【目次】

イタリアには活気のある市場が多いです!
路面で販売員さんと客が元気に会話しながらお買い物する風景は、イタリアの日常シーン。
見学しているだけでも楽しいですが、ぜひイタリアの市場での買い物にチャレンジしてみましょう!
イタリアの市場には「屋外」と「屋内」がある!
イタリアの市場は、屋外市場と屋内市場があります。
屋外市場は、大きな広場などを利用して、テントを立てて開かれます。野菜や果物、肉、魚類など食料品以外に、衣料品なども販売していることがあります。
有名なものでは、ローマのカンポ・ディ・フィオーリ広場の市場。

屋外での市場の営業時間は、だいたい早朝から昼過ぎまで。時間がキッチリとは決まっていない場合もありますが、夕方まで開いていることはありません。
また、ほぼ毎日開かれる市場もありますが、曜日が決まっていたり、近隣の町と持ち回りになる市場もあります。
屋内市場は、フィレンツェの中央市場が代表的です。

屋内市場は建物全体が市場になっていて、いろいろな売り場に分かれています。
フィレンツェの中央市場は、中にバールやトラットリアもあります。
市場の野菜・肉はスーパーより新鮮で安い!

イタリアの市場の大きな特徴は、野菜や肉が新鮮で安い!
スーパーマーケットの野菜・肉にくらべて格段に安いですし、また見た目もキレイです。
イタリアで自炊に挑戦する場合は、スーパーより市場の利用の方がオススメです!
市場の難点は、スーパーとくらべて営業時間が限られることですね。
市場でお買い物したい場合は、午前中に市場利用ができるようにしっかり計画を立てましょう。
イタリアの市場での野菜の買い方

イタリアの市場の野菜は、量り売りがほとんどです。
市場での買い物の仕方は、「郷に入ったら郷に従え」で、周りの地元客の買い方を最初は観察して、真似すればOKですが、買い方は、大きく分けて二通り。
- セルフサービス型
- オーダー型
1.セルフサービス型
セルフサービス型では、売り場に備え付けてあるビニール袋に野菜を種類ごとに入れます。違う野菜を同じ袋に入れないように注意してください。
使い捨てのビニール手袋が近くに置いてある場合は、必ず手袋を利用して、野菜を素手で触らないようにしましょう。
ビニール手袋の用意が無い場合は、基本的には素手で触ってOKですが、心配な場合は店員さんにさわってよいか聞きましょう。
最後に袋を店員さんに渡し、それぞれ重さを量ってもらって、値段を出してもらい会計します。
2.オーダー型
オーダー型は店員さんに直接欲しい野菜とその量を伝えて購入します。身振り手振りでOK!
店員さんは、キレイな野菜から選んでくれるのでお任せします。もちろん希望がある場合は伝えます。
自分で取れる場所にある野菜はセルフサービス、届かない場所にある野菜はオーダー型、と、二つの方法を混ぜて購入することもありました。
ちなみにバナナは、大きな房しか置いてなくても、3本だけ欲しいなどと伝えると、店員さんがちぎってくれます。またヨーロッパのカボチャは非常に大きいため、切り売りしてくれるお店もありました。
見つからない野菜は遠くから持ってきてくれることも

お目当ての野菜がない場合は、その野菜がないか尋ねてみましょう。イタリア語がわからなくても、スマホで画像を見せれば通じます。
時々、ルッコラなどの葉物野菜は、店頭ではなくコンテナの中で保管していることがあります。そういう場合は、店頭になくても持ってきてもらえます。
イタリアの市場での肉の買い方

イタリアの市場では、肉も量り売りです。
肉を買うときは、「エッティ(etti)」という単語を使うと便利です。200グラムは2etti(ドゥエ・エッティ)、300グラムは3 etti(トレ・エッティ)です。ちなみに100グラムだけは1 etto(ウン・エット)と、語尾が変わります。
キログラムは、イタリア語では「キーロ(Chilo)」で、あまり日本語と変わりません。1㎏は「ウン・キーロ」、2㎏以上は「キーリ(chili)」と複数形になります。

まっ、細かいことは気にしなくても、通じます!
鶏肉(pollo)、豚肉(maiale)、牛肉(manzo)くらいの単語は覚えておくと便利です。ちなみに、豚肉は、薄切り肉はあまりイタリアでは見かけません。
ハム類を買う時も、同じ要領で大丈夫です。切り分けてほしい場合は、手で切り分けるしぐさをして、店員さんに訴えれば通じます。
イタリアの市場では英語は通じる?

「細かいことは気にしなくても通じる」ばかり言ってる私ですが、イタリアの市場では、ローマやフィレンツェなど観光客が多い市場以外では、あまり英語は通じません。
ただし、市場の売り子さんたちは接客のプロなので、こちらの言いたいことを察知する能力が高い人が多いです。
とにかくイタリア人はおしゃべり好きで、コミュニケーションが大事なお国柄です。一生懸命伝えようとすれば、だいたい通じますので、あまり心配いらないです!
支払いにクレジットカードは使える?

イタリアではだいぶクレジットカード支払いが普及してきました。
市場でもクレジット支払いができる可能性はありますが、市場は個人営業が多いため、現金払いのみが多いです。

クレジット支払いは店側が手数料を負担することもあり、個人商店では取り扱っていなかったり、少額の支払いでは断れられることがあります。
イタリアの市場では身の回り品に注意!

イタリアの市場は、地元の買い物客でかなり混雑します。
今まであまり危険を感じたことはありませんが、念のため、特に大きな都市の市場では、スリやひったくりなどの防犯には気を遣いましょう。
買い物に使うお金以外の大金は、バッグ類に入れて持ち歩かないようにしましょう。
まとめ

- イタリアの市場は屋外市場と屋内市場がある
- イタリアの市場の野菜・肉は新鮮で安い!
- 野菜・肉は量り売り
- 英語は通じないこともあるが身振り手振りでなんとかなる!
- クレジットカード払いはできない可能性あり
- 市場は混雑するので身の回り品に気をつけて
イタリアでの買い物について関連記事もあわせてどうぞ

- イタリア旅行マニア
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
2025年4月2日イタリアのレストランで出てくるパンは無料?有料?食べ方マナーは?
2025年3月25日イタリアでぼったくりレストラン被害に遭わないために!心がけたい4つのこと!
2025年3月20日イタリア旅行でレストランを選ぶコツ!地元民で繁盛している店を探せ!
2025年3月16日イタリアのレストランでの食事マナー!絶対NGな行為やドレスコードについて