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イタリア旅行に行く方の中には、「イタリアの一番のお楽しみはお買い物!」という方もいるでしょう。

イタリアで一度に€70以上のお買い物をすると免税手続きをすることでお金が返ってきます。

このページではイタリアでの免税手続きについてまとめています!

このページにはこんなことが書いてある!

  • イタリアの免税手続きの手順を3ステップで解説!
  • 免税手続きの際の注意点も細かく解説
  • イタリアの免税事情…免税対象金額や還元率を解説

このマニュアルを読んで、返ってくるお金はぜひ返してもらいましょう!

イタリアでの免税手続きは3ステップの手順で!

イタリア旅行における免税手続きの手順は、基本的にはこんな感じです。

  • €70以上の買い物をしたお店で免税手続きの書類をもらう
  • 空港の免税カウンターの税関で書類を見せてチェックを受ける
  • 空港の払戻デスクで返金してもらう

そんなに難しくないので大丈夫!くわしく解説していきま~す!

1.€70以上の買い物をしたお店で書類をもらう

まずは商品を購入した際に、お店で免税手続きの書類を作ってもらいます。免税対象となるのはTAX FREE加盟店€70以上のお買い物をした場合です。

お店の入り口に「TAX FREE」を掲げているお店はTAX FREE加盟店です。免税用の書類が準備されていて、店員さんも手続きに慣れています。

「TAX FREE」と書いてないお店でも手続き書類を持っていることがあるので、店員さんに聞いてみましょう。

免税手続き用の書類を作る際は、パスポート番号が必要になります。パスポートの番号が書いてあるページのコピーでよいので持っていきましょう(お店によっては本物のパスポートを求められる可能性はありますが、たいていはコピーでOK)。

出国時に空港で行う手続きでは、書類だけでなく購入したレシートも必要になります。

会計後にレシートをもらうのを忘れないようにしましょう

その場で返金してもらえるお店もある!

イタリアの免税手続きは簡略化が進んでいて、お店での手続きの際にその場で返金可能な場合があります。お店で返金を受けた場合でも空港での税関チェック(ステップ2)は必要です。空港でのチェックを忘れるとお店で受けた返金分がクレジットカードから再度引き落とされます。手数料が上乗せされることもあるので気を付けましょう。

STEP1(お店で書類をもらう)のまとめ

  • 免税対象となるのはTAX FREE加盟店で€70以上の買い物をした場合
  • 書類作成の際にパスポート番号が必要
  • レシートを必ず受け取る
  • お店ですぐ返金を受けられることもあるが、その場合でも空港で手続きが必要

2.出発空港の税関で書類チェックを受ける

イタリアの税関

STEP1で書類をゲットしたら、イタリアを出国する際に、空港の税関カウンターで書類を見せてチェックを受けます。

「税関」はイタリア語/英語で何と言う?

「税関」はイタリア語で「dogana(ドガーナ)」もしくは「dogane(ドガーネ)」、英語で「customs(カスタムズ)」です。

税関でのチェックに必要なもの4点

税関でのチェック&手続きに必要なものは以下の4点です。

  • 店でもらった免税書類
  • レシート
  • 未使用・未開封の商品
  • 航空券

私が手続した際は、商品の提示は求められませんでしたが、未使用であることを確認するために見せるよう言われる可能性があります。

購入した商品をスーツケースに入れて機内預けにしたい場合は、荷物を預ける前に税関へ行きましょう。

チェックイン手続きと税関手続きの順番は?

さて、税関での手続きの際に「航空券が必要」と書きました。

航空券が必要であれば、税関に行く前にチェックインカウンターへ行き、搭乗手続きを済ませて航空券をゲットしなければなりません。

そうすると免税対象の商品をスーツケースに入れて機内預けにしたい場合は、チェックインカウンター(搭乗券を受け取る)→税関(免税手続きを受ける)→チェックインカウンター(荷物を預ける)…という効率が悪い手順になります。

ですが、税関での手続きに必要な航空券はeチケット控えでOKのことがほとんどです。

免税商品を機内預けにしたい場合は、搭乗手続きの前に免税手続きを行う方が効率的です。

ただし空港によっては(もしくは係員によって?)、チェックイン時に発行される正規の搭乗券を求められることもあります。

税関カウンターは非常に混雑していることもあるので、免税手続きがある場合は余裕を持って空港に行きましょう。

保安検査を受けた後でも免税手続きできる?

免税のチェックを受ける税関がある場所は空港によって異なりますが、免税カウンターは保安検査を受ける前のエリアにあることが多いです。

大きな空港では保安検査場を通った先にも免税カウンターが設置されていることもあります。免税品を手荷物として機内に持ち込む場合は、保安検査の後に免税手続きすることは理屈上は可能です。

…が、保安検査場を通った先のエリアで、免税カウンターが「見つからなかった」「閉まっていた」という体験談が散見されます。

免税手続きは保安検査場を通る前に済ませておくのが無難!

乗り継ぎがある場合はどこで税関手続きを受ける?

