【目次】
イタリアへのフライトはなるべく直行便を選びたいところですが、ミラノ・ローマ以外の都市には、日本からの直行便はありません。
ヴェネツィアやフィレンツェなど、ミラノ・ローマ以外のイタリアの都市に空路で入る場合は乗り継ぎ便を利用することになります。
このページでは、イタリア行きフライトの乗り継ぎ便を選ぶポイントをまとめてみました。
アジア経由よりヨーロッパ経由で!
日本からイタリアへの乗り継ぎ便は、大きく分けて、ヨーロッパの他の都市で乗り継ぐヨーロッパ経由と、アジアの都市で乗り継ぐアジア経由の2つのルートがあります。
アジア経由便はかなり格安な航空券が見つかる場合がありますが、ヨーロッパ経由に比べてフライト時間がずいぶん長くなることが多いです。
イタリアに到着までのフライト時間が、待ち時間も含めて20時間を超えるようなフライトは、経由地に立ち寄る用事が無い限りは、格安といえどもおすすめしません。
イタリアへ乗り継ぎ便で行く場合は、ヨーロッパの都市で乗り継ぐのがスムーズで一般的です。
乗り継ぎしやすい空港を利用する
不慣れな外国の空港で飛行機を乗り継ぐのは、海外旅行に不慣れな場合は結構難しいです。
言葉の壁があるうえに、表示がわかりにくい空港もありますし、空港が大きいと移動が大変な場合もあります。
あまり海外旅行に慣れていないという人は、乗り継ぎ便を使う場合は、あまり大きすぎない空港や、乗り換え表示がわかりやすい空港を経由するのがよいでしょう。
ヨーロッパの空港で、乗り換えがしやすいと言われる空港を挙げてみます。
- アムステルダム空港(オランダ)
- ヘルシンキ空港(フィンランド)
- ウィーン空港(オーストリア)
- チューリッヒ空港(スイス)
これらの空港は乗継便に力を入れていて、コンパクトな設計やわかりやすい表示で、乗り換えがしやすい空港として名高いです。
私はアムステルダム空港、ウィーン空港、チューリッヒ空港を利用したことがあり、この3つの空港は実際に乗り換えしやすかったです。
特にウィーン空港とチューリッヒ空港はイタリアの隣国で、イタリアまでのフライト時間が短いのもメリットです。
チューリッヒ空港のあるスイスは通貨がユーロではなくフランですが、空港内ではユーロが使えるお店がほとんどです。
乗り換え時間はどのくらい確保しておいた方がよい?
各空港には「最低乗継時間(MCT)」というものがあります。
「最低乗継時間(MCT)」とは、飛行機を乗り継ぐ時の入国検査やターミナルの移動にかかる時間を見積もって、その空港での乗り換えに最低限必要とされる時間です。
大規模な空港になればなるほど、この「最低乗継時間」は長くなります。
基本的に、航空会社はこの「最低乗継時間」を満たした乗継プランの切符しか販売しません。
航空会社が責任を持って「乗り換え可能」として販売している航空券なので、飛行機の遅延があり乗り継ぎに間に合わなかった場合は、乗り継ぐ便は待っていてくれたり、次の便に振り替えてくれたりするので、航空券が無効になる心配はありません。
しかし、長時間フライトで疲れた身で飛行機の遅延に遭い、慣れない言語で係員さんと交渉したり手続きしたりするのは、できれば避けたい面倒です。
また、乗り換え時間が少ない場合は、荷物の積み込みが間に合わずロストバゲージが起こりやすくなります。
とは言え、乗り換え空港での待ち時間が長すぎると待ち疲れしてしまうということもあるので、乗り換え時間をあまりにも長く取るのもあまりよい選択ではありません。
私は経由便を使う場合の乗り換え時間は、各空港が定める「最低乗継時間」に30分~1時間をプラスした時間を、乗り換えにベストな時間と考えて航空券を探しています。
利用する空港にもよりますが、だいたい1時間半~2時間くらいがベストかなと思っています。
同じ航空会社の飛行機で乗り継ぐのが安心!
最近は航空会社同士の提携が増えてきて、違う航空会社のフライトを乗り継ぐ航空券をよく見かけます。
ですが、乗り換え便には飛行機の遅延・ロストバゲージなどのトラブルリスクがあるので、できれば同じ航空会社のフライトを乗り継ぐことをおすすめします。
何かトラブルがあった場合、同じ航空会社で乗り継いでおけば、交渉や、係員同士の連携がスムーズです。
イタリア行き乗継便を選ぶポイントまとめ!
- ヨーロッパの都市で乗り継ぎする便がスムーズでおすすめ
- 乗り継ぎしやすい空港を選ぼう。おすすめはウィーン空港とチューリッヒ空港
- 乗り継ぎ時間は1時間半~2時間くらいがよい
- 同じ航空会社の便で乗り継ぐとトラブルに強い
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