【目次】
イタリア旅行では、スーパーマーケットを上手に利用しましょう。
長期旅行では、日用品の補充が必要になることもありますし、食品やお菓子のおみやげも、スーパーで地元の人向けに販売されているものが、断然お得です。
イタリア語はスーパーマーケットは、「スーペルメルカート(Supermercato)」。
大型店は郊外にあるのがほとんどですが、中くらいのサイズのスーパーなら、中心街にも見つかります。
宿泊しているホテルの近くにスーパーがあれば便利ですので、ホテルのスタッフに近くにスーパーがあるかどうか尋ねてみましょう。逆に、スーパーが近くにあるホテルを探すのもおすすめです。
イタリアのスーパーマーケットの営業時間は?
日本の都心では、コンビニ並みの深夜まで営業しているスーパーが増えてきましたが、イタリアのスーパーは、それほど遅くまで営業していません。
もちろん各店舗によって営業時間は違いますが、朝9時か10時くらいに開き、夜は19時、20時くらいで閉まるお店が多いです。
北部や中部イタリアの、人口の多い都市の、人が集まるエリアにあるスーパーは、夜22時くらいまで開いていることもあります。
逆に特に南イタリアでは、小さな町の小さなお店は、お昼休みを取る場合もあるので注意が必要です。
スーパーは、日曜日は終日閉まっていたり、営業時間を短縮することもあります。日本のように「いつでも開いている」感じではないので、スーパーで買い物をする予定がある場合は、営業時間を確認しておきましょう。
イタリアには外からだとスーパーに見えないスーパーがある!
イタリアのスーパーは、幅が狭くて、その分奥行きが広いお店が多いです。
そのため入口が狭く、外からのパッと見た感じだと、スーパーに見えないスーパーがあります。
日本のスーパーの入口は、広々とした自動ドアがウェルカムって感じで待っていますが、その感覚でスーパーを探すと見つからないことがあるので注意しましょう。
スーパーを探すのに一番手っ取り早いのは、地元の人(できれば年配女性がよい)に、「近くにスーパーありませんか?」と聞くことです。
教えられた場所にスーパーが見当たらない場合は、そこらへんのお店のドアというドアをのぞいて確認しましょう。ビックリするほど小さなドアの向こうに、奥行きのあるスーパーが見つかることがあります。
イタリアのスーパーは入口と出口が別
イタリアのスーパーは、入り口と出口が別になっていることが多いです。
万引き防止用の簡易ゲートを通って入店・出店するスーパーもあり、出口のゲートを通った後は店内に戻れず、買い忘れがある時は、外に出て、ぐるっと回って入り口から入り直さなければならないこともあります。
入口と出口の見分け方ですが、青もしくは緑の矢印が書いてあるドアは入口です。出口は、日本の侵入禁止のマークのように、赤いマルの真ん中に線がひいてあったり、赤い線がひいてあったりします。
出口には、ジプシーや物乞いの人がいることがあります。財布はしっかりバッグに閉まってから、お店を出るようにしましょう。
ちなみに1回だけ私は、買い物カゴを腕に持ったまま、お店を出てしまったことがあります(笑)。日本では絶対やらないようなことを、やってしまうのが旅なんですよねえ…。
イタリアの買い物カゴは、車輪がついていて、カートのようにそのまま引いて使えるものがあり、たくさん買い物をするときに便利です。
イタリアのスーパーで買えるお土産のおすすめはお菓子!
