【目次】
ヴェローナは、非常に見どころの多い町です。
滞在時間が短い場合は、どこを優先的にまわるべきか、贅沢な悩みが出てくるほどです。
私が足を運んだヴェローナの観光名所を、一挙にご紹介します。特におすすめの観光地には、おすすめマークをつけています。
ヴェローナの古代遺跡
アレーナ(円形闘技場)
ヴェローナの象徴である、古代ローマ時代の円形闘技場です。
雄大なローマのコロッセオに比べると、ピンク色の石がつかわれていることもあり、優雅で女性的に見える、かわいらしい闘技場です。
オペラの野外劇場として現在も使われているため、保存状態も良好です。観客席まで上れるので、内部入場観光がおすすめ!
イタリア語:Arena
ヴェローナの公式サイト:http://www.turismoverona.eu/
アレーナのオペラ公演のサイト:http://www.arena.it/
テアトロ・ロマーノ
アディジェ川を渡った先にある遺跡群。上まで行くと、ヴェローナの美しいパノラマが見られる絶景ポイントがあります。特に夕景が美しいのでおすすめです!
パノラマ以外にも、古代ローマ時代のモザイクや、発掘品が展示されています。
ローマ劇場跡では、夏場に野外上演が行われるそうです。
イタリア語:Museo Archeologico al Teatro Romano
ヴェローナの公式サイト:http://museoarcheologico.comune.verona.it/
ヴェローナの美術館・モニュメント
カステルヴェッキオ(市立美術館)
川沿いに堂々と建つ、カステルヴェッキオは、ヴェローナ特有のバラ色をした大きなお城です。
内部が美術館になっていて、ピサネッロやクリヴェッリなど、ルネサンス前夜・国際ゴシック期の画家の作品が充実しています。
ルネサンス期作品が多いイタリアの美術館の中では、素朴な「国際ゴシック期」の傑作が楽しめる、珍しい美術館だと思います。特に心に残った作品は、ステファノ・ダ・ヴェローナ「バラ園の聖母」、ピサネッロ「ウズラの聖母」。
美術品鑑賞だけでなく、二階にはスカリジェロ橋を見降ろせるテラスのような所があり、街の眺めも楽しめます。
ランベルティの塔
ヴェローナのバラ色の町並みを上から見てみたい!と、上ったのが、エルベ広場にあるランベルティの塔。てっぺんまで上るのは、それほどきつくありませんでした。
頂上はネットが張り巡らせてあって、その下のテラスからの眺めの方が美しいです。
個人的には、ヴェローナのパノラマを見るなら、アディジェ川の風景が見える、テアトロ・ロマーノからの眺めの方が好きでした。
ヴェローナの教会
ドゥオモ
地球の歩き方では、おすすめマークがついていませんが、なかなか見どころの多い、ロマネスク教会です。
ドゥオーモ通りに面している入り口、ドゥオーモ広場に面している入り口、どちらもロマネスク期特有の、素朴でどこか愛嬌のある装飾がかわいらしいです。
内部にはティツィアーノの「聖母被昇天」のフレスコ画があり、必見です。
サンタナスターシア教会
アディジェ川沿いにある大きな教会。入り口近くで「重たいよ~!」と言わんばかりに、顔をゆがめて水盤を支えている二つの人物像が有名です。
ピサネッロの「聖ゲオルギウスと王女」という作品も有名なのですが、残念ながら高い所にあり、よく見えません。この絵を目的に行く人は、オペラグラスを持参した方がよいです。
サン・フェルモ・マッジョーレ教会
教会内部に残るフレスコ画が印象的な、ロマネスクとゴシックが混在した教会。
右手奥の方に「APERTO(=開いてます)」と書いてあるドアがあり、開けると地下へ下りられました。地下にも中世のフレスコ画がところどころ残り、雰囲気がよいので、忘れずに鑑賞しましょう!
サン・ゼーノ・マッジョーレ教会
私がヴェローナで最も気に入った教会です。イタリアを代表するロマネスク教会のひとつです。
ロマネスク彫刻が残る青銅扉のレリーフは、主祭壇の反対側です。保存のためか、私が入ったときは、この扉は出入り口として使われていなくて、教会の左手から入りました。
そのため、青銅扉のレリーフは、入り口から見て右手の方にありましたが、注意して探さないと見逃しそうなので、気をつけてください。
サン・ベルナルディーノ教会
ヴェローナでは珍しく、無料で入場できる教会です。
ヴェローナの他の観光地と離れた場所にありますが、静かな回廊の雰囲気が素敵です。
フレスコ画の残る「モローネの間」は、係員さんにお願いして、カギを開けてもらって鑑賞します。喜捨制度でした。
「ロミオとジュリエット」にちなんだ観光地
「ロミオとジュリエット」に関連した観光地は、他のページでまとめてあるので、下記のリンクをご参照ください。
- イタリア旅行マニアで今まで9回イタリアに足を運んでいます。何度でもイタリアに行く自分のために、イタリア旅行のマニュアルを作成したのがこのサイトです。
- 2024年11月17日宿泊税とは何か?イタリアではホテル代以外の料金が徴収される!
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