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 オルヴィエートとはどんな町?

オルヴィエート遠景

オルヴィエート(Orvieto)は、中部イタリアの町に特徴的な、高台に広がる町です。

オルヴィエートがあるウンブリア州は、高台に築かれた旧市街が多いのですが、その中でもオルヴィエートは、切り立った崖の上に立つ町なので、下から見上げる風景も圧巻です。

もちろん高台からの風景も、緑のウンブリアが優しく広がり、素敵です。

オルヴィエートは、イタリアでも名の知れた観光地ですが、この町の一番の目玉は、ドゥオモのサン・ブリツィオ礼拝堂に残る、ルカ・シニョレッリの迫力満点のフレスコ画です。

善人が救われ、悪人が地獄へ落ちていくダイナミックな構図の壁画は、ミケランジェロのシスティナ礼拝堂の『最後の審判』に影響を与えたと言われています。

このルカ・シニョレッリの絵を見に行くだけでも、オルヴィエートに足を運ぶ価値がありますが、オルヴィエートは町並みそのものも風情があり、特にオフシーズンは、平和で静かな雰囲気を楽しめます。

古くは、古代ローマ以前のエトルリア民族が築いたという、このガケの上の町。実際に行ってみると、何となく、人々がこの場所に町を築いた気持ちがわかる気がします。

 オルヴィエートの位置・場所は?

オルヴィエートは、ローマとフィレンツェを結ぶ主要な鉄道線路の途中に位置します。

イタリア旅行の王道ルートの真ん中という、観光客にとっては立ち寄りやすい場所にあるため、日本人旅行者もよく行く町です。

 オルヴィエート観光に必要な所要時間は?

オルヴィエートの端っこ

オルヴィエートの見どころとなる旧市街は、高台にありますが、鉄道とケーブルカーで結ばれているため、鉄道駅から旧市街の移動には、それほど時間はかかりません。

オルヴィエートの旧市街自体は大きくなく、端から端まで2㎞未満です。

鑑賞に時間がかかる大きな美術館などはないので、丸1日あれば、だいたいの見どころは見て回れます。

オルヴィエートだけを見るなら、ローマからの日帰りでじゅうぶんです。

ただし、最近人気なのが、オルヴィエートからバスで行ける、天空の町チヴィタ・ディ・バニョレージョ。オルヴィエートも見て、チヴィタにも行くなら、宿泊する必要があります。

オルヴィエートは、とても平和な雰囲気の町で過ごしやすく、宿泊もおすすめです。

 オルヴィエートに手荷物預かりはある?

オルヴィエートの位置を見ると、ローマとフィレンツェ間を鉄道移動する際に、途中下車して立ち寄りたいと考える旅行者が多いと思います。

そうすると、ネックになるのがスーツケース。

以前は、オルヴィエートには手荷物預かりが無いと言われていて、私もこの旅程を断念したことがあるのですが、現在では、鉄道駅近くに手荷物預かりがあるようです。便利になりましたね!

手荷物預かりは、「Orvieto Welcome Point」という、駅の裏側(ケーブルカー乗り場の反対側)のパーチェ広場(Piazza della Pace)にある、バールと観光案内所を兼ねた建物内にあります。


パーチェ広場はココ!

公式サイトによると、9:00~18:00が営業時間で、大きいサイズのスーツケースだと、4時間で€3、24時間預かりだと€15という料金体系です。

営業時間や料金は変更する可能性もあるので、公式サイト(英語版)で、時間を確認してから利用しましょう。

 おすすめのジェラート屋さん Pasqualetti Gelateria

宿泊したB&Bのオーナーが、オルヴィエートで一番おいしいと言っていたジェラート屋さんが「Pasqualetti Gelateria」です。

一番小さなカップで€2.5でしたが、小さいカップと言っても、他のジェラート屋さんより大きいです!

オルヴィエートの景色に似合った素朴な味で、口当たりが良かったです。場所はメインストリートのカヴール通りから、ドゥオーモへ行く道の途中にあります。

 オルヴィエート旅行におすすめの本

地球の歩き方の、中部イタリア版に、オルヴィエートの観光情報は詳しく載っているので、観光にはこの1冊があれば、ガイドブックとしてはじゅうぶんです。購入の際は、最新版か確認しましょう。

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オルヴィエート大聖堂の、ルカ・シニョレッリの『最後の審判』は、ダンテの「神曲」の地獄編だけでも読んでおくと、さらに味わい深いです。「神曲」はいろんな出版社から出ていますが、私は河出書房新社版で読みました。訳は読みやすかったですし、何と言っても表紙がオルヴィエート大聖堂の壁画です!

 オルヴィエートはツアーで行ける?

オルヴィエートは、ローマとフィレンツェの間にあるため、ローマとフィレンツェ間の移動の際に、観光バスで立ち寄るツアーを時々見かけます。

オルヴィエートを含むツアーは、比較的見つけやすいと思います。

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この記事を書いた人
辺獄
辺獄イタリア旅行マニア
イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。