イタリアへのフライト所要時間
イタリアへのフライトは、直行便で12時間~13時間、 乗り継ぎ便で14~20時間かかります。
乗り継ぎ便は、乗り継ぎの間の待ち時間で、所要時間が大きく変わってきます。
ヨーロッパ内での乗り継ぎであれば、全体の所要時間から乗り換え時間を引くと、フライトそのものは13~14時間くらいです。
これだけフライト時間が長いと、1時間、2時間の差がかなり大きく感じます。
また、乗り換え空港によっては、乗り換えのための移動が大変なこともあります。
乗り継ぎ便の方が直行便より安い航空券が見つかることが多いですが、それほど値段の差がない場合は、直行便を選ぶのがおすすめです。
イタリア行きのルートは?
日本からイタリアへ行く空路は、大きく分けると、日本から直接イタリア入りする直行便と、他の国の空港で、飛行機を乗り換える乗り継ぎ便があります。
乗り継ぎ便をさらに分けると、ヨーロッパ経由とアジア経由に分けられます。
直行便
直行便は飛行時間が12時間強くらいで、当然イタリアへの最短経路となります。
2016年現在で、日系の航空会社はイタリアへの直行便を飛ばしていないので(復活してほしい…)、日本とイタリアをつなぐ直行便のフライトは、イタリアのナショナルフラッグ、アリタリア航空の利用一択です。
ヨーロッパ経由乗り継ぎ便
ヨーロッパの他の国の空港を経由して、イタリアへ入る人も多いです。
ポピュラーな路線は、パリ経由のエールフランス航空 、フランクフルト・ミュンヘン経由のルフトハンザ航空(ドイツ)、アムステルダム経由の KLMオランダ航空など。
直行便より乗り継ぎ便の方が、安い価格で見つかることが多いです。フライト距離が増えるのに不思議ですよね。
所要時間は乗り換え時間にもよりますが、14~20時間です。
アジア経由乗り継ぎ便
韓国、中国、マレーシア、シンガポール、タイなど、アジア経由でイタリアへ行くフライトもあります。
このアジア経由便が、イタリア行きの最安値の場合もあります。
しかし、アジア経由のフライトは、イタリアまで24時間以上かかることが多く、価格の安さを考えても、時間がかかりすぎて非効率的です。
そのため、経由地に用事がある場合以外は、イタリアに行く方はあまり使わないルートです。
直行便がある都市はどこ?
イタリアへのフライトは、長時間かかるため、なるべく直行便を使いたいところです。
しかし、JALが2010年9月を最後に、イタリアへの直行便を廃止したため、今はアリタリア航空のみが直行便を運航しています。(2016年現在)
アリタリア航空が、日本からイタリアへ直行便で結ぶフライトは、2016年現在で、 東京―ローマ、 東京―ミラノ の2区間です。
(関西線、ヴェネツィア線の直行便はなくなってしまってます。)
これ以外の区間だと、観光名所のフィレンツェでなどであっても、飛行機でその町に入りたい場合は、乗り継ぎ便を利用しなければなりません。
直行便を利用したい場合は、旅程の最初と最後が、ローマ、ミラノ、もしくはこの2都市の近隣都市の訪問になるような旅程を組みましょう。
国際空港のあるイタリアの都市は?
イタリアの主要な大きな空港と言えば、ローマのフィウミチーノ空港と、ミラノのマルペンサ空港。
このイタリアの2大空港が、日本でいえば羽田や成田、関西国際空港に該当し、各国からの国際便が乗り入れていて、日本からの直行便もあります。
他にも、フィレンツェのアメリゴ・ベスプッチ空港や、ヴェネツィアのマルコ・ポーロ空港など、観光地や大都市の空港が、国際線としての利用が多いです。
イタリアも、日本と同じように、各地方の中程度の大きさの町にも、小さな空港があります。
しかし、小さな地方空港は、国内線専用だったり、軍専用だったりして、観光のために利用できるフライトは少ないこともあります。
以下に、国際線としてよく使われる、イタリアの主要空港をまとめてみました。
都市名 | 空港名 | 空港コード | 市街地への距離 |
---|---|---|---|
ミラノ | マルペンサ国際空港 | MXP | 50km |
リナーテ空港(主に国内・欧州線) | LIN | 7km | |
トリノ | カゼッレ国際空港 | TRN | 16km |
ジェノヴァ | クリストフォロ・コロンボ空港 | GOA | 6km |
ヴェローナ | ヴィッラフランカ空港 | VRN | 12km |
ヴェネツィア | マルコ・ポーロ国際空港 | VCE | 12km |
ボローニャ | グリエルモ・マルコーニ空港 | BLQ | 6km |
フィレンツェ | アメリゴ・ヴェスプッチ空港 (ペレトラ空港) |
FLR | 5km |
ピサ | ガリレオ・ガリレイ国際空港 | PSA | 2km |
ローマ | レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 (フィウミチーノ空港) |
FCO | 30km |
チャンピーノ空港(国内線中心) | CIA | 15km | |
ナポリ | カポディキーノ国際空港 | NAP | 8km |
バーリ | バーリ国際空港 | BRI | 8km |
ブリンディシ | パポラ・カサーレ空港 | BDS | 7Km |
パレルモ | ファルコーネ・ボルセッリーノ空港 | PMO | 31km |
カターニア | フォンタナロッサ空港 | CTA | 5km |
※イタリアの空港の正式名称は、歴史的人物の名前が付けられていることが多いですが、空港のある地域名をつけた、通称で呼ばれることも多いです。たとえば、ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港は、フィウミチーノ空港という通称の方が、よく使われます。
イタリア内を空路移動する!
イタリアは、南部に行けば行くほど、鉄道網が発達していません。旅程によっては、イタリア国内での移動にも、鉄道やバスより、飛行機を使った方が、ずっと便利な場合もあります。
ティレニア海側からアクセスしにくい、アドリア海寄りのイタリア南部(バーリ周辺)や、シチリア島、サルデーニャ島などが旅程に入っている場合は、飛行機での移動も考えてみましょう。
イタリア内での移動に飛行機を利用する場合は、日本ーイタリア間の航空券とセットになった、周遊型のチケットを購入するか、もしくはフライトを追加できるチケットを購入するのがお得です。
日本からイタリアへ行く航空券を購入する前に、イタリアでの移動に空路を利用するかどうか、考えておきましょう。