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 フィレンツェからピサへの行き方

フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅

ピサへ行く観光客の大半は、フィレンツェからピサへ鉄道で日帰りします。

ピサ中央駅で降り、バスか徒歩で斜塔まで行くのが一般的です。

フィレンツェとピサを50分で結ぶノンストップRVが便利!

以前は、フィレンツェからピサへは1時間以上かかっていましたが、現在では、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅とピサ中央駅間を、ノンストップで走るRV(Regionale Veloce)という急行電車が、50分で結んでいます。

ずいぶん便利になりました。このノンストップのRVは、全席自由で、追加料金も必要ありません。

ただし、このノンストップのRVは、本数が少なく、数時間に1本程度しかありません。このノンストップRVを利用したい場合は、時刻表をしっかり確認しましょう。

他にも、途中ノンストップではないRVも存在し、このRVだと1時間10分程度、普通電車(R)を利用すると1時間20分程度の所要時間になります。それでも、以前に比べると速くなりました。

ピストイア、ルッカ経由のピサ行き電車に注意して!

フィレンツェとピサを結ぶ線は二本あり、北側の路線はピストイアやルッカ経由、南側の路線はエンポリ経由になります。

ピストイアやルッカを通ってピサへ行く路線は、エンポリ経由に比べて時間がかかり、フィレンツェからトータルでかかる時間が2時間半近くになってしまいます。

私は2009年にピサに行った際に、このルッカ経由の電車を利用してしまい、かなり時間をロスしました。

以前と比べると、このピストイア、ルッカ経由のピサ行き電車は本数が激減しました。それでも日に数本は走っているようなので、行き先が「ピサ」(復路の場合は「フィレンツェ」)の電車に安易に乗らずに、所要時間や、経由する駅を確認しましょう。

斜塔近くのピサ・ロッソーレ駅は使えない?


ピサの地図を見ると、ピサの斜塔があるドゥオモ広場近くには、ピサ・ロッソーレ(Pisa Rossore)駅という鉄道駅があり、どう見てもピサ中央駅(Pisa Centrale)駅よりも、斜塔に近いです。

では、なぜこのピサ・ロッソーレ駅が、ガイドブックなどであまり紹介されず、「ピサ中央駅で降りてバスか徒歩で斜塔まで行く」という行き方が一般的なのかというと、「ほとんどの観光客がフィレンツェから来る」という理由に尽きます。

フィレンツェからピサへ向かう電車のほとんどがピサ中央駅止まりであり、ピサ・ロッソーレ駅に行くには、中央駅で電車を乗り換えなければならないのです。

ほとんどの観光客は、ピサ中央駅で電車に乗り換えず、バスに乗り換えます。ピサ・ロッソーレ駅より、バス停の方が斜塔に近いためです。そういう事情なので、ピサ・ロッソーレ駅を使う観光客はほとんどいません。

もし、リグーリア州のラ・スペツィア方面からピサに行く場合は、このピサ・ロッソーレ駅に中央駅の手前で停車するので、便利に使える駅だと思います。

 ピサ中央駅から斜塔への行き方

バスでピサの斜塔へ行く

ピサ中央駅から、LAM ROSSA(赤)というバス路線を使って、10分足らずで斜塔まで行けます。本数も10分に一本程度はあり、便利な路線です。片道€1.2。

バス切符は、駅前のタバッキなどで購入できます。バス内でも購入できますが、その際は€2と割高になります。

降車場所では、観光客が多い路線なので、運転手さんが「トッレ(塔)!」と叫んでくれるので、あまり心配はいりませんが、シーズンオフで乗客が少ない場合は、念のため運転手さんに教えてもらうようお願いしましょう。

LAM ROSSAは、駅が始発ではなく、駅から斜塔方面に行くバスと、空港方面に行くバスがあるので、間違えて反対方向のバスに乗らないように、確認してから乗りましょう。

また、観光客が多い路線なので、スリ多発と言われています。乗車時は荷物に気をつけてください。

LAM ROSSAを運行しているバス会社のサイト

歩いてピサの斜塔へ行く

ピサ中央駅から斜塔までは、2㎞ほど離れていますが、途中でアルノ川を渡ったりするせいか、2㎞も歩いたような感じはしませんでした。

坂道もなく、30分足らずで歩いて行けるので、バスの切符を買ったり、バス停を探したり、バスを待ったりしている時間を考えると、歩いて行っても時間のロスはさほどありません。

スリなどの心配をする必要もありませんし、私はピサの斜塔行きは、徒歩推奨です。

ピサの小さい教会

歩いて行けば、途中で、こんなにかわいい、サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会も見れます!

この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。