女性だけでイタリアに行く場合に、特に気を付けなければならない、旅先での防犯情報をまとめした。
イタリアではスリ集団に気を付けて!
イタリアは、観光客が多いだけあって、その観光客を狙う軽犯罪が、残念ながら少なくはありません。
日本人は「おとなしい」「言葉がわからない」「警戒心が薄い」などの理由で、こういった犯罪で狙われやすいです。
日本人の中でも、特に女性は、小さくて力が弱いと思われがちなので、子供や女性のスリ集団のターゲットにされやすいです。
私も7度のイタリア旅行で、3度ほど危ない目に遭いかけました(ローマで2回、パレルモで1回)。
しかし、狙われはしましたが、何も盗られませんでした。対策さえとっておけば、イタリアの観光客を狙ったスリ集団からは、確実に身を守れます。
その対策とは、たった3つ!
貴重品を取り出しやすい場所に入れない
パスポートやクレジットカードなど、使わない場合は、服のインナーの中にしまうか、バッグの取り出しにくい場所に入れておきましょう。
スリは、素早くミッションを済ませたいので、すぐに貴重品を引っ張り出せない場合は諦めます。
財布に大金を入れない
その日の観光に使う予定のない大金は、財布に入れないで、インナーにしまうか、もう一つ財布を用意して、取り出しにくい場所にしまいましょう。
周囲に気を配る
本当は、これだけでじゅうぶんです。スリ集団も、カモはたくさんいるので、わざわざ警戒心を漂わせている人は狙いません。
ただし、人間ですから、どうしても気は緩むもの。私も、気が緩んでいる時に狙われかけました。そんな時には、上の二つの対策を取っておけば、問題ありません。
イタリアでのスリ対策に関しては、さらに詳しくまとめたページがありますので、あわせてご覧ください。
日本語で近寄ってくる、親切すぎるイタリア人男性には要注意!
女子だけでイタリアを旅していると、必ず、イタリア人男性が寄ってきます。コレは間違いありません。どんな硬派な格好をしていようと、まるで義務のようにイタリア人男性は寄ってきます。
もうこれは、イタリア人男性の習性のようなものなので、ある程度は、文化の違いを楽しめばよいと思います。
問題は、度を越したタイプがいることと、場合によっては犯罪(スリや詐欺など)を目的に近づいてくるヤカラもいる(かもしれない)ことです。
ストーカー並みにつきまとってくる男もいて、本当にしつこいです。
私のイタリア旅行経験からだと、「片言の日本語で」「頼みもしない親切を押し付けてくる」男には、関わらない方がよいです。
特に、片言の日本語で気を引きながら近づいてくる男は、日本人女性をターゲットにしている可能性が高いので、こういった人の親切は、断固とした口調でお断りした方が無難です(本当に親切だけの可能性もあるかもしれませんが、あまりにもしつこい場合は、他に目的があると考えるのが妥当だと思います)。
断っても断ってもついてくる場合は、有名観光地であれば、警官が巡回していることが多いので助けを求めるか、警察が見当たらない場合は観光インフォメーションや、バールなど、どこでもいいので、人に助けを求めましょう。
なかなか頼れる人が見つからない場合は、とにかく大きな声を出して、自分が困っているということを、周囲にアピールして下さい。イタリア語で「アユート!(助けて!)」と叫ぶのがベストですが、日本語でも何でもいいので、とにかく騒ぐことです。
こういった状況の時、もし日本人男性の観光客に遭遇したら、お願いして、しばらく連れのフリをしてもらうのも手です。男性連れを装えば、だいたいこういったタイプは離れていきます。