ポジターノは、ソレントとアマルフィのちょうど真ん中当たりに位置します。
ソレントから行くとバスで1時間くらい、アマルフィからは40分くらいです。
ちなみにこのバスは、ソレントとアマルフィが始発・終点になるバスです。
私はアマルフィからポジターノへ行きましたので、その方法をご紹介します。
アマルフィからポジターノへバスで行く
アマルフィからポジターノへのバスは、アマルフィの海沿いの、バスがたくさん停まっているあたりから、「適当に」出ました。
本当に適当でした。アマルフィは始発のバスが多いので、バスターミナルにいくつかバスが停まっているのですが、その中の、「運転手さんが乗っていて、何となく出発しそうなバスで、行き先がソレント(Sorrento)になっているヤツ」に乗ります。
とはいえ、出発しそうなバスはそれほど多くないので、お目当てのバスを見つけるのは難しくありません。不安な場合は、運転手さんに「ポジターノ?」と確認してから乗りましょう。
バスの切符はバス内では買えません。バスターミナル近くの売店で、バス切符を販売しています。ポジターノのバス停近くにはお店があまりないので、往復で購入しておいた方が便利です。
バスの車窓から海を楽しみたい場合は、左側の座席をゲットしましょう。もちろん帰りは、右側の座席がよいです。
アマルフィ海岸のバスは揺れて酔うことで有名ですが、アマルフィーポジターノ間は、他の区間に比べるとそれほどしんどくありませんでした。それでも、それなりにカーブの道を行きますので、バス酔いに弱い人は気をつけてください。
ポジターノのバス停は2つあるけどスポンダ(Sponda)がおすすめ!
ポジターノの中心部は、海沿いにあり、アマルフィ海岸を走る車道からは遠いです。
つまり、アマルフィと違って、ポジターノはバスが中心部まで行きません。
ポジターノ近くのバス停は2つあり、どちらもポジターノと名が付いています。ひとつが「ポジターノ・キエーザ・ヌオーヴァ(Chiesa Nuova)」、もうひとつが「ポジターノ・スポンダ(sponda)」です。
「キエーザ・ヌオーヴァ」がソレント寄り、「スポンダ」がアマルフィ寄りのバス停です。
グーグルマップなどの航空写真で見ると、この2つのバス停は、中心部からの直線距離が変わらないので、どちらを使ってもよさそうに感じます。
しかしです!よほどの事情がない限り、「スポンダ」を使ってください!
もうこれは、航空写真の罠なのですが、「キエーザ・ヌオーヴァ」は上から見ると中心部に近く見えますが、「キエーザ・ヌオーヴァ」とポジターノの中心部の間にあるのは、ガケです!正真正銘のガケです!
ここが「キエーザ・ヌオーヴァ」のバス停です。地図で見ると、中心部に近く見えますよね。
「キエーザ・ヌオーヴァ」から中心部に行くには、崖下りになるため、かなりの標高差があります。そのため、「キエーザ・ヌオーヴァ」と中心部のムリーニ広場を結ぶ階段は、急勾配すぎる階段で、しかも長いです!ちょっとした登山をイメージした方がよいです。
この階段は、上りも下りも、大変に足に負担がかかります。ポジターノのガケっぽさを体感するには面白い道なのですが、よっぽど健脚な方じゃない限りはおすすめしません。
そう、かく言う私が、「キエーザ・ヌオーヴァ」で降りてしまい、大変な目にあってしまったわけですよ…。道を教えてくれたポジターノの地元の人に、「何でスポンダで降りなかったの?帰りは絶対にスポンダを使いなさいね」と言われてしまいました(笑)。
「スポンダ」は、ムリーニ広場から、東(アマルフィ方向)へ延びている道を、海を右手に見ながら、緩やかな坂道をどんどん上り、バス道路と交わった所にあるバス停です。
坂道は緩やかなので、上りも下りもつらくありません。そして、何よりポジターノの素晴らしいパノラマが見える道なので、あまり遠く感じません。
このようなポジターノの絶景を、スポンダのバス停近くから拝めます。
というわけで、ポジターノのバス停は、スポンダ=推奨、キエーザ・ヌオーヴァ=非推奨と、頭に入れておいて下さい!
また、降りるときに間違えないように、バスに乗る際に、バスの運転手さんに「ポジターノ・スポンダ」に着いたら教えてもらうよう、お願いしておきましょう。
ちなみに、中心街のムリーニ広場にもバス停があり、「なんだこんな近くにバス停あるじゃん」と早とちりしたくなりますが、このバス停は市内バスしか停まらないので、アマルフィやソレントに行くバスはここを通りません。ご注意を。
ポジターノ行きのバスの時刻表を確認するには?
バスを運行している「SITASUD」の公式サイトで、アマルフィーポジターノの、バスの時刻表を確認できます。
「SITASUDの時刻表ページ」に行って、「5070 AMALFI – POSITANO – SORRENTO 」の下にある、PDFファイルをクリックします。
「SITASUD」のページはやや動作が不安定なので、開かない場合は、再読み込みするか、何度かトライしてみてください。
また、時刻表は、スクールデイなどの設定があり、ややわかりにくいので、観光インフォメーションで、どのバスが「今日」いるのかを、確認するのが無難です。
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