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ヴェローナは「ロミオとジュリエット」の舞台となった町

かの有名な、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」は、ヴェローナが舞台です。

中世の北・中部イタリアは、皇帝派(ギベリン)と教皇派(グエルフィ)の派閥闘争に明け暮れていました。その派閥が違う家どうしの男女が恋に落ちる、というのが「ロミオとジュリエット」のあらすじです。

世界中に知られている、この悲恋物語にちなんだ観光地がヴェローナにはいくつかあり、新婚旅行やカップルでイタリアを訪れる観光客に人気です。

「ロミオとジュリエット」は実話ではありません!

本

ヴェローナには「ジュリエットの家」「ジュリエットのバルコニー」「ジュリエットのお墓」といった観光名所が存在します。

そう聞くと、「えっ?ジュリエットって実在したの?」と思われるかもしれませんが、「ロミオとジュリエット」はフィクションです。実話ではありません。

「ロミオとジュリエット」にあらすじが近い民話は、ヨーロッパに昔から複数存在し、ヴェローナが舞台でないストーリーもあります。シェイクスピアは、それらの話を下敷きにして、物語を書いたと言われています。

では、なぜ、ヴェローナに「ロミオとジュリエット」関連の観光地があるのか、というと、シェイクスピアがモデルにした、ロミオのモンテッキ家、ジュリエットのカッペレッティ家自体は実在しています。

それで、モンテッキ家や、カッペレッティ家にまつわる史跡が、そのまま「ロミオとジュリエット」と結びつけられて、いまや観光名所となった…というわけです。

「ロミオとジュリエット」関連の観光名所紹介

そういうわけで、ヴェローナに残る「ロミオとジュリエット」関連の観光名所は、史実に基づく観光地ではありません。

ですが、「ロミオとジュリエット」の雰囲気を味わう、ちょっとした恋愛のパワースポットになっているため、訪問する観光客は多いです。

テーマパーク感覚で訪れてみたいという人も多いので、ご紹介します。

ジュリエットの家

ヴェローナ

エルベ広場の近くにある建物が、「ジュリエットの家」と呼ばれています。

この建物にあるバルコニーが、「おお、ロミオ。なぜ貴方はロミオなの?」のバルコニーを彷彿とさせるため、このバルコニーでカップルが写真撮影するのが、定番となっています。

内部は、古い家具や衣類が展示されていますが、正直、入館料を払って中に入る価値があるかどうかは、バルコニーで写真撮影したいかどうか次第だと思います。

この家の庭には、ジュリエット像が置かれていて、右の胸に触ると、幸せな結婚ができると言われています。

このジュリエット像は、屋外にあり、館内入場しなくても、無料でタッチすることができるため、行列ができています。

ジュリエットの墓

ヴェローナ

「フレスコ画博物館」の中庭部分の地下に、ジュリエットの墓と言われるお墓があります。

ジュリエットの墓を見るためには、「フレスコ画博物館」への入場料が必要です。

「ジュリエットの家」と「ジュリエットの墓」の共通券

「ジュリエットの家」と「ジュリエットの墓」は共通券があり、それぞれ単独の入場券を購入するよりお得です。

また、他のヴェローナの観光地にも入りたいなら、各見どころの入場がフリーになる「ヴェローナカード」を購入した方がお得な場合もあります。

詳しくは下記の、ヴェローナ市の公式サイトでご確認ください。

ジュリエットの家/ジュリエットの墓
イタリア語:Casa di Giulietta/Tomba di Giulietta
ヴェローナ市公式サイト:http://casadigiulietta.comune.verona.it/

ヴェローナの魅力は「ロミオとジュリエット」だけじゃない!

ヴェローナの「ロミオとジュリエット」関連の観光地は、確かに人気が高いのですが、上述したように、いわゆる「本物」ではなく、観光客向けに仕立てている感もあるため、「いまいちだった」という旅行者も多いです。

ヴェローナの魅力は、「ロミオとジュリエット」だけではありません。

ヴェローナは、とにかくアディジェ川沿いが美しい町だと思います。テアトロ・ロマーノからの眺めは最高ですし、川沿いの教会も見どころがあります。スカリジェロ橋あたりの風景も美しいです。 夕景・夜景もロマンチックです。

ヴェローナでは、ゆっくり時間をとって、美しい町並みを歩くことをおすすめします。バラ色の建物が続く女性的な雰囲気の町並みは、ヴェローナが、「ロミオとジュリエット」の舞台にふさわしい町であることを実感させてくれます。

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