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シラクーサ

シチリア島きっての観光地であるシラクーサへのアクセス方法。

カターニア、パレルモ、タオルミーナからといった定番の移動方法から、ノート渓谷方面からの行き方など、徹底的に解説します!

カターニアからシラクーサへの行き方

シラクーサ駅

国際空港のあるカターニアからシラクーサに向かうには、バスと鉄道どちらを使っても行けます。

バスは、interbus社で1時間25分(片道€6.2、往復€9.6)。カターニアの鉄道駅、ボルセッリーノ広場(カターニア中心部のドゥオモ近く)、カターニア空港からそれぞれ乗車できます。便数は多く、1時間に1本程度あります。

鉄道だと1時間15分程度で、各駅停車で€6.9、IC(特急)で€10.5。1~2時間に1本程度の本数です。

鉄道とバス、どちらを使ってもさほど変わりはないので、カターニア中心部や空港からシラクーサに向かいたい場合はバスを使い、鉄道駅近くから行きたい場合は、都合のよい時間に便がある方を選べばよいと思います。

バスの時刻表はinterbus社のサイト、電車はTrenitaliaのサイトでご確認ください。

パレルモからシラクーサへの行き方

シラクーサとパレルモをつなぐバスの車窓

パレルモとシラクーサを、シチリア島を突っ切る形で結んでいる長距離バスが、1日に2便います。

所要時間3時間20分で、€13.5。

途中、ほぼ中間点にあたる、エンナという町の近くのサービスエリアで、トイレ休憩を挟みます。

このパレルモ-シラクーサ間のバスは人気があり、バスを運行しているinterbusの公式サイトにも「予約を推奨」と書かれています。

私は3月の、シラクーサ→パレルモ路線を利用しました。満席ではありませんでしたが、何せ1日に2便と本数が少ないので、どうしてもこのバスを利用したい場合は、早めの切符購入が無難です。

このバスは全席指定です。私が利用した時は、乗客が少なく、皆、座席番号を気にしていませんでしたが、満席に近い場合は、切符に記載されている席に座った方がよいでしょう。

切符はバスの運転手さんから直接購入できますが、オンライン購入や切符売り場で購入すると、少し割引があるようです。

パレルモでは、鉄道駅近くの大きなバスターミナルが発着点になり、切符売り場はバスターミナル近くの大きな建物内です。

シラクーサも、鉄道駅近くのバスターミナル発着で、バスターミナル内に、interbusの小さな切符売りブースがあります。

シラクーサのバス切符売り場
こちらがシラクーサのバスターミナルにある、interbusの切符売りブースです。

バスの時刻表はinterbus社のサイトで確認できます。

タオルミーナからシラクーサへの行き方

タオルミーナの鉄道駅

タオルミーナとシラクーサ間は、直通のバスがいないので、鉄道移動になります。

タオルミーナは、中心街と鉄道駅が離れているのが少しネックになります。

タオルミーナへのアクセス方法の記事で、タオルミーナ中心街と鉄道駅の移動についてまとめていますので、ご確認ください。

ノート渓谷方面から

ノートの鉄道駅

シラクーサは、ラグーザ、モディカ、ノートと言った、ノート渓谷の世界遺産の町とも近いので、この辺りの町からの移動を考える方も多いと思います。

まず、鉄道であれば、これらの町との移動時間はそれほどかかりません。ノートで30分、モディカで1時間半、ラグーザで2時間弱くらいです。

しかし、残念なことに、この区間の鉄道は、本数がかなり少ないのです。観光客にはとても便利な線なのですが…。

バス(AST)を使うと、ノートとシラクーサは30分程度で結ばれていますが、モディカやラグーザから向かうと、かなり遠回りをするようで、3時間くらいかかってしまいます。

ノート以外のノート渓谷の町とシラクーサとの間は、距離自体は近いのに、交通公共機関が、観光客の都合の良いようには発達していないので、移動する場合は、慎重に作戦を立ててください。

私はモディカからシラクーサへ移動しましたが、早起きして、早朝の電車を利用しました。

アグリジェントとシラクーサを結ぶ直通バスは今のところ無し!

アグリジェント

シチリア一周旅行をしたいなあと考える人は、地図を見ながら、シラクーサとアグリジェントの間を公共交通機関を使って移動したくなると思います。

しかし、残念ながら、2017年時点で、アグリジェントとシラクーサを直通で結ぶバスや電車は存在しません。

アグリジェントとシラクーサ間を移動するなら、パレルモやカターニア、南のジェーラ(Gela)といった町での乗り換えが必要になり、トータルで5~6時間くらいかかってしまいます。

シチリア周遊型の旅程を組むなら、アグリジェントとシラクーサを移動する真ん中に、パレルモを挟んだ方が、スムーズに移動できます。

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。