【目次】
シラクーサの観光名所は、本土側の高台(考古学地区)とオルティージャ島に、それぞれ分かれています。
シラクーサ全体は、徒歩で回れないほど広いというわけではありませんが、隅から隅まで徒歩移動すると、それなりに時間と体力を要します。
オルティージャ島から考古学地区へ行くには、上り坂を20~30分歩くことになります。
夏場の暑い時期に、あの坂を上るのは、ちょっとしんどいかもしれません。私は3月の滞在でしたが、陽光が強い時間帯に坂道を上ると、少しだけですがバテました。
なるべくシラクーサ内での移動を楽にするために、活用したいのは、シラクーサ内を走っているミニバスです。
シラクーサ市内バスの路線について
シラクーサ市内のミニバスは、1、2、3番線の3つの路線があります。
観光客が利用することが多いのは、オルティージャ島を循環している1番と、鉄道駅近くから、本土の高台・ネアポリス考古学地区へ行く2番です。
これらのミニバスは、地元の人も利用するため、混雑することもあります。
地元の人たちの目が光っていることもあり、それほどスリの危険などは感じませんでしたが、念のため持ち物は身体に引き寄せて、周囲には注意しましょう。
シラクーサ市内バスの運賃
シラクーサ市内のミニバスは、以前は無料バスだったそうですが、現在は1回の乗車券が50セントです。
1日乗車券は€2、1週間券は€7。13歳以下、65歳以上は無料です。
切符は車内の自動券売機で購入します。操作方法はちょっと難しいのですが、観光客に慣れている運転手さんや、地元客が親切に手助けしてくれるので、心配いりません。
ただ、小銭しか使えないので、事前に用意しておきましょう。
シラクーサの市内バスの時刻表は?
シラクーサの市内バスは、日曜日も含めて、毎日朝7時から夜の10時まで走っています
週末の金・土・日は、オルティージャ島を循環する1番バスだけは、夜の2時まで走っています。
ただ、いまいちわからないのが、バスは、何分おきに走っているのかということ。バス停にも、公式サイトにも記載がありませんっでした。
バスを数十分待つこともあったので、スーツケースがない時や、急いでない場合は、歩いたほうが早いこともあります。
少なくとも、オルティージャ島内を移動する場合は、徒歩の方が早いのではないかと感じました。
オルティージャ島と考古学地区をタクシー移動するなら?
オルティージャ島と考古学地区を結んでいる2番バスは、オルティージャ島側の乗り場は、オルティージャ島の入り口近くで、鉄道駅周辺です。
2番バスは、オルティージャの内部までは入っていきません。
オルティージャ島内部の、鉄道駅から遠い場所から、考古学地区まで移動したい場合は、わざわざ鉄道駅近くのバス停まで歩いても、すぐにバスが来るとは限りません。
オルティージャ島内部を、1番バスを使って移動して鉄道駅近くまで行き、2番バスに乗り換えるという方法もありますが、オルティージャ島内部の移動にバスを使うと、かえって遠回りになることもあり、歩いた方が早いことも多いです。
そういう状況を考えると、オルティージャ島内部から考古学地区へ移動したい時に、あまり時間がないという場合は、タクシーを利用した方がよいです。
私はオルティージャ島のアルキメデス広場から、高台の州立パオロ・オルシ博物館までタクシー利用しましたが、€10程度でした。