子も多いでしょう。
洋服、靴、バッグ、陶器など、イタリアで買いたいものはたくさんあると思いますが、私がぜひおすすめしたいのは、オーガニックコスメです。
イタリアの薬局は日本の薬局と違う!
イタリアには「farmacia」「erboristeria」などと呼ばれるお店があり、日本語ではよく「薬局」と訳されていますが、日本の「薬局」とはちょっと違います。
「薬局」というよりは「ハーブ薬局」という感じで、お手製の、ハーブコスメを売っているお店があるんです。(「erboristeria」は間違いなくハーブ屋さんですが、「farmacia」は日本と同じように、普通に薬だけを売っている場合もあります。)
中にはそのレシピに非常に古い起源があったり、修道院で修道女たちが受け継いできた作り方だったりと、なかなか歴史と文化を感じるハーブコスメもあります。
イタリアで一番有名なお店は、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局です。13世紀に、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前身である修道院で、薬草を調合し始めたのが薬局の起源で、世界最古の薬局なんだそうです。
イタリアのハーブ薬局は、有名店から、観光客には知られていない地元の人向けのお店まで、数多くありますので、雰囲気のよさそうな「farmacia」「erboristeria」を見かけたら、ぜひお店の中に入ってみて下さい。
フィレンツェのおすすめハーブ薬局をまとめたページはこちら
ハーブコスメで喜ばれるお土産は?
ハンドクリーム
ハンドクリームは、女性はいくつあっても足りない!という方も多いので、喜んでもらえることが多いです。お値段も、お店にもよりますが、€5~€15程度なので、購入しやすいです。
ほとんどの場合テスターがあるので、選びやすいのも嬉しいところです。
ハーブ石鹸
お土産を渡す相手がたくさんいる場合は、€3~€5程度のハーブ石鹸がリーズナブルです。
石鹸も、「もらったら使う」という人が多いため、お土産としては定番です。
イタリアのハーブ薬局には、「フレグランスソープ」と言って、普通の石鹸より香りが強い石鹸もあります。
香りが強いうちは、ポプリのように衣類の引き出しなどに入れて、洋服にほんのり香りをつけ、香りが弱くなったら石鹸として普通に使います。
男性用の香水
イタリア男性は、オシャレな人が多い(と言われている…あまり実感はありませんが)ので、ハーブ薬局でメンズ商品を扱っていることも多いです。
お祖父さんやお父さんなど、年配男性で、あまり香りにこだわりがない方などには、ハーブ薬局でメンズものの香水を選ぶのも、いいお土産だと思います。
ハーブ薬局の香水は、きつい香りは少ないので、お父さん世代の方でも、抵抗なく付けられるものが見つかると思います。