イタリアのスーパーは、地元の人向けに、安いお値段で売られているものが多いため、お土産をお得に購入できます。
スーパーで購入するお土産のおすすめは、何と言ってもお菓子類。イタリアの有名メーカーのチョコレートやクッキーなどが、お土産屋さんよりもずっとお得な値段で見つかります。
他に、乾燥させたトマトやきのこ、ペースト類、ヌテッラなど、イタリア人が日常で食べているものを購入するのもおすすめです。
オリーブオイルも安くで売っていますが、スーパーのものは、普通の家庭向けなので、大きなサイズが多く、持ち帰りやすいサイズは見つかりにくいです。
イタリアのスーパーでの野菜の買い方
日本とはちょっと勝手が違うのが、スーパーの野菜売り場です。野菜はたいてい計り売りです。
野菜の買い方の手順をご紹介します。
- 値段の近くに書いてある、その野菜の番号を確認
- 備え付けのビニール手袋を手にはめて、野菜をビニール袋に入れる
- 秤に乗せて、欲しい野菜の番号を押す
- 値段がシールで出てくるので、ビニール袋に貼る
- レジで、最後に他のものとまとめてお支払い
イタリアでは、素手で野菜を触るのはNGですので、備え付けのビニール手袋を使うのを忘れないようにしましょう。
肉・ハム類も量り売りの場合がある!
イタリアで自炊旅行する人は、スーパー内にパックの肉が置いてなくて、ウロウロしてしまうかもしれません。
イタリアのスーパーでは、肉がパック売りではなく、量り売りしていることが多いです。
肉の買い方は、野菜より簡単で、たいていは肉が置いてあるケースの向こうにスタッフがいるので、何をどのくらい欲しいか、100グラム単位かキログラム単位で告げます。
そうすると、秤で計量して紙につつみ、バーコードのついたシールを貼ってくれます。それをレジに持って行って、他の買い物と一緒に支払います。
量り売りの肉を購入する場合は、牛肉=Manzo(マンツォ)、豚肉=maiale(マイアーレ)、鶏肉=pollo(ポッロ)などの単語と、100グラムを意味するetto(エット)というイタリア語を覚えておくと便利です。
ちなみに100グラムはウン・エット、200グラムはドゥエ・エッティ、300グラムはトレ・エッテイです。覚えられない!という場合でも、筆談や身振り手振りで何とかなるので大丈夫!
イタリアのスーパーでのレジ会計時の注意
イタリアのスーパーでは、レジでの会計は、ものすごーく並ぶことが多いので、時間には余裕を持ってレジに行きましょう。
お客さんが山程並んでも、他の空いてるレジを開けないし、レジの交代時間になると、並んでる人がいても、レジを閉めてしまうマイペースぶりです(苦笑)。
それでも、文句を言うお客さんはほとんどいません。客にも都合があれば、店にも都合がある、という風で、お互いマイペースでした。ちなみに、列への割り込みは経験したことないです。
レジに並び、ベルトコンベアーのある所まで進むと、買うものをカゴから取り出してベルトコンベアーに置きます。
自分が買うものと、前の人が買うものの区別がつくように、間には仕切りを置きます。自分が置き終わったら、次の人のために、後ろにも仕切りを置いておくと親切です(仕切りが余っていればですが)。
ちなみにこの仕切りを、レジの人が置いて、そこに「Cassa chiuso」と書かれていたら、そこでレジを閉めてしまうという意味なので、自分の前に置かれたら、「人生ってこんなものさ」という悟りの境地で、他のレジに並びなおしましょう。
クレジットカードは、Visaならだいたい使えます。ただし、小さくて、スーパーと言うより商店という感じのお店では、使えないこともあります。
会計するときは、デリケートでないものは、ぽいぽい投げられます。異文化交流だとガマンしましょう。「投げるんじゃねえよ!」と、もっとホットな異文化交流をするのもアリかもしれませんが(笑)。
イタリアのスーパーは袋代が取られるのでエコバッグ持参で!
イタリアのスーパーでは、会計時にビニール袋をもらうと、数セントと小額ですが、必ずビニール袋代を取られます。
ビニール袋は旅行中に便利なので購入してもよいですが、いらない場合は、エコバッグ持参で行きましょう。会計時に、レジの人にエコバッグを見せれば、だいたい袋不要だと通じます。
日本と違って、袋代を取った後は返してくれない可能性大なので、会計に入る前に、エコバッグ持って来たよ、とレジの人にアピールしましょう。
ちなみに、イタリア人の、布製・ナイロン製のエコバッグ持参率はあまり高くありません。ビニール袋の再利用を持ってくる人がほとんどでした。
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