イタリアの免税手続きは、フライトがEUでの乗継便の場合は、最後に出国するEUの空港で税関手続きを受けるのが原則です。

しかし乗り継ぎ空港で税関手続きをするなら、免税商品を機内預けにできないので(手続きの際に現物が必要)荷物が増えますし、乗り継ぎ時間が少なくて手続の時間が取れないこともあります。

そういった事情が考慮されているのか、イタリアを離れる時にイタリアの空港で免税手続きができることが多いです。

私は、フィレンツェからパリ経由で帰国する際に免税手続きをしましたが、お買い物をしたお店のスタッフさんから、パリの空港の免税カウンターは混んでいるので、フィレンツェの空港で手続きをした方がよいとアドバイスされました。

電子化で税関でのスタンプは不要に

ヨーロッパでは免税手続きの簡略化・電子化が進み、イタリアでも2018年から税関で書類にスタンプを押さなくなりました

スタンプ不要になったことで、免税書類を作っている会社が大手(例:グローバルブルー)である場合は、税関での手続き(STEP2)自体が不要なこともあります。

このあたりはイタリアらしく、ケースバイケースです。その場で係員の指示に従いましょう。

STEP2(税関手続き)のまとめ

  • 手続きに必要なのは「免税書類」「レシート」「未使用・未開封の購入商品」「航空券」の4点
  • 航空券はeチケット控えでOK
  • 購入商品を機内預けにしたい場合は搭乗手続きの前に税関へ
  • EU内乗り継ぎで帰国する場合でもイタリアの空港で手続きできる
  • 2018年から書類へのスタンプは不要に

払い戻しカウンターで免税金額を返還してもらう

書類に免税スタンプをもらったら、いよいよお金を返してもらいます。

空港では、免税カウンターの近くに、払い戻しデスクがあります。

「払い戻し」はイタリア語/英語で何と言う?

「払い戻し」はイタリア語で「rimborso(リンボルソ)」「rimborsi(リンボルシ)」、英語で「refunds(リファンズ)」。

この払戻デスクで現金(ユーロ)で返してもらうのが、一番簡単な方法です。

旅行の最後に現金のユーロをもらっても困るという人もいるかもしれませんが、逆にここでユーロを受け取ることを想定して、最後に空港でお土産を購入するという手もありますよ~!

他に、クレジットカード番号を書類に記入して、クレジットカードに返金してもらう方法もあります。

クレジットカードに返してもらう場合は、デスクの行列に並ばずに、書類に必要事項を記入して、払い戻しデスクの近くに設置してあるポストに投函して返金を待つこともできます。

ただ、書類に不備があると、返金がうまく行われない可能性があります。それほど大金でなければ、現金で受け取る方が楽です。

成田・羽田・関空にも投函ポストあり

免税会社大手のグローバルブルーの書類であれば、成田空港、羽田空港、関西国際空港にも投函ポストがあり、クレジット返金の書類を投函できます(有人の窓口はないため現金での返金は不可)

STEP3(払い戻し手続き)のまとめ

  • 払戻デスクで現金(ユーロ)で返してもらう方法がカンタン
  • クレジットカードに返金してもらう場合は書類を記入して専用ポストに投函
  • グローバルブルーの書類であれば成田や羽田での投函も可能

そもそも免税(tax free)とは何ぞや?

日本でも「消費税」があるように、イタリアでも購入する商品には「VAT」という税がかかっています。

「VAT」は。イタリア国内で消費することを前提にかけている税です。

そのため、イタリアで購入した商品をイタリアで使わずに日本に持ち帰る際は「VAT」が免除されるというルールがあり、これが免税です。

「じゃあ、最初からお店で税を取らなきゃいいんじゃない?」と思いますが、そこは人間性悪説。

ちゃんと「イタリア国内では使わなかった」ということを証明するために、使っていない品物を出国時に空港の税関で見せて税を返してもらうという手順になります。

極論言えば板チョコ一枚でも、イタリアで購入して食べずに日本に持ち帰った場合、税は免除されるべきなのですが、さすがにこんな細かい金額まで返金していられないので、免税には金額の下限が設定されています。

イタリアで免税される条件は€70以上のお買い物!

イタリアで受けられる免税の条件は、イタリアで€70以上の買い物をすること。日本円にすると、€1=160円の計算で1万円くらいですね。

注意が必要なのは、同じお店で同じ日に一度に€70以上の買い物をする必要があるということです。

1枚のレシート金額が€70以上というのが原則で、お店によっては後からレシートの合算はできないかもしれません。支払いはなるべく一度に済ませておくのが無難です。

イタリアで免税手続きをすればどのくらい返ってくる?

さて、気になるのは免税手続きで返ってくる金額。

「少ない金額ならわざわざ面倒な手続きはしなくていい」と考える方もいるでしょう。

イタリアの免税手続きでは、購入したものにもよりますが結構な金額が返ってきます。

私も免税手続きをした際に、思いがけない金額のお金が戻ってきて嬉しかったです!

まず、イタリアのVAT税率を見ておきましょう。

税率品物
22%ファッション類、アルコール類、その他ほとんどの商品
10%日常食でない食品、医薬品
5%バジルやオレガノなどハーブ類
4%書籍、牛乳・野菜・パンなどの日常食品

免税手続きの際に手数料が取られるため、支払ったVATがまるまる返ってくるわけではありませんが、平均的には12~13%の金額が返ってきます。

まとめ

以上、イタリアでの免税手続きについてまとめました。

こちらにまとめたのは基本的な免税手続き方法です。

イタリアというお国柄、お店やスタッフによって手続き方法が違う場合もありますが「購入店で書類をもらう」「税関でチェックを受ける」「現金なら返金デスク、クレジットなら書類投函」という3ステップが基本です。

また、イタリアの空港の税関や返金デスクは長蛇の列になっていることが多いです。

免税手続きをする場合は余裕を持って空港に行くようにしましょう

少なくともフライトの3時間前には空港に到着しておくのがオススメ。私は慎重派だから、もうちょい早く行くかも…

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。