カスティリオーネ・デル・ラーゴは小さな町です。
ボルセーナ湖に面した町ですが、実は、湖は町のどこからでも見えるというわけではありません。
旧市街の中から湖を見るなら、湖が見えるスポットへの入場観光が必要です。
このページでは、カスティリオーネ・デル・ラーゴで、入場観光がおすすめの見どころをご紹介します。
Palazzo della Corgna(コルニャ宮?)/獅子の城塞
コルニャ宮は、16~17世紀に建てられ、現在はカスティリオーネ・デル・ラーゴの市庁舎として使われていますが、観光のための見学ができます。
内部には、後期マニエリスム期の、ウンブリアで最も大きかった工房のフレスコ画があります。このフレスコ画にはトラジメーノ湖が描き込まれているのがおもしろいです。
このコルニャ宮の入場料(€5)に、湖が見える城塞(獅子の城塞)の見学も含まれます。
獅子の城塞に行くには、建物からいったんテラスのような場所に出て、長い通路をくぐって城塞まで行きます。
城塞は、上をぐるっと歩くことができ、ここからトラジメーノ湖を拝めます。
わかりづらいのですが、一番高い所(Torre=塔)まで上れる入り口がありました。
城塞をぐるっと回って、終点に近い場所に、「Torre」と手書きの紙が貼ってある頑丈なドアがあり、開けたらカギがあいていて、そのまま階段で上ることができました。
観光客に開放されているのか、単にカギを閉め忘れていたのか、よくわかりませんでしたが…上まで上ると、この城塞が獅子座の形(五角形)をしているのがよくわかります。獅子座に似ているこの形から、「獅子の城塞」と呼ばれるようになったそうです。
旧市街内から湖を見下ろすポイントは、この獅子の城塞に入る以外には見つけられませんでした。
ただし、旧市街を出れば、もっと湖に近づくことができると思います。
サンタ・マリア・マッダレーナ教会
カスティリオーネ・デル・ラーゴを遠くから見たときに、たまねぎみたいな、スライムみたいな茶色の丸屋根の教会が目立ちますが、この屋根の持ち主はサンタ・マリア・マッダレーナ教会です。
残念ながら、丸屋根は遠くからしか見えず、教会正面から見えません。
このサンタ・マリア・マッダレーナ教会は、1836年にジョヴァンニ・カプローニという建築家が造った教会です。内部には、ペルジーノ工房の作品や、1300年代のシエナ派による聖母子像などがあります。
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